梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

スイスの旅(6)

2007年07月15日 | 
 ゴルナーグラートから一駅ローテンボーデンまで電車に乗り下り、そこからリッフェルベルク駅までの一駅間1時間半の下りのハイキングです。しかし、下りですが、急なところもあり、足を踏ん張り滑らないようにして、少しずつ歩くので、リッフェルベルク駅の平らな所に着いた時には足がガタガタして踊っていました。途中逆さマッターホルンが見れる池の湖畔に行きましたが、今日は風が強く、残念ながら湖面に映るマッターホルンは見えませんでした。このコースは下りですが、サウンドオブミュージックの映画の世界を歩いているようで気分爽快なハイキングでした。サウンドオブミュージックは同じスイスでもオーストリアとの国境の山ですので、この場所では在りませんが、何回も映画で見たと同じ世界です。高山植物の写真を撮り、雄大な雪山のアルプスを目の前に見ながらのハイキングで、下界のことを全て忘れ、ただ、自然の中に自分が居る、この今見える広い空間の全エネルギーを自分が独占しているような気分で、スイスに来てよかったと思った瞬間です。ホテルの不満も、陶芸のことも、日本の事も、何もかも一瞬に忘れる、素晴らしい世界です。丘の稜線の先、そこから遥か先のアルプスの山々までの空間が自分の為にだけ有る様に感じる、素晴らしい世界です。







 リッフェルベルク駅の傍のレストランのベランダで電車に乗る前に渡されたおにぎりを食べました。ベランダの一番端のテーブルに座り、山を見ながらのんびりとした昼食、これもまた気分爽快で、趣が有りました。ここで自由解散となりました。ツェルマットまでは1時間半ほどで歩けるとの事でしたので、歩こうかなと思い、現地ガイドに道の状況を聞きましたら、途中岩場が有り、お勧めできないとの事でしたので、電車でツェルマットに戻りました。
 その後は自由時間です。ツェルマットに戻り、KOOPに行こうと思いましたら、日曜日で休みでした。夕食までツェルマットの町の中をゆっくりと歩き、お土産などを見て歩きました。たまたま、この地域のテニスのオープン大会の決勝日で、その試合を行っていましたので、久し振りにテニスの試合をコート脇で見ることが出来ました。また朝登山電車の隣に乗り合わせた人達と話している時に、よい花の本を紹介されたので、その本が売っていないかと探しましたら、やっとお土産物屋の地下にある本屋を見つけました。20フランで買いましたが、お土産物屋や帰りの空港などではもっと高かったです。ツェルマットの町並みはヨーロッパのリゾート地の雰囲気で、どのホテルのベランダにも花が置かれており、綺麗な町並みです。



 5時に20匹から30匹ほどの羊の群れが鈴を鳴らしながらメインストリートを歩いてく行きました。おみやげ物屋の中にいたので写真を取れませんでしたが、観光客の為のアトラクションかと思います。この前から雷が鳴り出しましたが、急に雨が降り出しました。ホテルまでは数分の所でしたので、軒下沿いにホテルまで走りました。夜は激しい雷が鳴り、雨です。3日間続いた晴天も終わりのような感じがしました。
 夕食はホテルのレストランです。ツェルマットはイタリアに近いのでイタリア料理です。サラダも彩がよく、久し振りに野菜を食べたと云う気分です。その後スパゲティーですが盛り付けも綺麗で、美味しかったです。ただ、シェフはイタリア料理で綺麗にソースなどを掛けて盛り付けているのですが、ウエイトレス、ウエイターはお皿を無造作に次々にテーブルの上に置くので、4人のテーブルですが正面の向きが色々です。これもお国柄かなと思いました。

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2 コメント

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スイスの旅6 (engel)
2007-07-15 22:38:54
久しぶりに覗いてみましたら、アルプスの山々が素敵に写った写真が一杯。。驚いてしまいました。
スイスに行かれてたのですね。
楽しい旅を満喫されたご様子が眼にうかびます。。
私も是非行って、山々の写真撮ってみたいものです。。
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スイスの旅 (kaji)
2007-07-16 13:59:07
engelさん
スイス旅行、その前の準備などでブログの更新行わず失礼致しました。今回の旅では何時も使っているデジカメとは別に娘から借りた一眼レフのデジカメを持って行きました。ただ、レンズが70mmから300mmの物が付いていましたので、広角で風景が撮れず、その時は普段のデジカメを使いました。交換用のメモリーを持たずの旅でしたので途中で画像を消しながら撮影を続けました。
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