小麦粉のほか、卵や乳製品を使ってつくられるビスケット。 たかがお菓子と言ってしまっては、ビスケットにちょっと失礼かもしれません。 とかく現代人に不足しがちなカルシウムやビタミンA、B1、B2をかなり含んでいるバランスのとれた食品です。 しかも、たん白質、脂肪も豊富で、エネルギー量も高くなっています。 まさに健康に欠かせない栄養素が勢ぞろいという訳です。 育ち盛りの子ども達には、活動に使われるエネルギーも必要です。 たとえば、 12~14才の男の子ではそのエネルギー所要量は2550 kcalで、30~49才の男子も2550 kcalと同じエネルギー所要量です。 しかも、子どもの胃袋は大人の半分~1/3の大きさしかないので、3度の食事だけでは、カロリーがどうしても不足してしまいます。 ビスケットは栄養的に優れていると同時に、味が比較的淡白です。 だから、他の食品との組み合わせが自由自在で、牛乳やサラダは勿論、カレー味や醤油味のものとも相性バツグンです。 しかも手軽で保存がきき、少しずつ小出しにして食べることも思いのままです。 ビスケットをお菓子としてよりは、楽しい主食として捉えながら栄養のバランスを考えたいものですね。
ちなみに、ビスケットの語源は、ラテン語で「2度焼かれたもの」の意味だそうです。