座間事件
白石容疑者起訴へ 強盗殺人罪の適用も視野
毎日新聞2018年8月31日 06時00分(最終更新 8月31日 06時00分)
神奈川県座間市のアパートで９人の遺体が見つかった事件で、東京地検立川支部は殺人容疑などで逮捕されていた無職の白石隆浩容疑者（２７）について、刑事責任を問う方針を固めた。関係者が取材に明らかにした。４月３日から約５カ月間の予定で実施している鑑定留置の結果を踏まえ、強盗殺人罪の適用も視野に９月にも起訴するとみられる。
一連の事件は昨年１０月３０日に発覚。警視庁高尾署が行方不明になった東京都八王子市の女性（当時２３歳）を捜していたところ白石容疑者が浮上し、自宅アパートから１５～２６歳の男女９人の遺体が見つかった。
白石容疑者は翌３１日、この女性への死体遺棄容疑で逮捕された後、それぞれの被害者に対する殺人容疑などで計９回再逮捕された。
地検立川支部は、白石容疑者が「金などが目的だった」と供述したことから、強盗殺人罪の適用も検討。週明けの鑑定留置の終了を踏まえ、起訴するとみられる。【遠山和宏、金寿英】
◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です
――――――――――――――――――――――――
産経ニュース 2018.8.31 02:00更新
座間９遺体事件「責任能力あり」 鑑定受け白石容疑者起訴へ 東京地検立川支部
神奈川県座間市のアパートで昨年１０月、９人の切断遺体が見つかった事件で、殺人と死体遺棄容疑などで逮捕、送検され鑑定留置中の無職、白石隆浩容疑者（２７）について、東京地検立川支部が精神鑑定を実施した結果、刑事責任能力があると判断したことが３０日、捜査関係者への取材で分かった。９月初旬にも鑑定留置を終えるとみられ、地検支部は同月中に殺人罪などで一括して起訴するもようだ。
捜査関係者によると、白石容疑者は逮捕当初から「金銭目的だった」などとして一貫して容疑を認め、「証拠隠滅のために殺害し、遺体を遺棄した」と供述していた。
地検支部は４月から約５カ月間にわたって白石容疑者を鑑定留置し、刑事責任能力の有無や程度を調べた。専門医による面談や病院での精密検査などで事件当時の精神状態を調べた結果、９人を殺害した経緯など白石容疑者の事件の説明に矛盾はなく、責任能力を問えると判断した。
警視庁高尾署捜査本部によると、白石容疑者は昨年８～１０月、ツイッターなどで知り合った男女９人を座間市の自宅アパートで殺害し、遺体を切断して室内の箱などに遺棄したとされる。これまでに９人全員に対する殺人と死体損壊・遺棄などの容疑で１０回逮捕されていた。
■座間９遺体事件
神奈川県座間市のアパートで平成２９年１０月、当時１５～２６歳の男女９人の切断遺体が見つかり、警視庁が殺人容疑などで白石隆浩容疑者を逮捕した。ツイッターなどのＳＮＳ（会員制交流サイト）に自殺願望を書き込んだ若者を標的に、「一緒に死のう」などと誘い出す手口が波紋を呼び、政府は自殺を誘引する有害な投稿の監視強化などの再発防止策を決定した。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
――――――――――――――――――――――――
◇ 座間事件9人殺害 「根暗でごめんね」白石隆浩容疑者 精神鑑定へ 2018/4/2 東京地検立川支部
◇ 座間9人遺体 白石隆浩容疑者、幼少期から二面性を使い分け？ 家族の謎
..................