梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

原気呼吸法の解説(7)カルマの溶解誘導

2008年04月09日 | 呼吸法
 原気呼吸法は脱カルマ瞑想法です。この誘導の基本的な要素を
  3月23日の原気呼吸法の解説(1)誘導の基本的要素
  3月25日の原気呼吸法の解説(2)原気信認 
  3月27日の原気呼吸法の解説(3)意識分画
  3月29日の原気呼吸法の解説(4)皮膚の開放(空間との微細密着感)
  4月1日の原気呼吸法の解説(5)意識放射
  4月7日の原気呼吸法の解説(6)意識放射する場所の移動
で記載しています。今回はカルマを溶解誘導する誘導について記載します。

 人の脳は多くのエネルギーを消費します。この結果として脳には代謝物質(老廃物)が多く発生し、滞積します。その脳に滞積している代謝物質(代謝物)は睡眠時に溶かされ、脳から流れ出します。脳から流れ出した代謝物質(老廃物)は睡眠中に皮膚表面から発散されたり、体の下部にと流れて行き、手足の末端から発散されます。しかし、その日に溶け出した全ての代謝物質(老廃物)が体から発散されるのではなく、代謝物質(老廃物)が体に残り、滞留します。これが体カルマです。この体に滞留しているカルマを溶解する為には、宇宙空間から全身の皮膚表面に向けてエネルギー(気)を入射させる誘導を行います。この入射されたエネルギー(気)によって体の中に滞留している代謝物質(老廃物)としての体カルマやストレスなどで発生した心カルマを溶解します。この溶解し、流動化しているカルマをエネルギー(気)の放射の誘導により、皮膚表面から体の体外に発散させます。
 エネルギー(気)が体に入射しますと、体のある特定な場所がむず痒くなったり、痛みを感じたりします。その部分には代謝物質(老廃物)が滞留しているのです。エネルギー(気)を入射している時のこのような反応は、”今カルマがとけているな”と眺めるようにしていますと自然に治まります。逆にその部分に代謝物質(老廃物)が滞留していますので、その様な場所に集中してエネルギー(気)を入射することも効果的です。特に体の特定な場所に異常が有る時にはその部分が痛んだり、むず痒くなったり、違和感が有ったりなど色々な反応が発生します。
 この入射の誘導は放射の誘導の後に行ないますので、初めにエネルギー(気)の流れを180度逆転する誘導を行い、放射から、入射へのエネルギー(気)の流れの逆転を行ないます。
 原気呼吸法の最後は全身からのエネルギー(気)の放射で終ります。その為に今回はカルマの溶解誘導の後に意識放射の誘導を行います。これにより原気呼吸法を止めた後も、放射が継続し、リラックスした状態が持続します。
 今回は目をつぶって寝て原気呼吸法を行なう方法を記載します。①と⑨の目覚めを追加します。
 
 原気信認からカルマの排除誘導までの誘導方法を記載いたします。

①目をつぶって、静かに仰向けに寝て下さい。足は少し開き、手は軽く開き、手の平を上にして下さい。自分がもっともリラックスする位置がよいので、調節して下さい。呼吸は自然の呼吸をして下さい。ヨガのサバーシャナ(死体のポーズ)と同じです。
数分そのままで寝ていますと、呼吸が落ち着きリラックスしてきます。そうしたら②に行きます。
  横に寝ることが出来ない時は、椅子に座って目を瞑って行っていただければと思います。

②原気の信認

 ”万物を微細化すると原子、中性子そして最終的にはエネルギー(気)の渦となり、この宇宙空間にはエネルギー(気)が満ち溢れているな~。”

と思います。これを数回繰り返します。
 この”・・・いるな~.。”が重要です。また、”な~。”と少し延ばすのがよいです。
これが無意識層に呼びかけるのです。けして、”・・・いる。”ではないのです。

③自分の分身の確認
 
 ”自分の体から離れた空間に自分の体から分かれた自分の分身がいるな~。”
 ”自分の全身を覆うように、包み込むように自分の分身がいるな~。”
 ”その分身が自分の体を眺めているな~。”

と思います。これを数回繰り返します。
自分の体が柔らかなエネルギー体のようなもやもやした物に覆われているような感じがします。それが自分の空間にいる分身です。
 この後の誘導は思うと”・・・・”と思うと記載していますが、自分の分身が眺めているように思っていただけると効果的です。

④皮膚と空間との微細な密着感

 ”自分は今、芝生の上に寝そべっているな~”
 ”自分の体に暖かい太陽の光がサンサンと降り注いでいるな~。”
 ”その太陽の光により皮膚の表面が暖かくなるな~。”

と思います。これを繰り返します。
皮膚表面がほんのりと暖かくなると思います。

⑤意識放射

 ”自分の分身が皮膚の表面を眺めると、時計回りの小さな無数のエネルギーの渦があるな~。”
 ”体の全身の皮膚の表面の小さな無数の渦の中心からエネルギー(気)が出て行くな~。”
 ”そのエネルギーの流れは段々長くなり、宇宙の遥か彼方まで伸びていくな~。”
 ”体の前面、裏面、左右の側面の全身の皮膚の表面から空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”

と思います。これを繰り返します。
あたかも自分の全身からハリネズミの針のようにエネルギー(気)が出て行くような感じになるかも知れません。暖かなエネルギーに包み込まれた、リラックスした感じになるかもと思います。また、皮膚表面が宇宙空間に広がり自分の領域が拡大するような感覚を覚えるかも知れません。

⑥放射する場所の移動
 エネルギー(気)の皮膚表面からの放射を継続したままで、耳鼻の部分から徐々に手足の指先まで放射する部分を移動させます。自分の分身が眺めるように移動します。

 ”耳・鼻の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”首から上の口の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”首の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”肩の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”胸の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”腹の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”腰の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”両手両足の付け根の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”両腕の上腕部・両足の太股の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”両手の肘・両足の膝の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”両手の手首・両足の足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”両手・両足の平・甲の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
 ”両手・両足の指の先の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”

と思います。
 慣れてきますとこの場所を移動する時間が早くなります。スーと移動させてもかまいません。それに合わせてエネルギー(気)が発散する場所がスーと移動するような感じがします。

⑦エネルギー(気)の入射(カルマの溶解)
 今度はエネルギー(気)の流れを180度逆転し、宇宙空間の遥か彼方から、エネルギー(気)を自分の体の全身の皮膚表面に向け入射するように思います。

 ”全身の皮膚の表面から出ているエネルギー(気)の流れが180度逆転して入って来るな~。”
 ”自分の全身の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
 ”宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が全身の皮膚の表面に向かって、前後左右から入って来るな~。”
 ”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”

と思います。これを繰り返します。
 体の特定な場所に異常が有る時にはその部分が痛んだり、むず痒くなったり、違和感が有ったりなど色々な反応が発生します。その様な場合にはそこに代謝物質(老廃物)が滞留しているのだなと思い、不安にならず、そのままその部分を眺めていて下さい。次ぎに放射の誘導を行い、再度入射の誘導を行った時にその部分の違和感が無くなっている時があります。それは、その部分に滞留していた代謝物質(老廃物)が発散したか体の下部に流れていったのです。

⑧エネルギー(気)の放射
 今度はエネルギー(気)の流れを180度逆転し、全身の皮膚の表面から宇宙の遥か彼方に向け、宇宙空間の力で引っ張られるように、エネルギー(気)を放射するのを自分の分身が眺めます。

  ”全身の皮膚の表面に入って来るエネルギー(気)の流れが180度逆転して出て行くな~。”
  ”全身の皮膚の表面から宇宙の遥か彼方に向かって、エネルギー(気)が出て行くな~。”
  ”全身の皮膚の表面から前後左右に、エネルギー(気)が宇宙空間に引っ張られるように出て行くな~。”
  ”老廃物が皮膚表面を通して前後左右に、宇宙空間に引っ張られるように出て行くな~。”

と思います。これを繰り返します。

⑨目覚め
 最後に目を開ける時ですが、最後の放射の後に、静かに目を開けて、手、足の先を軽く、ゆっくりと、ゆすります。溶けて皮膚の表面に溜まっている老廃物を軽く、ゆっくりと、手足をゆすることにより発散します。

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