ミスリードが危険因子をどんどん蓄積してしまう話は以前に紹介した。それを逆手に取ったような話がまた数多い。
建材としてよく使われるベニヤの厚さは、今では2.5、4、5.5、9、12、15ミリとなっている。
何だろう、この半端な0.5ミリは?
建築寸法は大概は3の倍数、かつてベニヤの厚さも当然3ミリや6ミリだったはずだ。実際には製品の許容誤差を0.3ミリとしたから、2.7~3.3ミリまでを3ミリベニヤと認めた。ところがメーカーはコスト削減で2.7ミリぴったりの仕上がりを目指す。いつしか実勢寸法は2.7ミリにすりかわる。また許容誤差を認める。こうしたイタチごっこが、ぺらぺらの2.5ミリ厚という結果を生んだ。
つくってるモノが大量生産であればあるほど微々たる数量も大きなコスト削減につながるのだから、こんな小さな社会で起こっていることは当然大きな社会でも起こっているという、この頃です・・・。
→橋はなぜ落ちたのか 前編
→橋はなぜ落ちたのか 後編
建材としてよく使われるベニヤの厚さは、今では2.5、4、5.5、9、12、15ミリとなっている。
何だろう、この半端な0.5ミリは?
建築寸法は大概は3の倍数、かつてベニヤの厚さも当然3ミリや6ミリだったはずだ。実際には製品の許容誤差を0.3ミリとしたから、2.7~3.3ミリまでを3ミリベニヤと認めた。ところがメーカーはコスト削減で2.7ミリぴったりの仕上がりを目指す。いつしか実勢寸法は2.7ミリにすりかわる。また許容誤差を認める。こうしたイタチごっこが、ぺらぺらの2.5ミリ厚という結果を生んだ。
つくってるモノが大量生産であればあるほど微々たる数量も大きなコスト削減につながるのだから、こんな小さな社会で起こっていることは当然大きな社会でも起こっているという、この頃です・・・。
→橋はなぜ落ちたのか 前編
→橋はなぜ落ちたのか 後編