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山口 周南 5人殺害・放火事件 保見光成被告 第8回公判 2015/7/7 医師に対する証人尋問

2015-07-07 | 死刑/重刑/生命犯

精神鑑定した医師が証言 
 NHK NEWS WEB 山口放送局 07月07日 21時10分
 周南市で男女5人を殺害したなどとして殺人と放火の罪に問われている保見光成被告の裁判員裁判で、精神鑑定を行った2人の医師が証言しました。
 保見光成被告(65)はおととし7月、周南市の山あいの集落でみずから作った木の棒で近所の男女5人の頭などを殴って殺害し住宅2棟を全焼させたとして、殺人と放火の罪に問われています。
 争点となっている被告の責任能力について妄想性障害という結果が出されていて検察は「完全責任能力があった」と主張しているのに対し、弁護側は「責任能力を失っていた」と無罪を主張しています。
 7日の裁判では被告の精神鑑定を担当した2人の医師が証言しました。
 このうち保見被告が起訴された後に鑑定にあたった医師は、妄想性障害と診断した理由として「自分の考えが正しいと決めつける被告のもともとの性格や10年前に両親を失い、集落で孤立していった周囲の環境が影響している。思い込みが孤立を深め、孤立が新たな思い込みを生んだ」と証言しました。
 その上で、被告が逮捕された当時認めていた事件への関与について「足をたたいたが頭などはたたいていない」などと裁判の中で否定していることについて、嘘を言っているのではなく頭の中にある内容そのものが思い込みなどで変わってきているためだと指摘しました。
 また、起訴前に行われた鑑定を担当した医師は「当時は精神障害は認められず、責任能力への影響はなかった」と異なる結果を示しました。
 その上で起訴後の鑑定結果について意見を求められると「鑑定の時期が違い『真犯人がいる』といった被告の陳述が変わってきているため妄想性障害という結論は妥当といえる」と証言しました。
 裁判は今月8日、証人尋問が行われたあと10日、検察による論告求刑が行われます。
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