かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

全米選手権2016ノービス男子(2)

2016-01-22 23:05:27 | フィギュアスケート
昨日の内容の付け足しだが、INの記事(レポート)には、上位3人の談話が載っている
先生の名前も『元墺国チャンピオン』という肩書きと共に載っている
ピーター君はこんなことを言っていた。
「僕は本当に、本当に嬉しい。
(今日のショートは)これまでシーズンを通してやってきたどの演技よりも遥かに良い出来だった。
すべてが上手くいった。
ジャンプも、スピンも、スケーティング(ステップ)も上手くできた。
僕はただ、自分のできる最大限のことをしただけだ」
これは昨日貼り忘れた元墺国チャンピオンとその生徒である

セクショナルの時には険しい表情だったのに、この柔和な表情は何なのだろうか
リンク係員のお姉さんも笑顔である

フリーは現地時間で18日の午後2時から行われた。
日本では翌19日の午前5時からとなる。
早起きすれば生中継で見られる時間帯なのだが、チキンなわたしは(以下略)

というわけで、ここからの部分も、後に動画で確認した内容である

ピーター君は11番滑走である。
10番目の選手の演技が終わり、リンクに出てウォームアップをしつつ待っていたが、
得点が出た後になぜかリンクから上がる。

この↑写真中央に写っている(立ち上がっている)10番滑走の選手が演技中に右手を負傷し、
その血痕がリンクに残っていたので製氷のやり直しとなったからである。
先生は係員のおじさんに「どのくらいかかりますか?」と聞いている感じである。

なお、このジュンホン・チェン選手は、リンクに待機している医療スタッフによって
治療を受けたそうである(右手を何針か縫ったとのこと)

製氷は、このようなザンボーニが2台、リンクを走り回る。

表面をザンボーニでならした後、係員が氷のかけらなどを拾う。
余談であるが、何年か前にコロラドスプリングス(米国)で行われた四大陸選手権で、
現役のリチャード・ドーンブッシュ選手がリンクの製氷をしていた。
このシーズン絶不調で、四大陸や世界選手権に出られなかったのだが、
なんとなく罰ゲームのようにも見えて気の毒だった(本人はボランティアのつもりなんだろうけれど)

製氷は8分くらいで終わり、残る2人だけのウォームアップ(やり直し)となる。
待たされている間、体が冷えてしまうので、もう一度6分間の練習時間が与えられたのである。
右側にいるのがピーター君である。

なにも、2人で並んで滑らなくてもいいのにと思う

左側のエリック・ショバーグ選手は、この中断について、後でこんなことを言っていた。
「(中断とウォームアップやり直しは)よくあることだ。
リージョナルでは、誰かの曲が上手く流れなかったり、機械の不具合を直すのに30分かかった。
その後ウォームアップのやり直しになった」

ピーター君はこの時のことについて、こう言っていた。
「(自分の演技の番が近づいてきて)僕は緊張していて、体が震えていた。
でも、製氷のやり直しになった途端、プレッシャーは消えてしまって、自信を取り戻すことができた」

6分間練習の後、フリーの再開となる。