テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

キング

2012年10月29日 | 単独ライブ
■『バイきんぐ~ベストネタ収録ライブ ~「King」』を観に行きました(19時30分~21時15分 新宿シアターモリエール)

出演
バイきんぐ・ハリウッドザコシショウ・錦鯉


チャンピオンのバイきんぐの、DVD収録ネタライブ。
バイきんぐ小峠の喉が潰れるのが先か、客席が笑死するのが先か
怒涛のコント10連発、贅沢なライブだった。

夙川アトム、アルピー、野田クリスタルと、ソニーを辞めたら売れると言われ
伊集院氏も、同じ事務所ではない自分が応援コメントをするのは違うと思ったが
SMAの芸人だと、ザコシショウコウメ太夫キャプテン渡辺になると聞き引き受けたという。
バイきんぐは、仮設??と思わざるを得ない絶対的負のオーラ漂う鉄骨むき出しの地下劇場の期待を、一身に背負っている。

今でこそチャンピオンとして忙しいバイきんぐ
なんで今まで地中深くにめり込んでいたのかとも言われるが
ザコシショウ達が話す、バイきんぐの昔のネタを聞くとそれにも納得する。
逆に、よくぞそんなエキセントリックなコントをしていたコンビがオーバー900点の地鳴りのような笑いを起こすまでのコント師になったものだ。

部活勉強恋の進研ゼミイズムと並び、努力友情勝利のジャンプイズムで育った私達にとって
人気も出ず後輩ばかりが売れて行きバイトだけでは生活がままならず親に仕送りをしてもらっている食えない生活だが、芸人を辞めない
苦節10数年お互いの才能を信じ人生を委ねた結果大きな舞台で認められる姿は、ジャンプイズムに重なって見える。
だからこそ惹きつけてやまないし、賞レースではベテランの若手芸人が光を浴びる事にドラマ性を強く感じる。

個人的に気に入っている訪問販売、懐かしのふんわり名人、一時期ヘビロテしていた処方箋…
どのコントも、本当に全部おもしろかった。

今日のライブの出演者にザコシショウの名前があり、一体何をするつもりなのだろうかと思っていたら
普通に、中MCで次のコントまでの間を繋いでいた。

ザコシショウ達によると、バイきんぐ小峠はキレイ好きで弁当男子で(白飯と、おかずは茹でたブロッコリーのみ)運動神経が悪い
バイきんぐ西村は部屋が汚くて、マンガを200冊持っていると豪語するもラインナップはこち亀と蒼天の拳だけ、がさつな性格
だそう。

楽しいバイきんぐのコントの時間はあっという間で、もう終わりの時間になってしまった。
小峠「住所教えるんで、DVDを5枚買ってくれたらウチに見せに来てください」

帰り道の新宿駅近くでストロベビーを見かけたが
ストロベビーもいつか報われるといいね、と思った。

35周年記念ギャグは黒髪に限る

2012年10月28日 | YOSHIMOTOライブスペシャル
■『村上ショージ芸能生活35周年記念ライブ「振り返れば何もなかった…」~あー20年前もうちょっと頑張っといたらよかった記念ライブ~』(19時~21時30分 ルミネtheよしもと)を観に行きました

出演
村上ショージ
山崎邦正・バッファロー吾郎・雨上がり決死隊・中川家・FUJIWARA・COWCOW・ギンナナ金成・キングコング梶原・演歌歌手の水谷千重子


ドゥーン!しょうゆうこと!何を言う早見優でお馴み、村上ショージの芸能生活35周年記念ライブ。
人気商売、浮き沈みの激しい芸能界を
ギャグと世渡り上手で歩んできた歴史をいじる。
明石家電視台の公開収録かと思うくらい、豪華な顔ぶれが村上ショージをいじる。

山崎邦正「ダウンタウンさんからの伝言です、ショージ兄さんおめでとうございます
年末の笑ってはいけないには絶対出ないでください。マジで」

見た目の倖田來未化と濡れ場に挑戦という芸能ニュースに、私達を戸惑せてやまない椿鬼奴も出演していた。
最近10年ぶりの彼氏ができたそうで、美しさも止まらない。
だがそこは椿鬼奴、久しぶりに彼氏ができたものだから対人関係のストレスで蕁麻疹が出て口の中は口内炎だらけで痛い痛いなのだという。


子供の頃に見た吉本新喜劇の岡八郎に憧れ、造船所勤めで会得した溶接技術を引っさげ念願の吉本に入ることができ
35年もの長きに渡ることになる芸人生活
与えられた初舞台は“劇場の手すりの溶接”だったそう。
バイト先に芸人が1人はいる、友達の友達に芸人が1人はいる、昨今のお笑い芸人異常大量発生時代だが
初仕事がアーク溶接だったという芸人はいないだろう。


徹子の部屋芸人の礎となったという、時と場所を選ばない唯一無二のおすべり芸は
今夜のハレの舞台でも、健在だった。
それでも、同じ舞台に立つひとまわり以上離れた後輩芸人達は皆楽しそうにしている。
岡八郎と同じく、ヤングおーで明石家さんまを見て天才やと衝撃を受けたと話していたが
後輩に慕われるだけでなく、憧れていた人と一緒に仕事ができるようになるなんてすごい事だ。
そう、大阪公演では村上ショージ成年後見人明石家さんまがたんまりと暴れるのだろう。


今日は、これが俗に言うbase黄金時代?!と思わせるような、FUJIWARAとCOWCOWのユニットコントもあった。
もちろん村上ショージも出演している。
ボケたがりのFUJIWARA原西COWCOWまでも、村上ショージに全員が全力でツッコむ。
さすが、愛されて35年だ。


ドゥーンと♪アイオブザタイガーがよく合うと発見したり
急に変な演歌歌手のキャラ軽井沢剣次郎を入れてきて、水谷千重子さんの方が戸惑ってしまったり
元誉の諸岡さんが幕間VTRにずっと出てきて、帰宅して検索してみたら今は俳優業もしているようだと知り驚く。
これからも世界最高齢ギャガーとして、いつまでも現役でいてもらいたい。35周年おめでとうございます。

タイタンライブ100 回記念

2012年10月27日 | お笑い
■『TITAN LIVE 100th anniversary』を観に行きました(17時30分~20時20分 赤坂ACTシアター)

出演
爆笑問題・コント赤信号・BOOMER・プリンプリン・×-GUN・アンジャッシュ・つぶやきシロー・スマイリーキクチ・テツandトモ・我が家
瞬間メタル・宮地大介・日本エレキテル連合


2ヶ月に一度のタイタンライブが100回を迎え、記念ライブが2日間に渡り開催された。
両日ともに出演するのは爆笑問題のみで、華やかなゲストが多数登場した。
会場はキャパ1300の赤坂ACTシアター、加えて全国のTOHOシネマズでも同時中継されている。

内海桂子卒寿を祝うでは高齢のお客様相手にズッコンバッコンにウケていたナイツが、今夜もバカウケだった。
タイタンライブゲスト出演60回超のBOOMERはじめ、30回20回出演と
そうそうたる他のゲストに対し
安定のナイツは、実は2回のゲスト出演だという。
たったの2回という事実を、思い入れの強さでカバーしているそう。

そのゲスト出演回数が60回を超えるBOOMER&プリンプリンのドタバタコントは「古典コントですね」と言われていた。

アンジャッシュの渡部じゃない方の人は、本当に「おい、こら、うるせえ」の3本槍で、全てを処理していた。
プチブレイク中芸人の腕を、まざまざと見せつけられた。

スマイリーキクチは、ネット上での書き込みで名誉を傷つけられた体験を綴った本の内容が
開成中高の教科書に採用されているという。
発端をほじくりかえす爆笑問題太田を、田中がすかさず注意する。
ついでに、感謝祭の時の事も注意する。

立川談誌出演VTR上映と並び、大目玉はコント赤信号の新作コントだ。
渡辺正行リーダーのラママ出身の爆笑問題は、いわば師匠であるリーダーを自分達のライブに呼ぶ事ができて嬉しいと話す。
太田「赤信号さんの出番の時、ラママ組がみんな舞台袖に集まってましたよ」
肥後作の新作コントを、ラママ出身芸人が見守っていたという。
太田「舞台袖、全然ウケてなかったですよ」
渡辺正行「ラママ組笑えよ、気遣えよ」


爆笑問題田中は、午前中は病院で点滴を打っていたという程で漫才のネタ合わせもできなかったそう。
無事にライブに出られて、漫才ができてよかった
という話が嘘のように
ナイツ塙の日本シリーズ速報に、誰よりもテンションを上げていた。


パンフレットには、全100回の出演リストが載っていた。
本当に有名無名問わず、たくさんの芸人の名が連なっている。
5番6番が昔はタイタン所属ではなかったようだとか、さくらんぼブービーがたくさん出ていたとか、島田雅彦ってあの島田雅彦??と
リストを見ながら、あれやこれや思う。

たぶん同じようにこのページを眺めた全員が思っただろうが
これからもBOOMER&プリンプリンを見るなら、タイタンライブだ。

タイタンライブ2008年6月

ゲッキンライブスープ

2012年10月19日 | ゲッキンライブ
■『Get King Live』を観に行きました(16時30分~18時 ヨシモト無限大ホール)

出演
御茶ノ水男子
出雲阿国・エレベーターマンション・オバアチャン・あげは・大江すぐる・ダイタク・ともくん・イナズママイ・エンドウコウキ・横澤夏子・ジャム
爆笑コメディアンズ・からくりタンバリン・ザ・プレジテント・サボテン・ダンビラムーチョ・トムボーイ・とりあえず・爆破ミント・マルチェロ
ヨコハマホームラン


無限大ホール通常公演レギュラーを目指し
将来有望キラキラ若手芸人達が毎日しのぎを削る、ゲッキンライブ。
ブックオフの前で手売りチケットを買ってフラッと来たお客様、バイト先に芸人がいる友達に頼まれて来たお客様など
老若男女客層は幅広いが、芸人に対する思い入れはあまり強くないようだ。
舞台の目の前の超アリーナ席には、誰も座っていない。

沖縄九州と、関西弁以外の方言でネタをするコンビも目立っていた。
ダイタクは達者だった。
久しぶりにもっこりフェスティバルが見られて満足。
イナズママイの口内炎コント、保健体育コントのジャム
からくりタンバリンのペット漫才、とりあえずの佐賀漫才がおもしろかった。
サボテンというコンビの漫才は、大ウケしていた。

華麗なダンスのファンクドッグを解散してピン芸人になった、大江すぐるの漫談も良かった。
おもしろくてダンスが凄くてお喋り上手でカッコ良すぎてオシャレで絵もうまい、非の打ち所がない。
全て揃っているのは、逆にお笑い芸人としては難しいのではないかと勝手に心配する。

みんなの敵、出雲阿国は独自路線を貫く。
ネタでは、圧倒的歌唱力とピアノ演奏の上手さで威圧する。
「同期ライブします」「ユニットコントします」
といったエンディングでのフレッシュな告知に混ざった出雲阿国の告知は
出雲阿国「恋に効く開運スープをプロデュースしました。ファミマで販売になります」
一筋縄ではいかない。
ザコのベーコンのように会社を通していない闇商品ではなく、もちろんオフィシャルなスープだ。


毎日行われているゲッキンライブで上位となったコンビは、レギュラーとの入れ替え戦ゲッキンファイナルに進出できる。
その注目のゲッキンファイナルのチケット10組20名分が、ジャンケン大会で勝ったお客様に無料でプレゼントされる。

しかし、客席の誰一人ジャンケン大会に参加せず。

「タダですよ、いらないんですか??」慌てる芸人達
「ゲッキンファイナル、MC豪華ですよ」

そこでやっと数名のお客様が挙手をする。
もう、どう考えてもジャンケン大会は開催できそうにないので
芸人達が客席に懇願し、プレゼントのゲッキンファイナルのチケットを引き取ってもらう。

「空気読んで、気を使って貰ってくれただけだから、絶対見に来ないじゃん」との声も上がる。
こんな平日の夕方にわざわざお笑いライブを観に来ておきながら、客席はあまりお笑いに興味がないようだ。

2月のゲッキンライブ

スパイダーマン

2012年10月16日 | おでかけ
■『SPIDER-MAN TURN OFF THE DARK』を観に行きました(19時30分~22時10分 FOXWOODS THEATRE)

ネオンの輝くマンハッタン
劇場近くのタイムズスクエアには、超巨大トイザらスがある。
超巨大トイザらス周辺では、常に子ども達垂涎必至の人気キャラクター達が出迎えてくれている。

この世には絶望しかないさまを体現しているかのように肩を落としたエルモ
尻尾のとれたクッキーモンスター
コンドマニアのキャラクターのような謎のピンク色のキャラクター
身体中がほつれボロボロのミッキーとミニー
彼らは、愛想を全くふるまわない。やっつけで手を振るくらいの仕草しか見せてくれはい。
極めつけは、そんな無気力キャラクター達が脱いでしまっている事だ。しょっちゅう素顔をさらして疲弊しきった顔を晒しているのだ。
だから、全然写真を撮られていない。
まず、ミッキーやミニーが同時に2匹以上存在しているのが考えられないし
何より中の人が顔を出してしまうなんて、ショックが強すぎる。そんなに堂々と脱いでいるなんて、逆に中の人がスター??違う。誰??
しかも通る度、毎度毎度中の人達が疲れ切った顔を見せている。
新宿駅の吉本芸人の着ぐるみ達が、なんと愛想をふりまいていたことか。

ああ、またミッキーの中身…と思いつつトイザらスを通り過ぎ
豪華な劇場でスパイダーマンを鑑賞した。
劇場と言ったらハブとRGが穴をあけたシアターD
歌と言ったらスパイク松浦の熱唱
アクションと言ったらネルソンズ
しか見た事がなかったので
劇場内を飛び回るスパイダーマンの舞台装置、パワーみなぎる歌声、華麗なダンス、絡みつくクモの糸
全ての迫力に圧倒され、涙を流した。

なんとその劇中で、スーパーヒーローのスパイダーマンまでもが
自らマスクを外し、ヒロインに猛アピールしていた。
たしかパワーレンジャーシリーズも、日本とは違い素顔で戦う場面があると聞いている。
ライダーしかりスーパー戦隊シリーズしかり、日本のヒーローは素顔を隠すのが美徳。
パーマンもキン肉マンもそげキングも、顔を見られたら終わり。
セーラームーンもプリキュアも、野面だけどバレていない体。
メタルヒーローシリーズは一件落着の後マスクを外すが、ある種公務員のようなもの。

しかしアメリカは、積極的に中の人が顔を出す文化なのだろう。
むしろ、スパイダーマンが正体を明かせば濃厚なキスだ。
子ども達の夢や人目を気にせず、トイザらス前で人気キャラの中の人が出ていても、何て事もないのだ。
確かに、通り過ぎる人々は誰もミッキー達のスッピン公開を気にも留めていないようだった。

アベニューQ

2012年10月15日 | おでかけ
■『Avenue Q』を観に行きました(20時~22時10分 NEW WORLD STAGES)

架空のアベニューQ通りのアパートの人々の物語。
英検5級の英語力をひっさげ、鑑賞する。
登場人物は、それぞれが人生に恋に行き詰まっている。もがいている。目標や夢を前に悩んでいる。
それでも暗くならず、差別まで観客全員が共有して笑えるのは
この舞台が、人形劇でもあるところが大きい。という様子を感じ取る。

役者陣は、歌やダンスはもちろんのこと、1人で何役もこなしパペットまで操っている。ただただスゴい。
特に、モンスターのケイト役とセクシーシンガー役を1人でこなす女優がなんて器用なんだ。

観客にはカップルが多く、セツクスシーンもバカウケしていた。細かい描写に皆が大爆笑だった。
そんな場面が出てくる度に、周囲のカップル達は密着度を高める。
ドライアイスのスモークのため、客席がぐんぐん冷えていくのに反して
結婚式の場面の後の客席のカップル達は、それはもはや前戯、というくらいイチャイチャしていた。

大人な人形劇と周囲のアダルトな絡み合いに、刺激を受ける。
劇中では、アダルト産業程安定した投資先は無いと説き
インターネットはポルノを見るためのものだと断言して、みんなで歌って踊っていた。

全然エロい舞台ではないのに、行き場のない性的興奮を持て余す。
アバクロホリスタ前のそそるええ身体の兄ちゃん姉ちゃん達に、いかがわしい視線をぶつける事しかできない。
身体は火照ってる。

フェルザブルタ

2012年10月14日 | おでかけ
■『Fuerza Burta』を観に行きました(20時~21時 DARYL ROTH THEATRE)

光と音と風と水を使った、会場自体が伸び縮みし
観客も参加する、アートが過ぎるステージ。
電撃的でありワイヤー的でありモジモジくんhyper的だった。

まず、何の密売が行われていても驚く事はない
薄暗い地下に案内される。
開演前に、実際にショーが行われる場所に移動する。

舞台袖のような、周囲を黒い布に覆われた色気のない空間でいよいよ始まる。
客席はない。舞台もない。
中央で走る男、空中を駆け回る女達、頭上の水槽で水中のパフォーマンス、
その水槽が、下にずんずん迫り下りてくる。

パフォーマー達が煽って観客も踊らせる。
上を向いたり、ぐるぐる回らされたり、観客は常にあちこちに移動しながら
縦揺れしながら楽しむ。

幻想的で不思議で嘘みたいで
最後は観客もみな放水を浴び、ビシャビシャになって笑顔で帰る。タフだ。


今さらこんな所でアメリカンサイズがどうとか、甘いモノはガツンと甘いなんて古典を言うでもないが
ランチタイムでも合宿の時の食事かっていう位の量で
もはやおかわり自由の自由などない罰ゲームかと思う程ドリンクは減らない。
お約束のマクドナルドMサイズのシェイクでそれ??というアメリカンサイズ感に圧倒された。
デフォで、甘い甘いシェイクの上に甘い甘いホイップクリームとチェリーまでのっていた。

甘い物を食べる為に、甘い物を甘く感じる為に、仕方なく食事をしている
アンチ甘さ控えめを声高に叫ぶ大甘党だが
さすがに、甘さ控えめの必要性を感じた。


だから、こんなにもパワフルなものを常食していて
ミスユニバースなんて肉食なコンテストを開催している人々だから
夜遅くにビシャビシャで街に放り出されようとも、問題ではないのだろう。

大漫才師口内炎

2012年10月13日 | 千鳥
■『千鳥単独ライブ THE MANZAI前の大漫才師』を観に行きました

優勝したパンクより、よっぽど露出が増えた千鳥の単独ライブ。
ひっそりと開催が決まっていた感じで、教えてもらわなかったら危うく逃すところだった。
客席もなんだか埋まっていなかったが、前回の前売完売立見販売が珍事だったのだ。
NSC生を座らせ客を水増し、これが本来の千鳥のライブのあり方だ。

舞台袖から中山功太が見守る中
漫才は100択クイズにテレフォン漫才など©千鳥を前面に出していた。
どこで披露しても後半のグロテスクな展開のせいで全然ウケないという医者の漫才は、ここでもあまりウケていなかった。
それでも2人が好きだからやる、という姿勢が千鳥らしい。

今や大悟もノブも、お互い2歳になったばかりの幼子を持つパパだ。
給料はたくさん貰っているのに、ノブは毎月毎月競馬に注ぎ込み使い果たし
大悟は娘が懐いてくれず、行ってらっしゃいの代わりに今日は帰ってきてくださいと言われているそう。
ノブの息子はサンドウィッチマン富澤を見てもパパと認識し
大悟の娘はスリムクラブ内間を見てもパパと認識するという。

パパトークと、東京進出トークもあった。
妻子を残しノブが1人住む不動前周辺は、東京進出芸人がだいたい住んでいてリトル大国町状態になっているという。

何を基準にゲストが選ばれたのか全くわからない、ゲームコーナーもあった。
サバンナ八木だけは、サンサンTVのゲームコーナーかと思う事もできるが
ローテンションのポイズン阿部、無限サンキューパンサー尾形、超天然素材スリムクラブ内間による
奇妙なゲームコーナーだった。
どうにかして愛妻を抱きたい抱きたい内間の悩みを、性に奔放な千鳥が実技指導していた。
一体あれは何だったのだろう。
ただ、その奇妙なゲームコーナーの内容が
なぜか最後の漫才とリンクしていた。

THE MANZAIで優勝するために仕上げたというより、千鳥の2人が好きそうな漫才ばかりだった。
さっちゃん中世のヨーロッパ伝令と、ネタ選びのクセに定評のある千鳥だからきっと優勝はしないだろうが
年末の活躍を期待している。

大漫才師

総選挙すり鉢状の劇場

2012年10月11日 | お笑い
■『∞総選挙~ファンが選ぶ32立ち位置~』を観に行きました

359名の無限大芸人のファン投票の結果が、ついに明らかになる。

ライブでは32位から順番に、まず5名が発表された。
そこにいきなり、新顔のラフレクラン富士田が27位にランクインを果たした。
時代は流れている。
ガヤと言ったらノーパンチ松尾、ツッコミと言ったらポテ少菊地なんて、もう誰も言っていない。
安達遠山栗山も、32位までにランクインしていない。
5年前ならいざ知らず今あえてジェントルに投票してくださったファンの皆様ありがとうございます、と
30位ミルクラジェントルも、感謝の言葉を述べている。
吉村遠山ジェントルと、北海道が生んだ暴れ馬も過去の話だ。

とは言え、ラフレクラン富士田という芸人を存じていない。一体どんな芸人なのかと、登場を待つ。
するとやって来た最初に名前が読み上げられた30位から27位の芸人の中に、被選挙権を持たないセブンbyセブン玉城こりゃめでてーな広大が混ざっている。
どうやら、多忙な人気芸人のフリをして紛れ込んでいるようだ。
恐ろしい事に、相変わらずのモノマネに取り入れるスピードの速さを見せ
まだ見ぬラフレクラン富士田を、もう玉城が真似している。
茶番の様相しか呈していない様を見せつけられ、一気に前のめりになる。
投票期間中のライブに足を運ぶと選挙権が得られるこの総選挙に対し、投票期間中にライブのある芸人が有利という声もあったが
全然関係ないのだ。
これは、誰が呼んだか楽屋モノマネ三銃士の初解禁無限大芸人モノマネを鑑賞するライブなのだと理解する。

あとは、ハンマミーヤ一木が登場しないと辻褄が合わないところだが
一木のスケジュールNGのため、なんとここにきてシューレスジョーが無理矢理芸人モノマネを強要されている。
チーモン菊地やパンサー尾形など、元気いっぱい芸人の代打の一木の代打をシューレスがつとめる。

早々と名前を呼ばれ客席に座ったアンダーボーイズ芸人達のガヤで、ライブは進行する。
本来のMCカナリアボンは、全く進行をしていない。

続々とランキングが発表され、ことごとくニセモノ達が投入されている。
もはや会場の空気も、広大玉城シューレスのニセモノを欲している。
さらに、そんな広大玉城シューレス達ニセモノのやりたい放題のせいで
自信を持って登場すべき上位の芸人達までもが、勝手に追い込まれ普通の格好で舞台に出て行けなくなってしまっている。
人気があるから面白いからと票を多く集めた結果の上位なのだから、堂々としていれば良いものの
楽屋は、バッタバッタしていたそう。

ここで、一抹の不安がよぎる。
多忙な人気芸人達が、今日は駆けつけられないのはわかった。
なぜかその代わりを、広大玉城シューレスがつとめているのも会場全体が受け入れつつある。
だが、このままでは下馬評中間発表1位の可愛い子ちゃんパンサー向井までニセモノの誰かがつとめることになってしまう。
1位までニセモノだったら、さすがにファンの暴徒化は避けられない。どう落とし前をつけるのか。

しかし、何て事はない。
2位以下に圧倒的大差をつけ1位に輝いたのは、LLR福田だった。
腐っても福田健在。色白黒髪カラパンヘリウム声の福田が見事トップ。


個人的には佐藤大政権樹立を願っていたが、叶わなかった。
犬の心押見2位に、大が暗躍していたという説もあり
グランジ大50位も大健闘だろう。

福田御茶男の現役感が発揮されていた。ブロキャス再評価と、エリヤン西島はキャラを守っていた。
48位ゆったり感中村の焦げ付き具合も、すごく良かった。最近の中村の持ち味ビッグマウスぶくぶく太って破滅的思考、瞳は濁るばかり。

熱心に票を投じた無限大芸人ファンはどう感じたかわからないが
広大玉城シューレス中村の、求められていない大活躍を堪能でき満足だ。

ベストオブ1889 ~2012

2012年10月08日 | 単独ライブ
■『クロスバー直撃単独ライブ ベストオブクロスバー2 1889~2012』を観に行きました(19時30分~20時50分 シアターブラッツ)

クロスバー直撃のコントライブ。
おもしろかった。
大量の小道具中道具大道具を、どうやって東京に持ち込んだのかが気になって仕方ない
大がかりなドタバタコントの数々だった。

キャーキャーが止まない女子中高生を中心とした満員の客席も大満足で全てのコントが終わり、バー直の2人がエンディングの挨拶に登場した。
しかしそこにいるのは渡邊と、常に高温のサバ雄真実。
たまたま居合わせたコマンダンテ安田が、牙突で攻撃するも無惨にやられる。
やっぱりサバ雄真実を倒せるのはかつての人斬抜刀斉、そう渡邊しかいない。
刀を抜いた渡邊、見事サバ雄真実を討ち取ったり。
クロスバー直撃は流浪芸人また流れるでござる。
以上、エンディングでは絶賛公開中の剣心の告知をしていた。

前回のクロスバー直撃の東京での単独ライブでは
会場のモリエール出口で微かな呻き声を上げる瀕死の役だったコマンダンテが大出世だ。
今回は、セリフまで与えられていたのだから。
だがコマンダンテからしたらただの迷惑、いや、バー直は毎回単独ライブでは他の芸人に大迷惑をかけているそうだ。
確かに今日流れた幕間映像からも、充分にその片鱗は感じられた。
和牛川西「なんやねん、毎回毎回、単独ライブの度に家に来やがって」
だから、吉田たちはうまく逃げおおせたなという感想を抱いた。

ベストライブというだけあり、どのコントもフットカットバトルを見ているような
インパクトのあるコントだった。
クロスバー直撃には、何度でも東京で単独ライブを行ってほしい。
是非とも、ギトギトライブも東京で開催してほしい。
今回も夜行バスで帰るそう。小道具中道具大道具ともども、無事に帰ってください。

前回の東京単独出口にコマンダンテの死骸

クレイジーサミットだーじーだぁ

2012年10月07日 | 天才のハブさん
■『東京クレイジーサミット』に行きました

天才Bコースハブと、世界一のあるある職人兼デスものまね芸人RGと、ただの狂人ハリウッドザコシショウによる乱痴気お笑いフェス。
もう客足が伸びる事は期待していないので、ステージの方を広くして満員感を出すという斬新な手法がとられた。
アホマイルド坂本MCのもとメインステージ、座敷ステージ、床ステージの3ステージのどこからも目が離せない。

そもそも
“朝7時までマツケンサンバ、30分以上音楽が止まらないイスとりゲーム”と紹介しているロフト側はお客様を呼び込む気があるのか
この文言を読んで「行こう!!」と立ち上がるお客様は少ないのではないか。
今年も少数精鋭のお客様に見守られ、時間と金の無駄遣い東京クレイジーサミットが幕を開けた。
いやいや、こんなにお客様が少ないのにロフトがイベントに超協力的なのは何故だ。
「生配信を2兆人の人が見ている」(ザコシショウ談)からなのか。

オープニングという体で1時間以上続く本日の出演者紹介で、RGは高級そうな小箱を取り出す。
なんと箱の中身は、裏にレイザーラモンと彫ってある認定漫才師バッチだった。
しかし、THE MANZAI本戦サーキット終わりのRGは宣言する。
「THE MANZAIより、こうして今日来てくださっているお客様でしょう」
ちなみに、トレエンたかしは去年の認定漫才師バッチをお気に入りのメイドにプレゼントしたのだという。
たかしは全然トレンディではない。一方的にもらったメイドも、認定漫才師バッチの重みをわからないだろうに。

さて、今夜も続々続々やってくる超有名人の方々にしつこいネタに
ハブのライディーン弾き語り、
RGのお客様の地元のあるあるお客様の名前のあるある単位のあるある、
ザコシショウのすぐ寝ちゃうコント
デカいズボンをひたすら引っ張り上げるコント。
パンツ芸界は、大蛇がもはや政界の人となりつつある今、ライバルはヒッキー北風くらいだ。

ネタあるあるモノマネ、三位一体のおもしろさを見せつけ最後まで飽きさせないRGの
ハッスル吉本陸上での勇姿も上映された。
誰よりも動きにくいハルク(裸足)、ケンタロウ(エプロン装着)のまま100メートル走で俊足を見せる。
以前見た時は、シルバーウルフや海老蔵のまま疾走し圧倒的速さでゴールしていた。
密かに、ハブとの100メートル走対決が見たいと思っている。
もちろん、おどるポンポコリンブルースverに中島らもの完コピも絶品だ。

バイきんぐは直属の後輩なのに、キングオブコントで番組側から応援コメントを拒否されたザコシショウのモノマネも力業だった。
赤プルと好楽師匠のモノマネ。ザコシショウには、どう見えていてどう聞こえているのだろうか。応援コメントをしなくて大正解。


その全てがエンドレスマツケンサンバ地獄へのフリなのではないかと戦々恐々としていたが、ラストは
大迫力の3ステージ同時ネタラッシュだった。圧巻。
同じネタを機械的に続けるサイコなハブ。ザコシショウの自作自演の監禁漫談。RGのあるある…
お客様達を雑司ヶ谷R.I.Pの石田吉蔵とみなしているのか、どこにも逃げ場がない3方向からのお笑い波状攻撃。呼吸ができない。
しかし、ザコシショウのスーパーコス大絶叫に引きずり込まれRGまでもがションベン熱唱の末
なんとか終演し、無事に解放された。よく、まっすぐ家に帰れたものだ。

モノマネで笑い合うザコシショウとRGからは人間味が感じられたが
最後までブレずに寿司のコントをずっとやり続けていたハブは、抜群にヤバい。
ここが、妻帯者のザコシショウRGと独身のハブの違いなのか。
ハブを世に放ってはいけないと思った。

J豪世相を斬る心変わり

2012年10月04日 | トークライブ
■『Jさん&豪さんの世相を斬る 秋の超特大号』に行きました

杉作J太郎祝51歳。なのだが
JKT事件を引きずる中、まだまだアツアツのおしあげnow事変に心を痛める日々だそう。
「もう公式な場でアイドルを応援するのはやめる」とまで言い出している。
アイドルを応援しても全然お金にならないし、そもそも自分の応援は邪魔なのではないかと思い始めているそうだ。
ゴマキや加護ちゃんが女優宣言をした時に、女優ゴマキ女優加護ちゃんに仕事をあげられるように
受け皿として立ち上げたはずの映画会社男の子墓場プロは、ひび割れだらけ。
喜んでもらえると思って、ある女優と共演した時に毎晩すごくお世話になってますと言ったら大怒りされ
取材で出版社の女性と一緒に歩いていたら、警官2人から「今の女性に何をした」と詰められる始末。
世間から後ろ指をさされないように、チップを埋め込んでもらったっていいと思っているのに社会は冷たい。


JKT移籍発表時は
ジャカルタ行きを止めた方がいいのか、俺にジャカルタ行きを止めて欲しいのか、俺はジャカルタに行っている場合じゃないのか
苦悩の日々だったという。
誰に聞いても「いい子」と言われる、芸能界には向いていない性格のあきちゃがこんな事になってしまったのは
応援が足りなかったからだと、猛省したという。
心配ないのは、松竹のカレンダーに登場する程の順調な活動ぶりの真野ちゃんだけだそう。

アイドルの不祥事も相次いでいるが
ファンと付き合ってくれる夢のような流れを止めてはいけないと、力説する。
アイドルを抱くのが有力者からファンに変わっただけ、今までは相手がプロデューサーやスポンサーだったから表に出なかっただけ。
アイドルが恋愛禁止でいいのか、一度も人を好きになったことが無い人間なんて人間性が欠落している。
そもそも世間はセツクスを過大評価しすぎている。一度抱いても自分のものになんかならない。
と、杉作J太郎が止まらない。

しかし
別にアイドルが好きなのではなく、女性がすごく好きなだけなのだそう。
アイドルはいいなと思ったらすぐプロフィールを知る事ができるし、会いに行けるし付き合えるかもしれない。
コンビニのカワイイお姉ちゃん街ですれ違ったキレイなお姉様では、そうはいかない。

そこまでアグレッシブな杉作J太郎だったのだが
年齢のせいか最近枯れてきて性欲も一気に落ち
若い時は、「今夜はこのアイドルで」とワクワクしていたのが
今では嗜み程度なのだという。
だから、テレフォンショッキングのおかげで
「あんなに弱っているリリーさんが老体に鞭打ってるんだから、俺も目が覚めたよ」と、習慣でなんとなくだったのを改めるそうだ。


祝51歳、未だに抜け出せぬ貧乏の連鎖らしい。
つい先日は、むき出しの1万円札を原稿料として渡されたのだという。
「やっぱり芸能人のモノカキって、我々みたいに図書券やビール券で仕事しないじゃん」
コメントや文章で、どうしても好きなフリをしなくてはいけない芸能人との違いを話していた。


悲恋、2人は離れ離れ。あきちゃとのこれからが心配だ。
あきちゃだけでなく、各メンバーのファン方々も辛かっただろう。
ただ、元SDNのひろみんなんて、既にダンスの先生としてジャカルタに行ってきたのだ。

ファイナルヴィレバンで5千円

2012年10月02日 | お笑い
■『ITADAKI FINAL 9月』を観に行きました(19時~21時20分 渋谷シアターD)

出演
佐久間一行
ギンナナ・どんぴしゃ・キャッチ!!・パタパタママ・セブンbyセブン・こりゃめでてーな・ふくろとじ・ですよ。・とくこ・中山功太・ハニートラップ
ニンゲン・エイテツ・九州地区私立全寮制男子高校ズ・烏龍パーク・ものいい・ジョイマン・コンマニセンチ・チャド・マレーン
ペレ草田・ANDリー・ランディー・ヲ様・アンナ・デスペラード・はいじい


無限大ホールを追い出されシアターDに追いやられた、いぶし銀の10年戦士達のライブ。
先輩のくせに、未だに無限大ホールに出続けているサカイスト犬の心チーモン他を見ていると溢れ出てくる涙を拭いながら
イタダキ芸人達は、作家社員テレビ局員をライブに招き、芸を売り込む。
見事はまれば、お仕事にありつける。
壇蜜先生杏璃ちゃん芹那ちゃんてじーに続け、長い下積みを経てブレイクという流れが旬
いざ、前説、後輩のラジオ番組のワンポイント出演権、後輩のライブのMCを奪い合う。

出演芸人の字面から漂っているだろうが、とかく胸やけのする布陣だ。
コンマ竹永は、いつものように大惨事を引き起こしている。
こうなってくると、キャベツ確認中がいない事に物足りなさを感じてさえしまう。
MCさっくんが、爽やかに一旦リセットをしてくれるおかげで2時間以上の鑑賞に耐えられた。


ニンゲンとハニートラップがおもしろかった。
初めて見たランディー・ヲ様というピン芸人には、釘付けになった。
検索結果によると、9月によしもとクリエイティブエージェンシーに移籍したばかりだという。
東京ダイナマイト楽しんごメグちゃんと、ベテラン若手芸人界も移籍が相次ぐ。

そして、東京吉本若手芸人のライブに参戦
芸人廃業中山功太のキャラ変にも釘付け。
詳細は、ラジオで説明するそうなので割愛だが
金髪ピアスネイルのタレント中山功太に目を奪われ、R-1チャンピオンのネタが全然入ってこない。

ピースノブシコブシにも対抗できる経歴を持っているのに
中山功太の去就、混迷を極める。
アンチの多いノンスタ、罵詈雑言の嵐の山ちゃん、離婚成立のとろサ久保田、絵描きさんのネゴ、いつまでたっても準レギュラーのダイアン
香川に住みます梶剛、外国人女性とばかり付き合うキャラきんに君…
まさかの、ミサイルマンが
むしろ岩部の武将様キャラが、大阪NSC22期を引っ張っていると言っても過言ではない現状だ。あっぱれ。

8月分のイタダキファイナル