梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

スイスの旅(7)

2007年07月16日 | 
 5日目の7月2日。今日は小雨が降っています。天気がこれから悪くなるようです。朝食後ツェルマットから電車でテッシュまで行き、バスに乗りました。雨の中のバス旅行で、周りの景色は見えません。来た道をローヌ川まで戻り、少し走ってローヌ川と別れ、山に向かいます。ゴッペンシュタイン駅からカートレインに乗り、バスの非常灯しか明かりの無い、真っ暗な長いトンネルを通ってカンデルシュテーク駅まで行き、列車を降り、バスでチェアリフトの乗り場まで行きました。

 そこから10分ほど霧の中をチェアリフトに乗りました。周囲の山々は霧で見えませんが、しかしリフトの下の斜面はお花畑です。リフトを降り、ゆるい下り坂を20分ほど歩きエッシネン湖に行きました。周りは霧に包まれ、一瞬霧が晴れるとぼんやりと山が見えますが、霧雨の中を花々の写真を撮りながら歩きました。この20分のコースは今は一面のお花畑で、色々な花の写真を撮ることが出来ました。同じ様な花は日本の高山などでも見ることが出来ます。20分を大幅に遅れた霧のなかのハイキングです。帰りは20分のゆるい上り坂です。湖畔には馬車が止まっていました。御者の老人?は人がよさそうな人で、写真を一緒に撮りました。帰りにグループの仲間が乗り、私達の脇を通ったので、写真を撮りました。ハイキングでの地元の人達との挨拶は楽しいですね。ここは日本人の観光客がいないです。すれ違うのはスイス人の日本の高校生ぐらいの人達のグループが多かったです。彼らはすれ違う時に私が”hi”と云うと日本人と分かると”こんにちわ”と答えます。日本の観光客は彼らにとっては大事なお客さんなので、日本語の挨拶は教育されているのですかね。日本の一般のツアーは観光スポットの摘み食いですので、少し離れた所は日本人がいなく、外国に来たような気分になります。
 昼食はリフトを降りたところのレストランでラクレットを食べました。少し黄色がかったジャガイモが付いていましたが美味しかったです。水分もあり、余り大きくないので新ジャガかと思いました。昼食時間も1時半でしたので、私達以外は数人の外国人しかお客さんがいなかったです。ゆったりとした、落ち着いた雰囲気のレストランで時間もゆっくりとしていて気に入りました。





















 午後は一路グリンデルワルトに向かいました。トゥーン湖の湖畔のシュピーツからトゥーン湖とブリエンツ湖の境目のインターラーケンの近くまで行きそこからグリンデルワイドに向かいます。外は雨でしたが、途中シュタウプバッハで氷河で削られた断崖の上から落ちる、スイスで一番大きな300mの滝を見るために停車ました。バスが駐車場に停車したら降っていた雨が急に止み、見終わってもうじきバスにたどり着く時に激しく降りだしました。シュタウプバッハは氷河で削られた谷間で谷の間隔も狭く、小さな水量の滝が両側の断崖に数多く見られました。ペルーのアステカのように山の頂上近くまで段々畑が作られているところもありました。また、屋根まで草が生えている家があり、庭が綺麗に手入れされていました。



 グリンデルワルトに近づくと、雨が止みだしました。旅行社指定の御土産物店に寄りました。色々なメーカのブランドものが所狭しと並んでいますが、そんな店は興味が無いので、近くのKOOPに行き、時間をつぶしました。ホテルは4星のサンスターホテルに宿泊しました。ホテルの部屋に入ろうとしましたら、家内のスーツケースが有りません。添乗員の部屋に電話しましたが、まだ、部屋に戻ってきていないのか通じません。夕食まで1時間半ほど有りますが、その時に話そうと思いました。しかし、汗をかいているので、着替えは個別のスーツケースに入れていますので、困りましたが、私の下着で着替えました。少し経ったらドアーをノックするので開けましたら、添乗員がスーツケースを持って来ました。グループの他の方の所に置かれていたようです。32人のグループですので、このようなケースも有るのですね。ホテルの部屋に入るとIHの台所があり、ベットルームの他に広いリビングが付いている、スイートルームのような部屋です。ベランダも広く、山も氷河も見えご機嫌な部屋でした。お湯を沸し、置いてあった紅茶をゆっくりと食事前に飲み、今日一日の疲れを取りました。夕食はサラダの盛り付けも綺麗で、ポークシチュウでしたが、時間を掛け、柔らかく煮込まれており、満足した夕食でした。ロビーも趣が有り、夜はピアノの演奏をしており、今回のツアーで一番よかったホテルです。このホテルならゆっくりとホテルライフが楽しめるなと思いましたが、今日は移動で疲れ、明日もアイガー行きが早いので早々の睡眠です。
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