かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

2016年夏の旅(その13)

2016-08-30 21:46:04 | 日記
着いた場所は、七浦海岸にある景勝地、夫婦岩である。

文字通り、2つの岩が夫婦のように寄り添っている。

夫婦岩の近くにあるドライブイン兼ホテルに入る。
レストランは1階である。
ここのレストランは食券を買う方式なのだが、わたしの頼みたいものはメニューにはない
と思ったら、ポスターが貼ってあるので、それを指さして注文する
その特別メニューを頼むと、スクラッチカードが貰える。
待っている間、コインで削ると

1等賞が当たる

注文したものができあがる

これは、『佐渡天然ブリカツ丼』である。
原材料のブリも、米も、カツの衣の米粉も、
そしてソースに使っているアゴだし(トビウオ)も、すべて佐渡でとれたものである
このブリカツくんの旗が、目印となっている。


食べてみる。
とてもおいしい
ダイエット中だが、この際カロリーは気にしないことにする
カツやご飯だけでなく、付け合わせのめかぶも海苔の味噌汁も、
すべてがおいしい

なお、スクラッチカードの賞品は、こちら

ブリカツくんのピンバッジ(非売品)である
2等賞はクリアファイルということだが、それも欲しい

食べ終わり、レストランの隣の売店を覗いてみる。
客はわたしの他に2~3人しかいなかったが、すぐに団体客が入ってきた。
ブリカツくんのストラップと、ばらまき土産用の天然塩を買う。
良く見るとブリカツくんのTシャツもあった。
それは、何年か前にわたし抜きで家族が佐渡旅行に来た際に
わたしへのお土産にもらったものだった

2016年夏の旅(その12)

2016-08-28 21:29:11 | 日記
宗太夫坑を出て少し外を歩く(暑い)。
連絡通路のような所を通って行った先は、金山資料館である。
もちろん素通りなどというもったいないことはしないで見学する。
資料館には江戸時代の採掘から金の精製までの様子を模したジオラマや大判小判が展示してある。
(わたしはジオラマを見るのも好きである)
鉱山で働いているのは男性だけだと思っていたが、
展示を見ると女性や子どもの仕事もあったことがわかった。
もう一つの展示室には、実際に江戸時代に使われていた道具類がある。
例の、水をくみ出す装置の一部も見た。

資料館は建物の2階にあり、階段で下に降りるとそこは道遊坑の最後に通った土産物屋である。
今度は、じっくりと品定めをする。
母と妹に天然石のブレスレットを、
甥には小判形クッキーと煎餅(金箔が貼ってある)を買う。
甘いものが大好きな甥にはチョコレートの方が良かったのだが、
この暑さの中持ち歩いたら溶けると思い、溶けない焼き菓子にしたのである。

自分用には金運のお守りを探したのだが、
結局金箔入りのお茶にした
土産物屋には、金のアクセサリーなどもあるのだが、
そう簡単に買える値段ではない。

1時間半ほど見学して、金山を後にする
午後1時半になるところなので、遅い昼食をとることにする。
実は、佐渡に来たら是非とも食べようと思っていたものがある。
前日ガイドブックで調べたら、島内にはこの料理を食べられる店舗が5つしかないとのことだ。
スマホを使って調べると、そのうちの4つの店舗が見つかった。
行きやすさなどを考えて、ある店に決める。

車は相川に戻り、七浦海岸を南下していく。
15分ほどで目的地に到着する。




2016年夏の旅(その11)

2016-08-27 21:34:42 | 日記
坑道の出口近くに、何やら建物がある。
入って見ると、そこには古い機械類がたくさんある。
そこは、機械工場である。
鉱山で使う機械を修理するための工場だそうだ。
そして、機械類の中には、現在でも作動するものがあるというのが驚きである。
そもそも先ほどまで通ってきた道遊坑が明治から平成に入るまで実際に使われていた坑道なのである。
(金や銀の採掘用ではなく、採掘した鉱石を運び出す坑道である)

順路に従って次の建物に入ると、そこは土産物店であった。
もう一つの坑道(江戸時代)を見てから、ゆっくりと買い物をすることに決める。
外に出ると、軽食スタンド(屋台)や休憩場所がある。
そこに立っている説明書きがこちら↓


もう一つの坑道に入るには、先ほど入った(切符売り場の側の)入口まで戻らなければならない。
距離にして数十メートルくらいなのだが、何しろ坂が急である。
かんかん照りの中、途中から屋根付きの歩道をよたよたと上り、入口に着く。
入口で入場券を見せて、今度は右手の坑道に入る。

ここは、江戸時代に採掘していた宗太夫坑と呼ばれる坑道である。
道遊坑と比べると、坑道は狭く、壁や天井が滑らかではない。
それは、手掘りで作った坑道だからである。
あちこちに下方へと続く穴があり、そこには江戸時代の採掘の様子を再現した人形がある。
実際に採掘しているところを見ている気分になる。
近くに親子連れがいて、小さい方の子どもが「怖い-」と言って泣いていた。
確かに薄暗い中、この展示は、子どもには十分怖いだろう。
わたしの写真の良くない点で、こんな何もない穴を撮している


人形と説明書きのおかげで、身分によって作業内容が異なることや、
採掘中に出てきた大量の水の排水方法がわかった。
江戸時代なのに、精巧な装置(排水ポンプなど)を作って使用していたのには驚いた。



2016年夏の旅(その10)

2016-08-25 22:13:18 | 日記
チケット売り場には、何種類かの入場券を売っている。
2ヶ所の採掘場跡が見られる入場券を購入する。

まず最初に入るのは、明治時代以降の採掘場跡(道遊坑)である。
坑道はしっかりとした造りで、小さめのトンネルのようである。
側面や天井の岩盤が硬そうで、さらに水で濡れている。
そして、坑道内はひんやりとしている。
それも道理で、坑内は10度台だそうだ。
この↓奥の扉を開けて、奥へと進む。

フラッシュを使って撮すと、このようなぼやけた感じになる。
それでも坑内の湿った感じやほの暗い様子がわかるのではないかと思う。

坑内には、このようにトロッコの跡が残っている。

レールは取り外してあるが、手動の信号や切り替え装置は残っている。
信号は、今でも見学者が手動で操作することができる。

この道遊坑は、実際に金を採掘していた坑道ではなく、
鉱石を地上に運ぶために使われたものだそうだ。
壁面に金を含む部分が残っているかも知れないと思ったが、
もちろん残っているわけがない



ひんやりとした坑道を順路通りに進むと、見所ごとに番号と説明がある。
確か7番まであったはずだ。
涼しいを通り越して肌寒く、足もと注意な場所を進んでいくと、
最後には外に出る。
今まで歩いてきた道を振り返ると、やはりトンネルのようである。


この先は、木と草が生い茂る山地になっていて、坑道から出たレールがまっすぐ延びている。
まるで、鉄道の廃線跡の風情である。

この道は遊歩道のようになっている。
わたしと同じ頃に坑内にいた親子連れが先へと歩いて行った
先がどうなっているのか興味がないわけではないが、
この炎天下に長時間歩く気にはなれないので、先へ進むのはやめる。


2016年夏の旅(その9)

2016-08-23 21:50:13 | 日記
わたしが借りたレンタカーは、パッソである
普段乗っている車よりも少し小さい。
本当は軽自動車が良かったのだが、予約でいっぱいだということだ。
人気のある普通車となると、プリウスやアクアのようなハイブリッド車になるのだろうが、
(前にも書いたとおり)わたしの運転があまりにもなので、
普段使いの車よりも小さな車じゃないと怖くて運転できないのだ

レンタカー屋の裏に回ると駐車場があり、そこにレンタカーがたくさん停まっている。
運転席に座り、シートの位置を調整する(脚が短いので、シートを思い切り前に出す)。
レンタカー屋の店員さんに「これからどこに行かれますか?」と聞かれたので
「佐渡金山に行きます」と答える。
すると、カーナビに『佐渡金山』をセットしてくれた

駐車場を出て、金山に向けて出発する。

すぐに道を間違えてカーナビに叱られる(=修正される)

両津の街中で少し迷ったものの、すぐにカーナビ先生の導きで国道350号線に出る。
事前に母からは「佐渡は信号が少ないし、車もあまり通っていないからお前の運転でも大丈夫」
と言われていたが、もちろんそんなことはない。
信号の数もそうだが、普通に車も通っている。
国道沿いの街並みは、わたしが住む町とそれほど変わらないように思う。

しばらく国道を走っていると、大佐渡スカイラインとの分岐点に出る。
ここを通ると、白雲台といった眺めの良いスポットにも出る。
わたしの運転では危険な道に思えたので、素通りする。
(カーナビが教えてくれている道も、国道から佐和田や相川を通っていくルートだ)

相川の町に出ると、今度は坂を上っていく。
ドンデン山越えの道ほどではないが、急な曲がり角もある。
それもそのはずで、この道はわたしが回避した大佐渡スカイラインの入口なのである。

少しして、右側に茶屋(レストラン)や金山関連の構造物が見えてくる。
駐車場もあるのだが、見学できる金山本体はまだまだ先のようである。

そこから間もなく、本体に到着。
駐車場は少し傾斜していて怖い。
車を停めて、あることに気づく。
ハンドブレーキがないのである
このまま停めると、車が勝手に動き出して、他の車に当たる危険性がある。
ダッシュボードを開けて、車の取説を探す。
あった...と思ったら、それは車検証だった
その下に分厚い取説が入っていた
最初の方に、車の各部位の名称が載っていて、さらに探すとサイドブレーキのかけ方が載っていた。
この車はフットブレーキで、ブレーキペダルの左にある。
かけるときは、左足で思い切り踏み込むのである。
ブレーキのかけ方がわかり、ようやく安心して車から降りる。
とんでもなく暑い
チケット売り場に行く前に、忘れずに水を買う。