梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

脳と代謝物質と体カルマ(2)老廃物の発散

2008年01月28日 | 呼吸法
 1月27日の脳と代謝物質と体カルマ(1)で記載したように脳で発生した老廃物は睡眠時溶け、体に流れ出し、手足の末端に流れて行き、発散されます。また、一部は皮膚表面から空間に発散されます。しかし、その日に脳から溶け出した老廃物は全て発散されず、体に滞留します。また、体にはダムの様な老廃物が流れにくい部分があります。脳から流れ出す老廃物は日々同量でなく、大量に流れ出すことがあります。その様な時には流れにくい場所(ダム)の放出量以上の老廃物が流れてくると、そこに老廃物が滞留します。この滞留した老廃物が体の限界以上になるとその周辺にある臓器に異状が発生します。この異状の状況は個々人により異なります。
 老廃物の流れは手足の末端に流れて行き、そこから発散されますので、手足の末端から発散し易くする事が重要です。その為には手足の末端に滞留している老廃物を常に発散させる事が必要です。手足の末端の発散が良くなりますとその上部の手首、足首の部分にあるダムの部分の流れが良くなり、ダムから流れる老廃物の量が多くなります。このように、手足の末端の老廃物の発散量が良くなりますと、その上部のダムの流れが良くなる、それがどんどん上部の部分にと波及します。急がば回れで、手足の末端の活性化が重要なのはこのような理由からです。
 老廃物が皮膚表面に浮かび出ると、皮膚表面から空間に発散されます。この為には、皮膚表面の老廃物の通りをよくする事が重要に成ります。特に、原気呼吸法など、エネルギー(気)を体から空間に放射する呼吸法では、その時に皮膚を励起状態にする事が発散効率を良くする上で重要です。また、皮膚表面が老廃物に覆われていると発散の効率が悪くなります。その為に、皮膚表面の老廃物を少なくすることを日常的に行なう事が重要です。
 老廃物が脳から手足の末端に流れるルートとして体の中心部を流れますと大量の老廃物が脳から流れ出した時に、肺、心臓、胃など重要な臓器を直撃します。心臓などが直撃されると、狭心症のような症状になったりします。場合によっては死ぬこともあります。これを避けるためには流れるルートを出来るだけ中心部から体の体側にと変える事が必要です。
 これらの対応策についての具体的な訓練方法を次回から記載したいと思います。
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2 コメント

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脳と代謝物質と体カルマ(2)老廃物の発散 (Unknown)
2008-01-28 22:09:34
梶川さん

 どうも。大関です。楽しみにブログ拝見しています。脳の代謝物質については私は、ずいぶん苦しんだ方なので、他にも苦しんでいる人がいれば解決のヒントになるといいですね。
 気功法、クンダリニヨガなど興味半分にはじめたのがきっかけで、その後クンダリニの反応で頭からどっと降りてくる妙な感じがありました。その、妙な感じの後は決まって内蔵が痛んだり、耳の下や、節々に異様な重さや痛みなどを感じていました。なんとも普通の痛みや苦しさと違うものなので精神的にもかなり不安定になっていました。当時はそれが脳から降りる代謝物質とはまったく知らずにいました。そこで、脱カルマ瞑想にたどり着いたのですが、特に体が代謝毒にやられないようにいくつかのテクニックがありましたね。多分、次回にブログでアップされると思いますが、体の外側(眼から乳にのびる線上より外)の意識の重点化、皮膚に水の水を浴びる、体の側面から垂直に意識線を引き抜くなどは劇的に自分の体には効いてきたのを思い出します。またハタヨガなどのからだにはたらきかけるストレッチなどは明らかにエネルギーの通り道をよくする技法だと言うことが苦しんでみてよくわかりました。ただ体を柔らかくしようとしたものとは別の意味合いでストレッチなどもやるようになったのです。不器用にも私は7年ぐらいこの痛みからうまく扱うことができなかったのですが、いくつかの技法でコントロールすることが出来る様になりました。ただ、このコントロールも、空間の意識(自分とは別の意識)が前提にあります。梶さんも無意識からと言ってますが、この意識がひとつコツのように感じます。
 

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脳と代謝物質と体カルマ(2)老廃物の発散 (kaji)
2008-01-29 21:09:42
ozekiさん
 体験談有難う御座います。色々な行法を行い、その副作用に苦しんでいる方が多いと思います。最近思っていることですが、私のように幼児の頃からの小児喘息の人達も行法を行なったと同じ様に、脳の代謝物質が溶け易い体質なのかと思っています。私は中学時代に吹き出物が顔や太股に次々にできました。その後に高校時代に激しい喘息になりましたが、脳に溜まった代謝物質が溶け易い体質だったと思います。原気呼吸法を教わってからは自分の体の動きが分かり出しましたので、不安にならず生活しています。ozekiさんや私の経験が一人でも多くの方のお役に立てればと思いながら、只、ブログを書く日々です。
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