街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

中津街道(付録)

2008-10-18 09:53:26 | 中津街道

 近くに葛原八幡がある。ここは八幡なのだが左三つ巴である。普通といえば可笑しいかもしれんが、通常ならば八幡は右三つ巴なのである。私の母方の男の紋が左三つ巴で、女の紋が梅である。女方の先祖が豊前で、菅原道真が防府より流れ着いたとき綱を敷き、道真をもてなした。そのときに名前をいただいている。「家令(かれい)」である。もう一方「有門(ありかど)」である。約1100年前のことである。今でもこの二つの名は豊前に存在する。道が反れた。街道を行くからには道が反れることもあるであろう。
 ここも旗が立ち並び秋祭りの準備が進められていた。


 中津街道が鳥居の目の前を東西に延びている。向うは(西)小倉城下に至る。
この並びには街道であることを知らしめるような佇まいは今となっては微塵もないが、街道であったことだけの様相は呈していると言ってよい。
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中津街道

2008-10-18 09:23:07 | 中津街道

 古表神社を後にして川に沿い山国橋を目指す。目には入っているのだがその距離は意外と遠い。直線は歩くのにはあまり好いものではないようだ。
 ところがその途中に旗指物、幡、提灯、注連飾り等が立ち並んでいる。そう秋祭りの時季なのである。稲刈りなど収穫が終わり、五穀豊穣に感謝する例(礼)祭である。土手に沿ったところに神輿のお旅所がある。秋の風物詩に出くわした。丁度いいときに来たものだとカメラを向けた。傍によるのは失礼だと思って望遠で撮る事にした。参加されている皆さんを自然体で撮る事が出来たことは言うまでもない。
 神主さんであろう、熱心に話をされておる。「天照大御神が・・・」聞かれておられる方々は緊張しているのかは判らぬが、まんじりともせず傾聴しておられる様子である。古来より見られた風景なのだ。
 ただ少し気になったのは若者の姿が見えぬことである。伝統を引き継ぐのは難しいこととなっているのかもしれん。
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