夜になると眠くなるのは、暗くなると脳の松果体から分泌・生成されるメラトニンの量が増えるからです。 メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれ、アメリカでは自然な睡眠を助けるサプリメントとして売られています。 夜寝る前、眠れない時にホットミルクを飲むとよく眠れると言われますが、これは温かい飲み物によるリラックス効果だけではなく、牛乳に含まれるメラトニン、メラトニンの生成を促すトリプトファンによるものだそうです。 フィンランドやスイス、近年日本でも注目されているのが、「ナイトミルク」と呼ばれるちょっと高い牛乳。 夜間や暗い環境で搾った牛乳で、通常の牛乳よりもメラトニン等の量が多く、より睡眠を助ける効果が強いと考えられているようです。
お正月やおもてなしの際にご馳走として食べられることの多いブリですが、薬膳としての効能もたっぷりです。 青魚に多いEPAやDHAが豊富なので悪玉コレステロールの減少を促しますし、滋養強壮・肝臓強化で有名なタウリンも含まれています。 また、マカダミア・オイルなどで注目されているパルミトオレイン酸(POA)という成分も含まれます。 これは脳への栄養補給を行い、血管を丈夫にして血行をよくするので、低血圧、貧血気味の人にお奨めです。 ブリは脂質が多いので、熱湯をくぐらせて脂を落とすと、胃腸の弱い人も安心して食べられますよ。 ブリは出世魚で成長ごとに ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ(80cm以上)と名前が変わります。 ちなみに、関西では、ツバス → ハマチ → メジロ → ブリです。
会席料理は、「お酒」を楽しむための料理です。 これに対し、懐石料理は「お茶」を美味しく頂くための料理と理解すると判りやすいと思います。 同じ発音なので、懐石料理は別名「茶懐石」とも言います。 茶懐石は茶道からきていますので、千利休の時代、つまり織田信長、豊臣秀吉の安土桃山時代(1500年代後半)に完成されました。 茶道の影響もあり、食事の作法も細かく決められていました。 江戸時代後半になると、武家社会であるにもかかわらず、商人が財をなすようになりました。 そこで、あまり礼儀作法に縛られずに、贅沢な料理を豪華な食器で楽しむ酒席料理が好まれるようになりました。 それが会席料理です。
テスト勉強で「ここが出るだろう」と山をかける、勘を働かせたり当てずっぽうな意味で使われる「山勘」。 どちらかというと当たらない方のニュアンスで使われることが多いが、この「山」、「山勘」とは何なのか? これは山師という職業に由来するもので、現在のような科学的検証技術の無い頃は、鉱山や鉱脈を探し当てるのは山師の経験と勘に頼っていました。 それゆえ当たり外れが激しい博打のようなものだったようです。 この山師の算勘が山勘というわけです。 ちなみに、「山師」は人を騙して儲ける詐欺師の意味でも使われているようです。 また、「山本勘助」という人物に由来するという説もあります。 戦国時代の「名将 武田信玄」に仕えた山本勘助は、優れた戦略家として知られる人物で、鋭い考察で策を巡らし多くの手柄を立てたことから、山本勘助を略して「山勘」と言われるようになったそうです。
水だと到底飲むことの出来ない量を、ビールだと平気でたくさん飲めます。 なぜビールはたくさん飲めるのだろうか? 「お酒だから楽しく飲める」、なんていう意見もありそうですが、これには一応ちゃんとした根拠があります。 水もビールも食道から胃に入ってそこに一時的に貯えられるところまでは一緒です。 中学校で習ったと思いますが、水は胃から十二指腸に少しずつ送られ、小腸から大腸を通る間に腸壁から吸収されます。 しかし、ビールなどのアルコールは、腸壁に吸収されるだけでなく、胃からも吸収されます。 また、アルコール分は炭酸ガスや砂糖を含むと、吸収が早まるという性質を持っており、それらを一緒に摂るとさらに吸収度が高まります。 その上、利尿作用もあるので、ビールはたくさん飲めるんだそうです。
日本最古のプロ野球球団歌であり、大阪の人間なら知らない人はいない阪神タイガースの「六甲おろし」。 この「六甲おろし」のサビの部分の「オウ、オウ、オウ、オウ 阪神タイガ~ス!」の「オウ」の部分、これはシュプレヒコールで使われる「エイ、エイ、オー」の「オー」ではなく、大阪の「オウ」から来たものだそうです。 阪神タイガースの創設当初の球団名称は大阪タイガースだったので、昔は「オウ、オウ、オウ、オウ 大阪タイガ~ス」と歌ってたそうです。 もしも、球団名が創設当初から阪神タイガースだったら、ひょっとして「ハン、ハン、ハン、ハン 阪神タイガ~ス!」になってたかも知れませんね (笑) 。 ちなみに「六甲おろし」の正式な曲名は、「阪神タイガースの歌」だと言うのを知ってました?
通常右利きの人は、左手で受話器を持って、右手でメモを取るという方が多いはずです。 ところが、ノーベル賞を受賞したアメリカの大脳生理学者、ロジャー・W・スペリーによると、脳の働きからすると、右耳で聞いた方が効率が良いのだそうです。 右の耳は左脳支配、左の耳は右脳支配です。 しかし、脳の言語を処理する機能は左脳にしかありません。 左耳で聞いた言葉は、いったん右脳に入り、それから言語をつかさどる左脳へと伝達されます。 一方、右耳で聞いた言葉は、そのままストレートに左脳に入り、言葉の情報が分散されずに、話に集中でき、内容が頭に残りやすくなり、ミスも少なくなるというわけです。
2013年は、再び「脳トレ」への意識が高まり、各自治体が実施のための予算を設け、認知症やうつ病の予防として、国を挙げて「脳の活性化=脳トレ」に取り組み始めると言う。 その中心となりそうなのが、フィットネスジムのルネサンスが開発した「シナプソロジー」。 シナプソロジーは、五感からの様々な刺激を次々と与え続けることや、上下・左右・前後で異なる動きを行うことで脳を活性化させ、注意機能や判断能力などの脳機能(認知機能)を高めるプログラムで、 一見簡単そうな種目が多いが、実際に行うと難しく頭を使うもの。 かつて、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」が一大ブームになりましたが、クリアできずに断念したという人も多かった模様。 シナプソロジーは「種目を“出来る様になる”ことが目的ではなく、挑戦することで脳に刺激を与えるもの」で、認知機能を高める効果が実証されている。 昨今、健康をテーマにした書籍やDVDのヒットが続いているが、この分野でも“脳トレ”がキーワードになりそう。 健康への意識が高まり、日常生活の中で“脳トレ”に取り組む時代が来そうですね。
「アピオス」は北アメリカ、北西部原産地とされるマメ科のつる性植物で、肥大した3cm前後のラグビーボール形状の根茎を食べます。 日本には明治時代にリンゴの苗木をアメリカから輸入した際、その土に混じって入って来たようで、青森県では帰化した状態で、当地では「ほどいも」と呼ばれ定着しています。 ただ、日本に古くから自生していた「ホドイモ」とは別種にあたるため、アピオスのことは「アメリカホドイモ」と呼んで区別されています。 アピオスはジャガイモやサツマイモと比べると非常に栄養価が高く、インディアンのスタミナ源とさえ言われてきました。 アピオスには、ジャガイモの30倍のカルシウムが含まれ、鉄分は4倍、エネルギーは2.5倍。 食物繊維もサツマイモの3倍も含まれ、他のイモにはないビタミンEも含んでいます。 また、アピオスはマメ科の植物だけあって、大豆などに含まれている事で知られている「イソフラボン」も含んでおり、美白作用、保湿性の向上といった肌の美容効果も認められています。
microSDカードは近年でUSBメモリと並ぶ、最も需要の高い小型のフラッシュメモリー媒体です。 主にパソコンへのデータ移行や手軽な持ち運びといった用途に使われ、デジタルカメラ、携帯電話、Wii、ニンテンドーDS、PS3、iPod、itunesなどのメディア用記憶媒体として幅広く流通しています。 microSDカードは、カードリーダーやアダプタを通してPCなどに接続して保管メモリの移動やコピーなどが出来ます。 しかしながら、microSDカードも、携帯などに差し込んだままの持ち運びや抜き差しの回数が多い分、破損やデータ喪失のアクシデントも時々起こりえます。 例えば、メモリーファイルをうっかりPCに移す前に間違って削除してしまったり、カードの入った携帯ごとコンクリートや水の中に落としてしまった、といった時、せっかくの保管メモリが認識されない、もしくは上書きなどで完全に消えてしまう事も多いので、日々の取り扱いには十分に注意しましょう。 また、microSDカードをSDカードアダプタに挿入して書き込みロックを掛けるのには、訳があります。 Windowsの機種などでは、データを閲覧するだけでテーブルを書き換えられてしまう事があるので、それにより元データの破損を防ぐ為ですよ。 ちなみに、もしも、microSDカード等の外部記憶媒体が認識しなくなってしまった場合は、絶対にフォーマットはせずに、お近くの「HP管理人」へ相談してみましょう。 多分、問題なく復活させちゃいますよ。 (但し、暇な時に…。)
アルコールのカロリーは優先的に燃焼されますが、ノンカロリーというわけではありません。 飲みすぎれば、当然太る原因になります。 また、お酒には食欲を増進させる効果がありますが、アルコールは満腹中枢を麻痺させる働きもします。 普通は食事をすると血糖値が上がり、満腹感が生まれますが、肝臓がアルコールの代謝に忙しいと、この機能が麻痺してしまいます。 ご飯などの炭水化物が食べたくなるのもこの為で、脳がいつまでも低血糖だと勘違いしてしまうからです。 さらに、肝臓に負担がかかると、代謝が落ちて体脂肪蓄積の原因にもなります。 カロリーを摂りすぎないためにも、感覚が麻痺して食欲全開にならないためにも、やはり適量を守ることが大事ですね。 ちなみに、女性の場合、約200 kcalのアルコールを代謝するのに約6時間掛かるそうです。 肝臓の負担を減らすには、一度に飲むお酒の熱量を200 kcal位に抑えるのがコツです。 そして1週間に2日は休肝日を設けて、楽しいお酒を飲みましょう。
これから寒くなると猛威を振るって来るのが「インフルエンザ」。 普通の風邪と違って、症状が重くとても辛い病気です。 しかも、感染力の強さは半端ではありません。 とにかく罹りたくないし、罹ったとしても一日も早く回復したい。 驚いたことに、ココアにはインフルエンザウイルスに対抗する力があるのです。 ココアを飲むとワクチン接種時などの獲得免疫だけでなく、生まれながらに持つ自然免疫も増強されるそうです。 ココアには、リラックス効果や冷え性改善効果、ポリフェノールによる抗酸化作用、ピロリ菌に対する殺菌効果などがあります。 ココアは寒い冬に飲まれることが多いので、ココアでインフルエンザを防げるのなら好都合ですね。 しかも、普段飲むココアの濃さで十分なのです。 人ごみの中に外出しなければならない時など、ポットにココアを作って行き、常に少しずつでもココアで喉を潤していれば、ウイルスが侵入し、感染するのを防げるわけです。 鼻からのウイルスには有効かどうか分かりませんが、ココアのポット持ち歩きは、効果がありそうですよ。
筋肉痛は年齢が上がるにつれて表れるまでの時間が遅くなると感じている人も多いと思います。 なぜ、年齢の上昇と伴に筋肉痛が表れるまでの時間が遅くなって行くのでしょうか? 若い頃には翌日、遅くても翌々日には筋肉痛が表れていたのに、3日後、酷いと1週間後に表れる場合もあります。 理由は、筋肉が回復するまでに時間が掛かることが原因です。 破壊された筋繊維を修復する際、その部位に炎症が起こります。 炎症は身体が筋繊維の修復に取り掛かった目印です。 炎症が起きると痛みを生じる物質が生成され、その物質が筋膜を刺激して筋肉痛が起こりますが、年齢が上がると炎症が起きるまでの時間が掛かってしまうようになります。 毛細血管の縮小や白血球の能力低下などがその原因と言われていますが、要するに身体の老化です。 老化により、破壊された筋繊維を修復するまでの準備に身体が手古摺るために筋肉痛が表れるまでの時間が遅くなるということです。 老化はどんどん進みますから、年齢が上がるにつれて更に筋肉痛が起きるまでの時間は遅くなって行きます。 但し、日頃から運動を定期的にすることで老化を遅らせることは可能ですから、自分の身体をしっかりケアするようにしたいものですね。