中日・谷繁の怠慢プレーに「落合博満前監督の名将ぶりを再認識」との指摘

2013-06-14 | 相撲・野球・・・など

中日・谷繁の怠慢プレーに「落合博満前監督の名将ぶりを再認識」との指摘
2013年06月13日 12時21分 提供:夕刊ガジェット通信
 あの谷繁元信(42)がまさか怠慢プレーするなんて……。
 6月9日の中日対ソフトバンク戦(ナゴヤドーム)で、事件は起こった。中日は3対4と1点リードを許した八回一死二、三塁で、投手・岡田がワイルドピッチ。しかし、捕手・谷繁はなぜかその場に立ちすくみ、三塁ランナーだけでなく、二塁ランナーの生還まで許してしまったのだ。
 このプレーが逆鱗に触れ、高木守道監督は投手・岡田だけでなく、捕手・谷繁まで交代させた。試合後、谷繁は「追わなかった俺が悪い。捕りにいかなかったから2点目が入った」と素直に反省した。
 なぜ、模範的プレーヤーだったはずの谷繁が、まさかの怠慢プレーをしてしまったのだろうか?
 この背景には、落合博満前監督が退任したことと深く関係しているように思える。

    

 落合前監督は03年秋の就任当初、こう話していた。
 「今のエースキャッチャーは谷繁だけど、競争だ。ケツに火がボウボウとついているよ」
 就任から退任が発表されるまで、落合前監督は谷繁をほとんど褒めなかった。それは、「褒めたら気を抜く」と見抜いていたからにほかならない。
 落合前監督が尻を叩き続け、厳しい監視の目を光らせていたからこそ、谷繁は40歳を過ぎても現役でプレーできる息の長い選手になったとも言える。
 8年間にわたり、ムチを与え続けた落合前監督は退任発表後、サヨナラ打を放った谷繁の頭を撫でるというアメを与え、退任会見ではベタ褒めした。
 「一番変わったのは谷繁(元信)かもしれません。FAで来て、よそでレギュラー捕手だったわけですが、彼にも甘いことは一切言わなかった。彼が指導者になったとき、今まで経験したことをやってくれれば、いい指導者になると思います」
 果たして、落合前監督だったら、谷繁はワイルドピッチを追わないという愚行を犯しただろうか。いや、それ以前に落合前監督であれば、谷繁をもっと上手く操縦していただろう。
 希代の名捕手・谷繁のあまりに“らしくない”プレーは、図らずとも、落合前監督の抜けた穴を痛感させられる出来事でもあった。※写真は落合博満著『采配』(ダイヤモンド社)より
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中日・高木監督の谷繁懲罰交代への批判に「落合なら絶賛されている」の声
楽天WOMAN 06/12 11:46
 日本人はイメージを引きずり、先入観で物事を判断する傾向にある。9日の中日対ソフトバンク戦(ナゴヤドーム)で、それを象徴するような出来事が起こった。
 中日が1点をリードされた八回一死二、三塁で、投手・岡田がワイルドピッチ。しかし、捕手・谷繁はなぜか追いに行かず、二塁ランナーの生還まで許してしまった。このプレーに怒った高木守道監督は、すぐさま谷繁を交代。試合後、谷繁は「追わなかったおれが悪い。捕りにいかなかったから2点目が入った」と猛省した。
 この件に関して、なぜか高木監督を非難する声が上がっている。「谷繁のプライドを考えろ」「谷繁は2千本打者だぞ」......。
 しかし、この采配を落合博満前監督が振るっていても、そう批判するだろうか。「さすが、落合。聖域なし!」などと絶賛されたはずだ。
 では、なぜ落合監督は評価され、高木監督は評価されづらいのか。
ひとえに、『高木守道=ダメ監督』、『落合博満=名将』というイメージがまとわりついているからにほかならない。
 しかも、今季の高木監督は試合中のベンチ内で井端を叱ったり、「荒木はレギュラー剥奪」と報道陣に話してみたり、これまで中日を支えてきた功労者に対して冷酷な態度を取っている。
 そして、今回の谷繁の懲罰交代が行なわれた。
 この一連の流れがあったため、「谷繁を懲罰するなんて...」という意見が噴出してくるのだ。
 だが、考えてもみてほしい。サイン違いという理由があろうが、こぼれているボールを追いかけない捕手は、もはやプロ野球選手とは呼べない。まして、谷繁という球史に名を残す素晴らしい選手だからこそ、あのような怠慢プレーをしてはいけない。みずからの栄光の歴史に泥を塗る行為だったのだ。事実、この日の『プロ野球ニュース2013』(CSフジテレビONE)で、横浜時代の恩師である大矢明彦氏は苦言を呈していた。
 グランドに出れば、年齢やキャリアなど関係ない。谷繁というフィルターをかけずに、『ある捕手』と文字を変えれば、このプレー後の交代に異論は出ないはずだ。
 たしかに、高木守道監督の選手操縦術には首を傾げたくなることが多い。だが、今回の谷繁の懲罰交代に関しては、もっと評価されてしかるべきである。
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「落合博満前監督から学んだこと」谷繁元信・中日ドラゴンズ捕手 2012-01-27 | 野球・・・など 
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