かへる 東の国探訪記

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ウィーン軍事史博物館(40)

2016-01-04 11:04:34 | 旅行
ここら辺は大戦間の軍隊装備品(ヘルメット)など。
ヘルメットの後ろにあるものは腕時計かと思ったが、ストラップのようだ。
右にある新聞記事のような物は、イタリア語と思われる。


軍服の足下にあるものは、当時の出版物らしい。
チラシを見る限りでは、イタリアなどとの国境を巡る争いを描いた物や、
戦後の賠償金が(ドイツほどではないけれども)非常に高額であるということを表したもののようだ。


これは第二次世界大戦ごろの軍服。
前の大戦のものと比べると、かなりシンプルになっている。
そして、ドイツの影響がかなり強いことがうかがえる。
後ろにあるパネルの写真や地図を見ると、これはドイツに併合されるあたりのものではないかと思う。
(地図の範囲が、現在のドイツ・墺国・ポーランド・チェコであるから)


これらは軍隊の装備品。
革製の鞄は、袋物好きなわたしから見ても良い形である。
後ろにあるものは重火器かと思ったが、どうも望遠鏡かカメラのような気もする。
右側にある勲章は、どこのものだか不明(たぶんドイツ)。


この写真では、先ほどの勲章が形状がわかる形で写っている。
やはりドイツの鉄十字勲章であった。
上に写っている黄色っぽい紙には飛行機のシルエットがあることから、墺国空軍(1920年ごろ)のものだろう。
その下には切手が展示してある。


この軍服の後ろには、ポスターのようなものが複数貼ってある。
プロパガンダに用いられた物だと容易にわかる。
左側のポスターには、「祖国を呼び戻そう!」と書いてあると思う。
これは、第一次世界大戦でドイツ(プロイセン)から離れたシュレジエン(現在はポーランドのシロンスク地方)や
ズデーテンラント(現在はチェコのズデーテン。ドイツ系住民が多かった)を奪還しようと呼びかけたもののようだ。