テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

5じ6じトライアル

2014年02月25日 | お笑い
・『5じ6じトライアル』を観に行きました

パンクブーブーが見事実力のみで優勝した時、マンスリーよしもとですら取材にこなかった事でおなじみ
ルミネtheよしもとの平日の夕方公演、5じ6じバトルが復活するにあたり
オープニングメンバーを決めるネタライブ。
各コンビ、出番は2回しかないというのに
手売りチケットをたんまり渡されているという。

司会進行はショウショウ
「君、何してくれとんのや」「そんなん言いなさんな」
ここが新宿であるという事実、今が夜10時であるという事実
全てが覆る、コテコテで演芸ホール感満載の
MCという横文字が全然似合わないショウショウが、ライブの概要を説明。

幾度となく見せられているお笑いピラミッドが、モニターに表示される。
女学生達のワーキャーがなんぼの、渋谷ヨシモト∞ホールを追い出された老若手芸人達が
この芸人ヒエラルキーの頂点を目指す為の、5じ6じライブ。
上は東京NSC2期生扱いの天才ハブから、下は東京NSC16期生の小川あかねまで
目指すは平日夕方のライブ5じ6じバトルのトップ組だ。
幾度となく書いているが
そもそも、このお笑いピラミッド自体が地中深くに埋まっているのだ。

今夜も、金髪ギャルや酒焼け声の怪しい中年男性や
ここアバクロ⁇と鼻が匂紛う派手なお兄ちゃんは
すべてこの方が連れて来ているのではないだろうか
ランディー・ヲ様が炸裂していた。
漫談フリップ穴あきあるあるATSUSHI職質エピソードトークと、めくるめく時間だった。今日も心を奪われた。とにかく笑った。

日本最高齢若手トリオ、ポテト少年団も安定のポテ少だった。
さらに安定のボルサリーノの漫才。
セブンbyセブンも、木の実ナナのとくこもおもしろかった。
シソンヌと5GAPのコントは対照的だった。
昭和でドタバタな5GAPのコントだけは、ショウショウの司会進行にぴったり合っていた。
体が大きい毛穴も大きいベテランおかまアンナには、相変わらずカワイーの声援は皆無。
ペペで久しぶりに岡部の無邪気な姿を、猫足バスタブでタクピョネスの現状を知り
感傷に浸る。

ジョイマンのつかみ「顔と名前だけでも思い出して帰ってください」は秀逸だった。

今日の出演者は、個人的には本公演となんら遜色がないと思っている神メンバーなので
審査に悩む事を覚悟して向かった。
しかし、まさかの“おもしろかったと思う9組にマルをつけてください”方式。
9組も選ぶ投票は初めてだと思いながら、何度も数え直してマルをつけた。


トークストロング

2014年02月24日 | トークライブ
・トークストロングを観に行きました

アームストロングのトークイベント。
まずはアームから、4月13日のライブを最後に解散しますの発表があった。
さくらんぼブービーが単独ライブ冒頭で解散を発表した時同様
案外、突然の解散発表を聞かされても急に反応などできないもの。
しばしの静寂の後
客席のあちらこちらからすすり泣く声、声、声が響いていた。
5じ6じのメンバーになっておらず、4月以降のスケジュールも全く出ていなかったので
アームの2人的には、もうバレているのではないかと思っていたという。
なんだか今日もやたら置きチケが多かったと、ヤスは振り返る。

ヤスは今後もピン芸人“とにかく明るい安村くん”略して“TA安村”さらに略して“ヤス”
として活動していくそう。
栗山は全くの未定で、よしもとを離れる事くらいしか決まっていないという。

てっきり、結婚してかわいい娘もできたヤスが堅気の仕事に就くので解散をするのかと思っていた。
長年にわたるコンビ間のすれ違いが原因で、解散に行き着いたのだという説明だった。
逆に妻子を養わなくてはならないヤスが、ピン芸人としてやっていく強い意志をもち
栗山がヤス以外とはコンビは組まない、ピンでやりたい事があるのなら自由にやればいい
と提案したものの頑として拒否
いわば振られた形の栗山の方は、何も決まっていないのだそう。

そこに、解散を食い止めるためにノブコブ吉村が乱入
何度目かの大切な時期にも関わらず、インフルに罹った途端、すぐに仕事が飛んでいき明日も休みと
およそ人の心配をしている場合ではないのに
そこから30分以上、吉村の説得が始まった。
吉村は、加藤タカトシにアームと
北海道芸人でバラエティ番組をやるのが夢だったと語る。

吉村は自分こそ
勝手に結婚して子供がいたり、ネットで変な配信をして炎上したり
この年齢になって歯列矯正を始めたりと
サイコな相方には振り回されっぱなしだと熱弁をふるった。

アームには会話がなかった、栗山がお笑いに正面から向き合う事を避けていた時期があった、
ウケるもスベるも常にヤスを矢面に立たせていた、
学生の頃からずっと変わらない栗山と
上京して多くの人々と触れ合い変わっていったヤス
2人の距離感は関係は変わってしまった。
溝は深くなりすぎてしまったよう。

圧巻の吉村の素晴らしい説得も及ばず
熱、与えられず
解散撤回ならず。
しかし、栗山がよしもとを離れるかどうかは保留となった。
とりあえず、大谷に何かあった時は吉村だと確信した。
そんな吉村でも、条例の威力にはかなわない。
延長したがライブは終演
吉村「今から5GAPが解散するよう説得してくるわ
アイツら全っ然、解散する気配を見せないんだ
はやく辞めた方がいいのに」と
颯爽と去っていった。

トーク漫才コントキャラクター、すべてがおもしろい信頼のアームは
何をやってもおもしろく、どんな賞レースでも好成績をおさめてきた。
おもしろいから大丈夫とずっと思っていたのに、本当にもったいない。
Bコースの解散とは違う。応援していたが、Bコースに人気が無い事には気付いていた。
おもろくて人気のあるアームが、解散という道しか選べなかったなんて。

吉村も危惧していたが
他のコンビが芋づる式に解散をしてしまわないか心配だ。

キックの話したいこと

2014年02月01日 | トークライブ
『キックの話したいこと』に行きました

お笑い芸人だけど角川春樹を尊敬している、リアルサイコ芸人キックのトークイベント。
開演直後からサイキック全開、サイキックアクセルを踏み込みすぎていて誰もついて行けていない。
客席が理解していようがいまいが関係ない。
繋がってる系、コンタクティー…初めて聞く単語ばかりだが
説明なんて1つもない。

ライブの成功を祈り、まずはキックがありがたいサイキックハイテンションタロット占いをしてくれた。
いろいろ乗っかりすぎていて、もはや何が何やら脳内処理が追いつかない。
ちょっと噛んで言葉に詰まると、「今、ポルターガイスト出ましたね」と言うのもなんかずるい。

自分は神道系男子だから、寺系女子にモテるのは不本意。
静岡ではフツーに宇宙人が喫茶店でまったりしている。
ロサンゼルスからは、30分で火星に行ける。
実は既に火星に7万人移住しているが、6万3千人くらいは火星獣にやられてしまった。
サイフ、ケータイ、宇宙人探知機は出かける時にいつも持っていた方がよい。
HOW TOテレパシーセックス。
マンガ例えはもれなく、つのだじろう先生の作品…
キックが語るめくるめく世界にクラクラした。

前半では稲荷の話をしていた。(キック用語では稲荷が入ってる状態を“いなってる”と言う
いや、稲荷が入ってるって何⁇)
キックのネタがウケるのはキツネに憑かれているから、いなってるおかげだそうで
既婚者のキックがついつい浮気をしてしまうのも、あくまでキツネが遊んでいるからだという。

続いて、キック認定のいなっている著名人が続々発表された。
「見てよこれ、キツネでしょ」「うわーいなってるね」
嬉々として語るキック、かわいい女性アスリートの写真を見て
「かわいいキツネだなー」と見惚れていた。

ちなみに稲荷の力のいなってる状態の他に
じぞってる(地蔵入ってる)侍ってる(侍入ってる)状態もあるそうで
じぞってしまうと地蔵のように動けなくなって仕事が全然できなくて
侍ってしまうと遊女と遊ぶ事しか考えられなくて、性風俗店にばかり行ってしまうらしい。

恒例の、サイキックあるあるもばっちり決まっていた。
日常生活では聞けない珍しい話をたくさん聞けておもしろかった。