かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

再び市街地へ

2016-01-31 22:07:42 | 旅行
軍事史博物館を出て、トラム乗り場まで歩いて行く
正午を回った時間帯のため、暑い
博物館の建物から庭を通って正門(?)へと向かう。
正門と言っても西洋式の建物によくある構造で、門自体が小さな建物のような造りになっている。
その構造を利用して、現在はレストランになっている
空腹ならば寄るところだが、先ほど博物館内のカフェで軽食をとったばかりなので寄らない。

博物館に行くときは散々迷ったのだが、帰りはすんなりと大通りに出られる。
迷いそうだからと避けた公園の中を通れば、すぐに着いたのである
建設中のウィーン中央駅(元はウィーン南駅)を左手に見ながら、
真夏の日差しの下を歩くこと10分でトラム乗り場に着く。

行きと同じトラムD番に乗り、市街地(リンク)へと向かう
行きではOper(オーパー、国立オペラ座の前)で乗ったのだが、
通り越して1つ先のBurgring(ブルクリンク)まで行く。
ブルクリンクは前年(2013年)に見学した王宮や新王宮の裏側にある停留所で、
降りた所にはブルク庭園が広がっている。
これは、庭園内にあるモーツアルト像である

この写真には写っていないが、像の前には花で大きなト音記号が描いてある

道を渡って、西側にある大きな建物の方へと歩いて行く。
停留所からはすぐである。
建物は2つが向かい合うようにして建っており、間に広場がある。
広場の道を挟んだ向かい側には、このような建物がある。

これはMuseumsQuartier(ミュージアムクオーター、通称MQ)という複合美術館の入口である。
この建物は、かつて王宮の厩舎として使われていたものだそうだ
入口を抜けると、10以上の美術館やギャラリーなどが集まっているとのことだ。
博物館や美術館が大好きなわたしには見逃せない施設だが、この年は他に行く場所がある。

わたしの目的地は、MQの手前にある双子の博物館である。
まずは、停留所から近い方、中央の広場から見て左手にある建物、美術史博物館に入る。

これは、美術史博物館に入る前に撮影した、もう片方の建物である
建物の前に鎮座していらっしゃるのは、たくさんの賢者に囲まれたマリア・テレジア様の銅像である


この日程はいかがなものか(at ヨーロッパ選手権)

2016-01-30 22:21:07 | フィギュアスケート
先ほどヨーロッパ選手権のペアが終わった。
応援している墺国ペア(ZさんとKさん)は9位で、昨年に引き続いてユーロ2枠を確保した
しかし、墺国には他にペアがいるのか不明である。
何かのインタビューで、Kさんは「ジュニアにペア結成の動きがある」と言っていたのだが、
今季の国内選手権には出ていなかった。
今回のユーロに出ているマリオ君の弟(ジモン君)が3年前あたりでペアのトライアウトをしたのだが、
相手の子が少しふくよかなせいか、どうも続いていないようだ

昨年のユーロ(スウェーデン)では、普通はすべての競技が終了した後に行うはずのバンケットが
なぜか最終日の前日に行われ、ペアフリーはその翌日だった
今年は全種目終了後にバンケットがあるのだが、
無理に日程内に収めようとしたのか、ペアフリー→アイスダンスフリーダンスの後となる。
そのため、ペアのショートプログラムは(現地時間で)昨日の午後2時に始まったのだが、
フリーは今日の午前10時競技開始という見たことのない過酷な日程になっている
年齢的にはベテラン組が多いペア選手達にとっては、2年連続でとんでもないスケジュールである

昨年のユーロの時は、墺国でヨーロッパユースオリンピックフェスティバルという大会が開かれていて、
15~16歳のアスリート達がそこに出ていた。
その中には当然だがフィギュアスケートの選手達もいて、女子の何人かはヨーロッパ選手権にもエントリーしていた。
墺国でフリーを滑った翌日にスウェーデンでショートプログラムという過酷なんてもんじゃないスケジュールだったのだが、
それをこなして、しっかりフリーまで進んだというびっくりするようなできごとがあった
若さっていいなあと思った瞬間でもあった


今日は天気のせいか体調が思わしくないので、録画した番組やINのビデオを見ながら過ごした
ヨーロッパ選手権などISU主催の大会は、ショートプログラムで足きりがある。
(ペアは参加が少ないので、ショートを滑った全組がフリーに進むことができた
そういう大会ではショートプログラム(ショートダンス)での失敗がとりわけ下位選手達にとっては命取りになる。
わたしが好きな(元)選手のショートプログラムを生中継やオンラインリザルトで見ることがほとんどなかったのは、
これが理由である

全米選手権では予選の段階でも何人滑ろうが全員がフリーまで進む。
前に『特に下位カテゴリでは、フリーでの大逆転がある』と書いたが、
実際にはショート最下位→フリーで1位というようなことはまず起こらないものだ。
やはり各カテゴリで金メダルを獲る選手は、ショートでもそれほど外さないものだ。
全米ノービス男子では、表彰式直前に4位(ピューターメダル)が入れ替わるという
どちらの選手にとっても気の毒なことが起こった。
5位のライアン・ダンク君は、今季からノービスに上がった選手で、
昨季はインターミディエイトでメダルを獲っている。
予選では南太平洋地区リージョナルで1位、東地区セクショナルで2位と安定していて、
当然本大会でもメダルを獲りそうな選手だった(現に、そう書いているブログもあった。
もちろん、予選で下から2番目の成績のピーター君の名前はあがっていない)。
しかし、ショートでコンビネーションの最初のジャンプが1回転になってしまい、大きく出遅れた。
他にも、中西部セクショナルで1位の選手も、ジャンプが抜けるミスがあって、こちらも出遅れた。
彼らはフリーでは安定した演技だったのだが、結局メダルには届かなかった。
やはりメダルを狙うには、ショートでミスをしてはいけないのである。

昨年のピーター君は、ショートで2回転倒して、9位と出遅れた。
キスクラが反省会ではなく、お通夜のようになっていた
翌日のフリーでシーズンベストを出す会心の演技をしたのだが、フリー7位、全体では6位にとどまった。
これは、1番滑走で点数が出にくかったのも原因のひとつだろうと思う。
(もっとも、この時は3回転ジャンプが3種類しかなかったのが、得点が伸びなかった理由だろう)
フリーで後の方のグループに入るようなショートでなくてはならない、と学んだのだろう。
今年は、予選で転倒など不調だったルッツを外してトウループにしたのが良かった。
ユーロのマリオ君も、エッジエラーをとられるフリップや失敗する可能性のあるルッツではなく、
トウループのコンビネーションにしたのが、ぎりぎりでもフリーに進めた一因だろう。

さて、間もなく始まるアイスダンスで今年のユーロ(=デスマーチ週間)は終わる。
一息ついてから、来月は四大陸選手権である。
今度は時差が1時間しかないから時間帯としてはかなり楽である。
ゆえに、休みの日はずっとパソコンとお友だち状態になるだろうなと予測しておく

デスマーチ続行中

2016-01-29 23:15:32 | フィギュアスケート
今年のユーロは、日本のスケオタには有り難くない時間帯である。
J-Sportsでの生中継で、見やすい時間帯は、初日の女子ショートだけで、
あとは夜中の1時とか2時からの放送となっている
ブラチスラバとの時差が8時間ということは、
男子や女子フリーの開始時刻は、現地では夕方の5時か6時ごろとなる。
勤め人や学生が観に行くにはちょうどいい時間帯である。
3年前のユーロ(ザグレブ大会)では、テレビ(スカパーのJ-Sports)を見ていたら空席が目立ったのだが、
平日の正午からの試合では客の入りがいまいちだったのも納得できる。

と言うわけで、今回のユーロは、ハナから生中継を見るのをあきらめた。
しかし、結果が気になって、今朝も変な時間に目が覚めてしまった。
リザルトを確かめたら、マリオ君はショートから1つ順位を上げていた
そこで眠ると確実に寝過ごす自信があったので、そのままなんとなく中継やリザルトや某掲示板を見ながら過ごす

2日連続で寝不足で、体調があまり良くない
今、窓から外を見たら、雪が降っている(またか!)
明日は仕事は休みなのだが、このまま起きていて女子を待っている体力も気力もない。

J-Sportsは全米もユーロも男女シングルは全滑走をライブで放送してくれて有り難いのだけど、
さらにペアやダンスも(ライブじゃなくてもいいから)全滑走を流してくれるともっと嬉しい。
わたしは男女シングルもだが、ペアやダンスでも下位グループが好きなのである

ペアの後半グループが気になるのだが(墺国ペアがこんな所で滑るとは!)
もう寝ることにする

毎年恒例フィギュアデスマーチ週間

2016-01-28 23:07:29 | フィギュアスケート
表題の時期は、わたしには年に3回ある。

11月上旬~中旬(年によっては下旬)
この時期には、墺国グラーツでアイスチャレンジというフィギュアスケートの大会が開催される。
全部のカテゴリと全部の滑走をネットで中継してくれるので、8時間の時差にも負けずに毎年見てしまう
3年前などは、日本時間では日曜日の夜に最終種目のシニア男子フリーがあり、
続く表彰式、エキシビションと見てしまい、終わったのが月曜日の午前3時半だった
3時間睡眠をとり、6時半に起きていつも通りに仕事に向かったのであった

1月
全米選手権とヨーロッパ選手権の時期である。
(男女シングルだけだけど)J-Sportsでは全滑走生中継という嬉しいことをやってくれるので、
録画しているのについ見てしまうのである
全米選手権はINで全滑走を生中継してくれるので、見たいカテゴリ・種目は見てしまう。
全米は時差が12時間以上あるので、見たいものが真夜中や勤務中になるのが困る。
(しかし、本当に見たいものを怖くて見られなかった自分のチキンぶりは、散々書いてきた通りである
ユーロは、例年だと日本時間で夜8時ごろ始まり、日付が変わる頃終わるのだが、
今年は昨日の女子ショート以外は真夜中というとんでもない時間帯である。
故に、録画に頼るしかない

3月
言うまでもなく、世界選手権がある。
開催地によっては、全米や今年のユーロと同じく、真夜中や勤務中の時間帯に競技となる。
仕事中に同僚や上司に見つからないようにオンラインリザルトや某掲示板で結果を確かめるのが
毎年恒例となっている


さて、ヨーロッパ選手権が昨日から始まっている。
女子のショートは最後まで見てしまった。
墺国のケルシュテン・フランク選手は冒頭のジャンプで転倒してコンビネーションにできなかった
「フリーには行けないかな…(がっくし)」と思っていたら、24位で通過した。
ボック選手(ドイツ)が、コンビネーションが3連続になるという珍しいミスをやってしまい、
25位でフリーに進めなかったのだ。
3連続を意識して跳んだわけではなく、最初のジャンプの着地が上手くいかずに、ホップしてしまい、
それが1回転と審判に判断されたためである。
ショートプログラムでは3回転と指定されたジャンプは、2回転や1回転だとノーカウントになるのだが、
3連続ジャンプの場合は『コンボ』扱い(コンビネーションのミス)になるのだと知った。

男子ショートは午前1時45分から始まるので、最初から見るつもりはなかった。
それでも心のどこかで気になっているのか、4時ごろ目が覚めた
オンラインリザルトで確かめると、
今回墺国代表で出ているマリオ君にQマーク(=ショート通過)が付いていた
終わってみると、24位だったが、初めてのユーロでフリーに進めたのは彼にとって大きいと思う。

現在進行中のアイスダンスでは、墺国代表のジルナ・クラキン組が危なげなくフリーに進むことが決まった

明日のペアと併せて、ダンスも中継はなく、
来月の放送(それも上位だけ)を待つしかないのが不満である


明日は雪の予報が出ているので、もう寝ることにする
(しかし、現時点で午後11時を回っている

全米選手権2016ノービス男子(7)

2016-01-27 23:18:40 | フィギュアスケート
最後に花束をもらう
赤い花に添えてある葉っぱがヤツデに見える


そして、なぜに君たちは花じゃなくて葉っぱの方を正面に向けて持つのだ。


ここからは写真撮影となる
まずは1人ずつメダルを手ににこやかにカメラに収まる。
何を勘違いしたのか、4位のウィリアム君までメダルを顔の横に持ってきて笑顔を作っている
ピーター君は「へー…そうやって映るんだー」とでも言いながらエリック君の方を見ている


3位のマキシム君だけが真顔で、他3人が変な笑顔なのが笑える


表彰式での様子を見ていると、ピーター君はエリック君と親しくなったようだ。
「もうメダル下ろしていいんだよ」
「あっ、そっかー」


4人一緒に台に乗り、偉い人たちと一緒に記念撮影
この役員の方々は、選手達がちゃんと写るような位置に立っている。


改めて見ると、いちばんでかいのはピーター君である。
エリック君が大きくなったとINの記事に書いてあったが、ピーター君も2年前より相当大きくなっている。
衣装のせいかもしれないが、腰の位置も4人の中でいちばん高い。
いつも一緒に練習しているデヴィッド君がとてつもなく脚が長いので、この子のスタイルの良さに気づかなかった。
表彰式が終わって、先生と一緒の写真を見たが、先生よりも背が高かった
と思ったら、先生は膝を曲げていた

ともあれ、メダリストのみなさん、おめでとう