鎌倉駅西口から、御成通りを抜けて、長谷寺の交差点に向かうバス通りを六地蔵の先まで進むと、「つるや」という鰻屋があります。予約をしておいたので、すぐに二階の座敷に案内されます。お通しをつまみながら、ビールを飲んでいると、しばらくして鰻重が運ばれて来ます。
鎌倉彫の容器を開けると、美味しそうな鰻の蒲焼きが御飯の上に寝そべっています。頂きます。箸で鰻を摘むと、柔らかそうです。口に入れると、ふわふわ . . . 本文を読む
道端に黄水仙の花が咲いていました。春はいろいろな花の顔をして出現します。水仙は、英語でnarcissusといいますが、これはギリシャ神話のナルキッソスにちなんだ名称ですね。オヴィディウスの「変身譚」にも出てきますが、水面に映った自分に恋をしてしまう青年の神話です。だから、水仙の花はいつも下を向いているんです。自己陶酔する人のことを「ナルシシスト」っていいますよね。
足元に咲いている水仙の花を . . . 本文を読む