朝顔も終わり

　父の朝顔も終わりに近づいた。朝鮮朝顔だけが有終の美を見せてくれているようだ。あと二三日もすれば全て終わり種の収穫を待つのみとなろう。この一月楽しませてくれた。朝顔観察日記もこれでもかと言うくらいに続けることも出来た。
　絵も描くことができた。父に感謝する。父が元気なときはここで朝顔を育てることなど考えもしなかった。実家に行って父との会話の一つとしていたからだ。今考えれば同時期に植えてあーだこうだとやりとりをしたほうがよかったのかもしれん。しかしそれも今となれば母としか出来ない。残念の一語に尽きる。

朝顔の絵

　父の朝顔である。いまだに花を付けてくれるのだが、このごろの朝晩の気温低下の影響なのであろうか、最初に咲いた花と比べると半分くらい、いや、それ以下の花になった。あるいは蕾が半開きのままで終わってしまう。
　来年は真剣に花を咲かせようと今から考えている。（写真：肥後朝顔）