福井県 工作機械メーカー会長松浦正則さん殺害 介護の73歳妻に猶予付き判決 福井地裁 2015/6/12

2015-06-12 | Life 死と隣合わせ

夫殺害:介護の73歳妻に猶予付き判決 福井地裁
  毎日新聞 2015年06月12日 19時28分
 自宅で介護していた寝たきりの夫を絞殺したとして、殺人罪に問われた松浦米子被告(73)=福井市御幸2=の裁判員裁判で、福井地裁は12日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)を言い渡した。
 入子光臣裁判長は「肉体的、精神的に追い詰められていた」と認定、「刑に服させるよりも社会で夫の冥福を祈らせるのが相当」と判断した。
 夫は、福井市の工作機械メーカー「松浦機械製作所」会長で元福井県公安委員長の松浦正則さん(当時77歳)。
 判決によると、正則さんは難病のパーキンソン病と認知症を患って寝たきりとなった。昨年10月以降、米子被告が在宅介護していたが、正則さんを殺して自殺しようと、昨年12月23日午前6時半ごろ、自宅で正則さんの首をネクタイで絞め、窒息死させた。
 入子裁判長は「性格や責任感の強さから、被告が周囲により手厚い援助を求めることができなかった面がある」と述べた。【岸川弘明】
 ◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です
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 産経WEST 2015.6.9 19:35更新
73歳の妻、起訴内容認める 福井県の元公安委員長殺害
 昨年12月、福井市内の自宅で、福井県公安委員会の元委員長で会社会長だった松浦正則さん=当時(77)=を絞殺したとして、殺人罪に問われた妻の米子被告(73)は9日、福井地裁(入子光臣裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
 検察側は冒頭陳述で「強い殺意に基づき悪質」と指摘。米子被告が自宅で寝たきりの松浦さんを介護していたことに触れた上で「負担は重くなく、夫もリハビリに取り組むなど生きる意欲を失っていなかった。短絡的な犯行だ」と強調した。
 弁護側は事実関係を争わず「難病を患っていた松浦さんを長く介護し、疲れや不安がたまっていた。短絡的かどうかは経緯や状況を考慮すべきだ」と情状酌量を求めた。
 その後、松浦さんの長男の妻が証人として出廷。米子被告について「おとなしいが、責任感が強い人。介護で疲れ切り、無理心中をほのめかしていた」と証言した。
 起訴状によると、米子被告は昨年12月23日、福井市の自宅で松浦さんの首をネクタイで絞めて窒息死させたとしている。
 松浦さんは福井市の工作機械メーカー会長で、平成16年~20年、3回にわたり県公安委員長を務めた。
 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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福井県 工作機械メーカー会長松浦正則さん殺害 死亡しているのを長男夫婦が発見 73歳妻逮捕 老老介護 2014-12-26 
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