![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/50/cd20d2e5a9d0cd0c0de5142ae8db8614.jpg)
今夜の東京には、こんな丸い月が出ている。
設計という作業は、敷地の中で無限にある可能性の中からたったひとつだけのかたちを選ぶ。これはほとんど不可能な作業のように思える弱気な時もある。100通りの案を描いて満足できるもんでもない。出てきた多くの案を分類し整理しわかった気になるか。他人の意見を聞く。悲観と楽観を繰り返す。取捨選択して前へ進まなくては。そう納得させる。誰を。
週末、三鷹市美術ギャラリーで行われている高島野十郎展に行った。彼は、月と蝋燭を繰り返し繰り返し描いている。その他を捨て去るように、月と蝋燭に向かっていく。そうでもしなければ描けなかったのかもしれないとさえ思えた。そしてそこに向かい降りていくことでわかる何かがあるんだろう。方法はひとつではないが、人生は長くない。
「世の画壇と全く無縁になる事が小生の研究と精進です」とは、彼の遺る数少ない言葉。
設計という作業は、敷地の中で無限にある可能性の中からたったひとつだけのかたちを選ぶ。これはほとんど不可能な作業のように思える弱気な時もある。100通りの案を描いて満足できるもんでもない。出てきた多くの案を分類し整理しわかった気になるか。他人の意見を聞く。悲観と楽観を繰り返す。取捨選択して前へ進まなくては。そう納得させる。誰を。
週末、三鷹市美術ギャラリーで行われている高島野十郎展に行った。彼は、月と蝋燭を繰り返し繰り返し描いている。その他を捨て去るように、月と蝋燭に向かっていく。そうでもしなければ描けなかったのかもしれないとさえ思えた。そしてそこに向かい降りていくことでわかる何かがあるんだろう。方法はひとつではないが、人生は長くない。
「世の画壇と全く無縁になる事が小生の研究と精進です」とは、彼の遺る数少ない言葉。