原気呼吸法は脱カルマ瞑想法です。この誘導の基本的な要素を
3月23日の原気呼吸法の解説(1)誘導の基本的要素
3月25日の原気呼吸法の解説(2)原気信認
3月27日の原気呼吸法の解説(3)意識分画
3月29日の原気呼吸法の解説(4)皮膚の開放(空間との微細密着感)
4月1日の原気呼吸法の解説(5)意識放射
4月7日の原気呼吸法の解説(6)意識放射する場所の移動
4月9日の原気呼吸法の解説(7)カルマの溶解誘導
で記載していますが、今回はカルマの溶解場所の移動からカルマの排除について記載します。
全身を対象としたカルマの溶解誘導では体の一部の部分が抜けることがあります。その為に全身を自分の分身が眺めるように、エネルギー(気)を入射する場所を移動します。手足の末端から入射し鼻・耳の部分まで入射する位置を移動させます。しかし、頭の部分に対するエネルギー(気)の入射は行いません。もし、頭の部分に対する入射を行ないますと、場合によっては大量の代謝物質(老廃物)を溶かす恐れがあります。そうしますと、それに体が耐えられずに、色々な病気の症状が発生します。最悪死ぬこともあります。これは行法の副作用で最も注意しなければならないことです。万一その様な状態が発生した時には焦らずに、リラックスして只全身からのエネルギー(気)の放射を行ないます。そうしますと、その状態により時間は掛かる時がありますが、自然に体から体カルマである代謝物質(老廃物)が発散され、色々な病気の症状がなくなります。
この移動する場所は意識放射する場所を移動させたのとは逆の方向に体の各部分を自分の分身が眺めます。手足の指先部分から徐々に耳鼻の部分まで入射する部分を移動させます。両手・両足の指の先の部分、両手・両足の平・甲の部分、両手の手首・両足の足首の部分、両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分、両手の肘・両足の膝の部分、両腕の上腕部・両足の太股の部分、両手両足の付け根の部分、腰の部分、腹の部分、胸の部分、肩の部分、首の部分、首から上の口の部分、耳・鼻の部分へと移動します。この時に体に入って来たエネルギー(気)により体の中の老廃物が溶解するなと誘導を行います。
次ぎにカルマの排除誘導を行います。エネルギー(気)の流れを180度逆転し、全身の皮膚表面からエネルギー(気)の放射を行う誘導を行います。その時に、エネルギー(気)の入射時に溶解した代謝物質(老廃物)がエネルギー(気)と一緒に皮膚表面から出て行く誘導を行います。そして耳・鼻の下部から手足の末端まで徐々にエネルギー(気)と共に溶解した老廃物を放射する部分を移動させます。全身を覆う空間の力でエネルギー(気)や老廃物(体カルマ)が引っ張られるように放射の誘導を行います。
原気信認からカルマの排除誘導までの誘導方法を記載いたします。
①目をつぶって、静かに仰向けに寝て下さい。足は少し開き、手は軽く開き、手の平を上にして下さい。自分がもっともリラックスする位置がよいので、調節して下さい。呼吸は自然の呼吸をして下さい。ヨガのサバーシャナ(死体のポーズ)と同じです。
数分そのままで寝ていますと、呼吸が落ち着きリラックスしてきます。そうしたら②に行きます。
横に寝ることが出来ない時は、椅子に座って目を瞑って行っていただければと思います。
②原気の信認
”万物を微細化すると原子、中性子そして最終的にはエネルギー(気)の渦となり、この宇宙空間にはエネルギー(気)が満ち溢れているな~。”
と思います。これを数回繰り返します。
この”・・・いるな~.。”が重要です。また、”な~。”と少し延ばすのがよいです。
これが無意識層に呼びかけるのです。けして、”・・・いる。”ではないのです。
③自分の分身の確認
”自分の体から離れた空間に自分の体から分かれた自分の分身がいるな~。”
”自分の全身を覆うように、包み込むように自分の分身がいるな~。”
”その分身が自分の体を眺めているな~。”
と思います。これを数回繰り返します。
自分の体が柔らかなエネルギー体のようなもやもやした物に覆われているような感じがします。それが自分の空間にいる分身です。
この後の誘導は”・・・・”と思うと記載していますが、自分の分身が眺めているように思っていただけると効果的です。
④皮膚と空間との微細な密着感
”自分は今、芝生の上に寝そべっているな~”
”自分の体に暖かい太陽の光がサンサンと降り注いでいるな~。”
”その太陽の光により皮膚の表面が暖かくなるな~。”
と思います。これを繰り返します。
皮膚表面がほんのりと暖かくなると思います。
⑤意識放射
”自分の分身が皮膚の表面を眺めると、時計回りの小さな無数のエネルギーの渦があるな~。”
”体の全身の皮膚の表面の小さな無数の渦の中心からエネルギー(気)が出て行くな~。”
”そのエネルギーの流れは段々長くなり、宇宙の遥か彼方まで伸びていくな~。”
”体の前面、裏面、左右の側面の全身の皮膚の表面から空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
と思います。これを繰り返します。
あたかも自分の全身からハリネズミの針のようにエネルギー(気)が出て行くような感じになるかも知れません。暖かなエネルギーに包み込まれた、リラックスした感じになるかもと思います。また、皮膚表面が宇宙空間に広がり自分の領域が拡大するような感覚を覚えるかも知れません。
⑥放射する場所の移動
エネルギー(気)の皮膚表面からの放射を継続したままで、耳鼻の部分から徐々に手足の指先まで放射する部分を移動させます。自分の分身が眺めるように放射する場所を移動します。
”耳・鼻の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”首から上の口の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”首の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”肩の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”胸の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”腹の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”腰の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手両足の付け根の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両腕の上腕部・両足の太股の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手の肘・両足の膝の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手の手首・両足の足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手・両足の平・甲の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手・両足の指の先の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
と思います。
慣れてきますとこの場所を移動する時間が早くなります。スーと移動させてもかまいません。それに合わせてエネルギー(気)が発散する場所がスーと移動するような感じがします。
⑦エネルギー(気)の入射(カルマの溶解)
今度はエネルギー(気)の流れを180度逆転し、宇宙空間の遥か彼方から、エネルギー(気)を自分の体の全身の皮膚表面に向け入射するように思います。
”全身の皮膚の表面から出ているエネルギー(気)の流れが180度逆転して入って来るな~。”
”自分の全身の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が全身の皮膚の表面に向かって、前後左右から入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
と思います。これを繰り返します。
体の特定な場所に異常が有る時にはその部分が痛んだり、むず痒くなったり、違和感が有ったりなど色々な反応が発生します。その様な場合にはそこに代謝物質(老廃物)が滞留しているのだなと思い、不安にならず、そのままその部分を眺めていて下さい。次ぎに放射の誘導を行い、再度入射の誘導を行った時にその部分の違和感が無くなっている時があります。それは、その部分に滞留していた代謝物質(老廃物)が発散したか体の下部に流れていったのです。
⑧入射する場所の移動
エネルギー(気)の皮膚表面への入射を継続したままで、手足の指先の部分から耳鼻の部分まで徐々に入射する部分を移動させるように自分の分身が眺めます。
”自分の両手・両足の指の先の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両手・両足の平・甲の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両手の手首・両足の足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両手の肘・両足の膝の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両腕の上腕部・両足の太股の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両手両足の付け根の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”腰の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”腹の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”胸の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”肩の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”首の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”首から上の口の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”耳・鼻の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
と思います。
⑨エネルギー(気)の放射
今度はエネルギー(気)の流れを180度逆転し、全身の皮膚の表面から宇宙の遥か彼方に向け、宇宙空間の力で引っ張られるように、エネルギー(気)を放射するのを自分の分身が眺めます。
”全身の皮膚の表面に入って来るエネルギー(気)の流れが180度逆転して出て行くな~。”
”全身の皮膚の表面から宇宙の遥か彼方に向かって、エネルギー(気)が出て行くな~。”
”全身の皮膚の表面から前後左右に、エネルギー(気)が宇宙空間に引っ張られるように出て行くな~。”
”老廃物が皮膚表面を通して前後左右に、宇宙空間に引っ張られるように出て行くな~。”
と思います。これを繰り返します。この回数は全体の時間を考えて調節頂ければと思います。
⑩放射する場所の移動
エネルギー(気)の皮膚表面からの放射を継続したままで、耳鼻の部分から徐々に手足の指先まで放射する部分を移動させるように自分の分身が眺めます。
”耳・鼻の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”首から上の口の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”首の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”肩の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”胸の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”腹の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”腰の部分の前後左右の皮膚の表面から空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手両足の付け根の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両腕の上腕部・両足の太股の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手の肘・両足の膝の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手の手首・両足の足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手・両足の平・甲の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手・両足の指の先の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
と思います。
⑩サイクルと回数
⑦、⑧の入射、⑨、⑩放射を繰り返します。⑤、⑥の放射を含め放射、入射、放射、入射、放射の5サイクルを基本とします。時間が無い時は放射、入射、放射の3サイクルでもよいです。
⑪終了
呼吸法を止める時には放射の後に止めて下さい。そうすれば、身体からエネルギーを放射した状態が呼吸法を止めても持続しますので、リラックスした気分でその後も過ごせます。入射後に止めますと、原気呼吸でエネルギーを体に入れ続けますので、身体がそれに耐えられず、異常反応が発生することが有ります。初めは、呼吸法が上手く出来ないので、大丈夫ですが、出来るようになると危険です。その様な時は即、放射を行って下さい。
⑫目覚め
最後に目を開ける時ですが、最後の放射の後に、静かに目を開けて、手、足の先を軽く、ゆっくりと、ゆすります。溶けて皮膚の表面に溜まっている老廃物を軽く、ゆっくりと、手足をゆすることにより発散します。
頭の部分には気を入れないで下さい。頭には老廃物が多く蓄積されており、気を入れる事により、何らかの原因でその老廃物が一度に溶け、体に流れ出し、体が耐えられなくなることがあります。瞑想などの行法が恐ろしいのは、この現象が起こる事です。
この原気呼吸法を行っている時に色々な事が頭の中に思い浮かびますが、それらを振り払うのではなく、また、思い出したなと只遊ばしておく事が重要です。そうすれば自然にそれらは消えます。
この原気呼吸法を行った後は、多分リラックスし、疲れも無くなり、気分爽快になっていると思います。目を開けますと視界も鮮明になっています。初めはエネルギーの流れなど感じられず、誘導の体の反応が分からないと思いますが、原気呼吸法を行う前に比べ、リラックスし、気分が爽快になっているのなら、自分では感じられませんが、身体は原気呼吸法の誘導に反応しているのです。後は、繰り返し、実践することにより、無意識に単純原気呼吸法が出来るようになり、徐々に微細な感覚が育ち、身体の色々な反応が分かるようになります。
3月23日の原気呼吸法の解説(1)誘導の基本的要素
3月25日の原気呼吸法の解説(2)原気信認
3月27日の原気呼吸法の解説(3)意識分画
3月29日の原気呼吸法の解説(4)皮膚の開放(空間との微細密着感)
4月1日の原気呼吸法の解説(5)意識放射
4月7日の原気呼吸法の解説(6)意識放射する場所の移動
4月9日の原気呼吸法の解説(7)カルマの溶解誘導
で記載していますが、今回はカルマの溶解場所の移動からカルマの排除について記載します。
全身を対象としたカルマの溶解誘導では体の一部の部分が抜けることがあります。その為に全身を自分の分身が眺めるように、エネルギー(気)を入射する場所を移動します。手足の末端から入射し鼻・耳の部分まで入射する位置を移動させます。しかし、頭の部分に対するエネルギー(気)の入射は行いません。もし、頭の部分に対する入射を行ないますと、場合によっては大量の代謝物質(老廃物)を溶かす恐れがあります。そうしますと、それに体が耐えられずに、色々な病気の症状が発生します。最悪死ぬこともあります。これは行法の副作用で最も注意しなければならないことです。万一その様な状態が発生した時には焦らずに、リラックスして只全身からのエネルギー(気)の放射を行ないます。そうしますと、その状態により時間は掛かる時がありますが、自然に体から体カルマである代謝物質(老廃物)が発散され、色々な病気の症状がなくなります。
この移動する場所は意識放射する場所を移動させたのとは逆の方向に体の各部分を自分の分身が眺めます。手足の指先部分から徐々に耳鼻の部分まで入射する部分を移動させます。両手・両足の指の先の部分、両手・両足の平・甲の部分、両手の手首・両足の足首の部分、両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分、両手の肘・両足の膝の部分、両腕の上腕部・両足の太股の部分、両手両足の付け根の部分、腰の部分、腹の部分、胸の部分、肩の部分、首の部分、首から上の口の部分、耳・鼻の部分へと移動します。この時に体に入って来たエネルギー(気)により体の中の老廃物が溶解するなと誘導を行います。
次ぎにカルマの排除誘導を行います。エネルギー(気)の流れを180度逆転し、全身の皮膚表面からエネルギー(気)の放射を行う誘導を行います。その時に、エネルギー(気)の入射時に溶解した代謝物質(老廃物)がエネルギー(気)と一緒に皮膚表面から出て行く誘導を行います。そして耳・鼻の下部から手足の末端まで徐々にエネルギー(気)と共に溶解した老廃物を放射する部分を移動させます。全身を覆う空間の力でエネルギー(気)や老廃物(体カルマ)が引っ張られるように放射の誘導を行います。
原気信認からカルマの排除誘導までの誘導方法を記載いたします。
①目をつぶって、静かに仰向けに寝て下さい。足は少し開き、手は軽く開き、手の平を上にして下さい。自分がもっともリラックスする位置がよいので、調節して下さい。呼吸は自然の呼吸をして下さい。ヨガのサバーシャナ(死体のポーズ)と同じです。
数分そのままで寝ていますと、呼吸が落ち着きリラックスしてきます。そうしたら②に行きます。
横に寝ることが出来ない時は、椅子に座って目を瞑って行っていただければと思います。
②原気の信認
”万物を微細化すると原子、中性子そして最終的にはエネルギー(気)の渦となり、この宇宙空間にはエネルギー(気)が満ち溢れているな~。”
と思います。これを数回繰り返します。
この”・・・いるな~.。”が重要です。また、”な~。”と少し延ばすのがよいです。
これが無意識層に呼びかけるのです。けして、”・・・いる。”ではないのです。
③自分の分身の確認
”自分の体から離れた空間に自分の体から分かれた自分の分身がいるな~。”
”自分の全身を覆うように、包み込むように自分の分身がいるな~。”
”その分身が自分の体を眺めているな~。”
と思います。これを数回繰り返します。
自分の体が柔らかなエネルギー体のようなもやもやした物に覆われているような感じがします。それが自分の空間にいる分身です。
この後の誘導は”・・・・”と思うと記載していますが、自分の分身が眺めているように思っていただけると効果的です。
④皮膚と空間との微細な密着感
”自分は今、芝生の上に寝そべっているな~”
”自分の体に暖かい太陽の光がサンサンと降り注いでいるな~。”
”その太陽の光により皮膚の表面が暖かくなるな~。”
と思います。これを繰り返します。
皮膚表面がほんのりと暖かくなると思います。
⑤意識放射
”自分の分身が皮膚の表面を眺めると、時計回りの小さな無数のエネルギーの渦があるな~。”
”体の全身の皮膚の表面の小さな無数の渦の中心からエネルギー(気)が出て行くな~。”
”そのエネルギーの流れは段々長くなり、宇宙の遥か彼方まで伸びていくな~。”
”体の前面、裏面、左右の側面の全身の皮膚の表面から空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
と思います。これを繰り返します。
あたかも自分の全身からハリネズミの針のようにエネルギー(気)が出て行くような感じになるかも知れません。暖かなエネルギーに包み込まれた、リラックスした感じになるかもと思います。また、皮膚表面が宇宙空間に広がり自分の領域が拡大するような感覚を覚えるかも知れません。
⑥放射する場所の移動
エネルギー(気)の皮膚表面からの放射を継続したままで、耳鼻の部分から徐々に手足の指先まで放射する部分を移動させます。自分の分身が眺めるように放射する場所を移動します。
”耳・鼻の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”首から上の口の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”首の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”肩の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”胸の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”腹の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”腰の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手両足の付け根の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両腕の上腕部・両足の太股の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手の肘・両足の膝の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手の手首・両足の足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手・両足の平・甲の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
”両手・両足の指の先の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)が出て行いくな~。”
と思います。
慣れてきますとこの場所を移動する時間が早くなります。スーと移動させてもかまいません。それに合わせてエネルギー(気)が発散する場所がスーと移動するような感じがします。
⑦エネルギー(気)の入射(カルマの溶解)
今度はエネルギー(気)の流れを180度逆転し、宇宙空間の遥か彼方から、エネルギー(気)を自分の体の全身の皮膚表面に向け入射するように思います。
”全身の皮膚の表面から出ているエネルギー(気)の流れが180度逆転して入って来るな~。”
”自分の全身の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が全身の皮膚の表面に向かって、前後左右から入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
と思います。これを繰り返します。
体の特定な場所に異常が有る時にはその部分が痛んだり、むず痒くなったり、違和感が有ったりなど色々な反応が発生します。その様な場合にはそこに代謝物質(老廃物)が滞留しているのだなと思い、不安にならず、そのままその部分を眺めていて下さい。次ぎに放射の誘導を行い、再度入射の誘導を行った時にその部分の違和感が無くなっている時があります。それは、その部分に滞留していた代謝物質(老廃物)が発散したか体の下部に流れていったのです。
⑧入射する場所の移動
エネルギー(気)の皮膚表面への入射を継続したままで、手足の指先の部分から耳鼻の部分まで徐々に入射する部分を移動させるように自分の分身が眺めます。
”自分の両手・両足の指の先の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両手・両足の平・甲の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両手の手首・両足の足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両手の肘・両足の膝の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両腕の上腕部・両足の太股の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”両手両足の付け根の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”腰の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”腹の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”胸の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”肩の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”首の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”首から上の口の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
”耳・鼻の部分の前後左右の皮膚の表面に向かって宇宙の遥か彼方からエネルギー(気)が入って来るな~。”
”そのエネルギー(気)によって体の中にある老廃物が溶かされるな~。”
と思います。
⑨エネルギー(気)の放射
今度はエネルギー(気)の流れを180度逆転し、全身の皮膚の表面から宇宙の遥か彼方に向け、宇宙空間の力で引っ張られるように、エネルギー(気)を放射するのを自分の分身が眺めます。
”全身の皮膚の表面に入って来るエネルギー(気)の流れが180度逆転して出て行くな~。”
”全身の皮膚の表面から宇宙の遥か彼方に向かって、エネルギー(気)が出て行くな~。”
”全身の皮膚の表面から前後左右に、エネルギー(気)が宇宙空間に引っ張られるように出て行くな~。”
”老廃物が皮膚表面を通して前後左右に、宇宙空間に引っ張られるように出て行くな~。”
と思います。これを繰り返します。この回数は全体の時間を考えて調節頂ければと思います。
⑩放射する場所の移動
エネルギー(気)の皮膚表面からの放射を継続したままで、耳鼻の部分から徐々に手足の指先まで放射する部分を移動させるように自分の分身が眺めます。
”耳・鼻の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”首から上の口の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”首の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”肩の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”胸の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”腹の部分の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”腰の部分の前後左右の皮膚の表面から空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手両足の付け根の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両腕の上腕部・両足の太股の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手の肘・両足の膝の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両腕の下腕部・両足の膝から足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手の手首・両足の足首の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手・両足の平・甲の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
”両手・両足の指の先の部分の四箇所の前後左右の皮膚の表面から宇宙空間の力で、引っ張られるようにエネルギー(気)と一緒に老廃物が出て行いくな~。”
と思います。
⑩サイクルと回数
⑦、⑧の入射、⑨、⑩放射を繰り返します。⑤、⑥の放射を含め放射、入射、放射、入射、放射の5サイクルを基本とします。時間が無い時は放射、入射、放射の3サイクルでもよいです。
⑪終了
呼吸法を止める時には放射の後に止めて下さい。そうすれば、身体からエネルギーを放射した状態が呼吸法を止めても持続しますので、リラックスした気分でその後も過ごせます。入射後に止めますと、原気呼吸でエネルギーを体に入れ続けますので、身体がそれに耐えられず、異常反応が発生することが有ります。初めは、呼吸法が上手く出来ないので、大丈夫ですが、出来るようになると危険です。その様な時は即、放射を行って下さい。
⑫目覚め
最後に目を開ける時ですが、最後の放射の後に、静かに目を開けて、手、足の先を軽く、ゆっくりと、ゆすります。溶けて皮膚の表面に溜まっている老廃物を軽く、ゆっくりと、手足をゆすることにより発散します。
頭の部分には気を入れないで下さい。頭には老廃物が多く蓄積されており、気を入れる事により、何らかの原因でその老廃物が一度に溶け、体に流れ出し、体が耐えられなくなることがあります。瞑想などの行法が恐ろしいのは、この現象が起こる事です。
この原気呼吸法を行っている時に色々な事が頭の中に思い浮かびますが、それらを振り払うのではなく、また、思い出したなと只遊ばしておく事が重要です。そうすれば自然にそれらは消えます。
この原気呼吸法を行った後は、多分リラックスし、疲れも無くなり、気分爽快になっていると思います。目を開けますと視界も鮮明になっています。初めはエネルギーの流れなど感じられず、誘導の体の反応が分からないと思いますが、原気呼吸法を行う前に比べ、リラックスし、気分が爽快になっているのなら、自分では感じられませんが、身体は原気呼吸法の誘導に反応しているのです。後は、繰り返し、実践することにより、無意識に単純原気呼吸法が出来るようになり、徐々に微細な感覚が育ち、身体の色々な反応が分かるようになります。