カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「出逢い」と「別れ」の季節

2014年02月06日 | 「レッスン日記」

 

昨日は、体験レッスンに二人いらして下さいました。
3歳と4歳の女の子です。

4歳の子のお母さまが「他に何カ所か体験をしましたが、こんなに自由に伸び伸びしてるのは初めてです」
と驚かれていました。 
固まってしまい、ママのお膝から離れなかったりしてたそうです。

3歳の子も真剣に(?)ピアノを弾いてました。二人ともとっても可愛かったです。
ご縁があったら嬉しいです。


そんなルンルン気分だった私ですが、夕方、K君のレッスンの時につらい事がありました。

K君が、レッスン室に入って「はい」と渡してくれたもの、それはお母さんからのお手紙でした。
ある種の予感があったので、直ぐ封筒を開けました。
そこには、3月一杯で退会したい、と書いてありました。

予感があったというのは、K君は「別の分野」で卓越した才能を開花させていたからです。
それにプラスもう一つの理由があり(ここでは控えさせて頂きますが)
いずれは・・・と思っていたのですが・・・思ってたより早かったです。


便せん3枚にビッシリ書いて下さってるお母様のお手紙
家族で何度も話しあった事、K君にとっても断腸の思いであった事が
その文面からしっかり伝わってきました。

4歳で入会してから5年半
「れいこせんせい、れいこせんせい」とずっと慕ってくれてました。
お母様もそうです。いつもいつも一生懸命でした。

辞める事も勿論ショックですが、それ以上に
この事を決断した時のK君の気持ちを考えたら、涙が出て来ました。

そして・・・
不覚にも、本人の前で泣いてしまったのです。
涙は見せてはいけない、と思いながら泣いてしまいました。
K君も声を殺して泣いてました。


「K君が決めた事だもん、先生はとっても残念だけど
でも、K君が決めた事だから、先生は笑って見送るよ
夢に向かって頑張ってね、ずっと応援してるから」と言いました。

K君のカナリア音楽教室の卒業は、3月のミニ・コンサートの日になります。


「ミニ・コンサートで弾きたい!」とK君が自分で選んでいだ曲は、私の大好きな曲です。

絶対、泣いてしまうな、と思います。
これを書きながらも涙が停まりません。

K君との想い出は余りにも沢山あるから。。。


別れの日まで、2ヵ月弱あります。
その間、 K君に何をしてあげられるか、じっくり考えたいです。


出逢いがあれば別れがあります。
これは避けては通れない道です。


 

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