名古屋老女殺害容疑の名大女子学生「高校時代に友人に毒。友人に障害」

2015-01-29 | 少年 社会

<名古屋・女性殺害>毒の影響か、同級生に障害 校長が会見
 毎日新聞 1月29日(木)0時45分配信
 名古屋市千種区の無職、森外茂子(ともこ)さん(77)が殺害された事件で、愛知県警に殺人容疑で逮捕された名古屋大学の女子学生(19)が「高校時代に友達に毒を飲ませた」という趣旨の供述をしていることについて、女子学生が通っていた東北地方にある私立高校の校長が28日、記者会見し、同じクラスだった男子生徒が薬物の影響とみられる症状で入院していたことを明らかにした。女子学生の関与は不明だが、男子生徒は視力が低下するなどの障害が残ったという。
  校長の説明によると、男子生徒は2012年6月中旬ごろ「体がだるい」と訴え、欠席が増えた。その後一時的に回復したが、同10月には視力が低下するなどして入院。医師は「薬物が原因の可能性がある」と指摘し、事件性が考えられることから警察に通報したという。
  警察は理科室などの薬品を調べたが、生徒の体から検出された薬物は見つからなかった。また学校は生徒の自宅や通学路も点検したが、不審な点は見当たらなかった。
  男子生徒は同12月5日に休学し、翌年7月に復学したが、自由に体を動かすことができなくなったこともあり、14年3月に特別支援学校に転出した。
  校長はこれらの出来事を公表しなかった理由について「在校生に動揺を与えたくなかった」と説明した。
  一方、愛知県警は28日、森さんの死因が、頸部(けいぶ)圧迫による窒息死の可能性が高いとする司法解剖の結果を発表した。身を守ろうとした際にできる傷がないことなどから、県警は部屋に招き入れられた森さんが、いきなり襲われたとみている。
  県警によると、室内には女子学生のものとみられるキャリーバッグがあり、その中に手おのがあった。携帯電話や財布が入った森さんのかばんも室内の収納スペースから見つかった。また室内の血痕が拭き取られたような形跡もあったという。【大野友嘉子、三上剛輝】
 ◎上記事の著作権は[毎日新聞]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
女性殺害:名古屋大生「高校時代に友人に毒。友人に障害」
 毎日新聞 2015年01月28日 15時00分(最終更新 01月28日 16時33分)
 名古屋市千種区の無職、森外茂子(ともこ)さん(77)を殺害したとして、名古屋大学の女子学生(19)が愛知県警に殺人容疑で逮捕された事件で、女子学生が調べに対し、「高校時代に友達に毒を飲ませたことがある。友達には障害が残った」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かった。県警は、殺人事件の背景や動機に関わる供述とみているが、内容にはあいまいな点もあり、慎重に裏付け捜査を進める。
 捜査関係者によると、女子学生は「友達に毒を飲ませたら、学校をしばらく休んだ」などと供述しているという。母校の東北地方の私立高校教頭は毎日新聞の取材に「毒を飲ませたかどうかは把握していないが、(女子学生の周囲には)目が見えなくなった同級生はいる」と答えた。別の関係者は「同級生の男子生徒が毒を盛られ、その後失明したと聞いている」と話している。
 大学の友人らによると、女子学生は薬品知識が豊富で、周囲に「購入したハムスターに自分で作った薬を投与して効果を試した」と話していた。
 一方、捜査関係者への取材で女子学生が「おのは中学生の頃から持っていた」などと供述していることも分かった。さらに「人を殺してみたかった」「誰でもよかった」などとも話している。女子学生のものとみられるツイッターには、昨年12月7日の事件当日に「ついにやった」と殺人を示唆するような書き込みもあった。
 県警は、以前から殺人願望を抱き、たまたま宗教の勧誘に来て知り合ったばかりの森さんを標的にした可能性があるとみて追及する。
 県警千種署は28日午前、女子学生を名古屋地検に送検した。逮捕容疑は昨年12月7日昼ごろ、名古屋市昭和区の自宅アパートで森さんを手おので殴るなどして殺害したとしている。容疑を認めている。【三上剛輝、大野友嘉子】
 ◎上記事の著作権は[毎日新聞]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
女性殺害:女子名大生、12月半ばから友人 連絡とれず
 毎日新聞 2015年01月27日 23時04分(最終更新 01月28日 07時26分)
 名古屋市千種区の無職、森外茂子(ともこ)さん(77)を殺害したとして、名古屋大学の女子学生(19)が殺人容疑で逮捕された事件で、複数の知人によると、逮捕された女子学生は、事件後の昨年12月半ばから連絡が取れなくなり、友人が無料通信アプリ「LINE(ライン)」でメッセージを送るなどしたが、返信はなかったという。
 知人らによると、女子学生は、名古屋大学内の部活動でムードメーカーとして活躍。普段は静かだが、感情の起伏が激しい一面もあった。薬品の知識を周囲に力説することがあり、「ハムスターを購入して、自分で作った薬品を投与して効果を試した」と周囲に話していたという。
 知人の大学生は「彼女を心配して家まで様子を見に行った友達もいる。ショックです」と話した。
 女子学生の東北地方の実家の近隣住民らによると、女子学生は両親と妹の4人家族で、数年前に新築の一軒家に引っ越してきた。近所の男性(67)は「明るく円満な家族という印象。お姉ちゃんはよく自転車で出かける姿を見た。事件を起こすような子には見えない」と驚いた様子。近くの女性(82)は「両親は共働きで、子ども2人で家にいた。回覧板を回すとニコニコして『ありがとう』と言ってくれる子だった」と話した。
 女子学生の母校の私立高校の教頭(52)は「(事件を聞いて)驚いた。事実かどうか確認できていないが、問題があったとは聞いていない。普通の生徒で、熱心に勉強もしていたはず。自分の心と向き合う教育にも力を入れていただけに、信じられない」と肩を落とした。【加藤沙波、三上剛輝、式守克史】
 ◎上記事の著作権は[毎日新聞]に帰属します


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。