かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

ドイツ語検定2017年冬その2

2018-01-09 22:07:56 | 言語学
ドイツ語検定に出願したのが10月上旬のことで、それから月末まで4級の復習に充てた。
月が変わるあたりで漸く『四週間』に取り掛かる。
通勤の車内で聴くCDも『四週間』付属のものに代える。
このCDには発音とアクセントのパートと、読解パートの英文の朗読と、リスニング問題が入っている。
聴き始めの頃は何を読んでいるのかさっぱりわからない
何度も繰り返して、さらに文字を見ながら聴くと、だんだん理解できた気になってくる。
(理解できたとは言えない)

3級の発音・アクセント問題には、外来語が多く出るとのことだ。
ドイツ語の名詞は語頭にアクセントがくるものが多いのに、
外来語由来の単語はそうではない。
外来語は文字の読み方もイレギュラーである。
通勤の車内や自宅で、何度も聴いて音読して覚えるより他ない。

次は文法の勉強である。
動詞の過去形と過去分詞形、そこからの現在完了や受動態、比較、関係代名詞、話法の助動詞、接続詞、zu 不定詞、そして極め付けの接続法などが出題範囲に含まれている。
4級と比べて覚えることが格段に多い
特に、過去形と過去分詞形と接続法は動詞の変化形で、
これがまるで覚えられない
ドイツ語の動詞には不規則変化が多く、頭の中に入らない。
動詞の不規則変化が最も多い言語は実は英語である。
英語の過去形や過去分詞形は覚えているのに、なぜドイツ語は覚えられないのだろうか?
それは、わたしが仕事で常に英語に接しているせいもあるが、
英語の場合、主語による動詞の変化がほとんどないからだろう。
be動詞や3単現位しかないのだから。
他のヨーロッパ系言語は、主語によって動詞の形が変化するのである。
大学時代に第二外国語でフランス語を履修したが、
二年間学んでも動詞の変化形は覚えられなかったという苦い過去の記憶が蘇る。

最大の難関が前置詞である。
4級でも手こずったが、3級では動詞や形容詞と前置詞の組み合わせの問題が出る。
これが覚えられない。
そこで『テクニック』の巻末にある前置詞を含む熟語のページをコピーして、毎日隙間時間に音読して覚えることにした。

思いのほか文法の勉強に時間がかかり、読解パートは試験の3日前にようやく取り掛かる始末である。

試験前日には、筆記の過去問を解いてみる。
正解率は50パーセントに届かなかった
過去のデータによると、3級の合格には100点満点に換算して60点が必要となるようだ。
あと10点分をどうやって増やしたら良いのだろうか?

ドイツ語検定2017年冬その1

2018-01-06 21:29:13 | 言語学
昨年ブログが滞っていたのは、
仕事内容が少々変わり、慣れるまでに時間がかかった。
8月末と9月初めに白内障の手術を受けた。
フィギュアスケートで大好きだった(元)選手の教え子たちの中でもとりわけ応援しているピーター君の成績がイマイチだった(昨年も今年も全米選手権でやらかした
などの理由があるが、
遂にドイツ語検定3級を受験した
からである。

6月は仕事が忙しく受験を断念したが、12月の試験を受けるべく、10月から準備を進めてきた。
まず出願し、(4級受験の時に間違えて購入した)独検合格四週間neu を開いてみる
…難しい
最初は4級の復習なのだが、試しに問題を解いてみたら正解したのは半分以下だった
わたしは10ヶ月前に4級を受けてかなり良い成績で合格したはずである。
これは勉強したことが身についていない何よりの証拠である。
これはマズイと思い、とりあえずは通勤の車内で聴くCDをびじゅチューンからドイツ語単語のものに変更した

そんな時、本屋に立ち寄って『独検合格テクニック』とともに最近出たばかりの『独検3・4級テキスト&問題集』を購入した。
後者は問題集 説明がコンパクトにまとまっていて、忘れかけていた4級の復習にとても役に立った。
これを終えてから『四週間』→『テクニック』の順にテキストを読み、ひたすら問題を解いていった。
間違えた問題は印をつけておき、何日か経ってもう一度、さらにもう一度と繰り返して解いた。
情け無いことに、3回解いて3回とも間違えた問題がある。

これらの学習は、平日は仕事の合間に(同僚の目を憚りながら)、
休日は4時間くらいまとめて行った。
付け焼き刃とも突貫工事とも言える。

ドイツ語検定2016年冬(完結編)

2017-01-14 21:16:44 | 言語学
今日、仕事から帰宅したら、これが届いていた。


中に入っていたものは・・・

写真が暗いが、一応ドイツ語検定4級の合格証書である

ちなみに得点はこちら

検定翌日に独検サイトに解答が発表され、
自己採点してみたら全部で53問あるうち3問間違えたとわかっていた。
心配だったリスニングは11問全部で正解だった

次は、今年の夏に3級を受ける予定である。
テキストは、昨年5級が受かった直後に間違えて購入した
独検合格四週間neu (ノイ)を使うことにする
試しに読んでみたら、最初の問題からもう難しい
毎日少しずつ時間を作りつつ、勉強しようと思う

ドイツ語検定2016年冬(その6)

2016-12-28 21:11:51 | 言語学
試験開始となり、問題用紙を開けて少し驚く。
過去問では、大問1が5問、大問2と3が3問ずつだったのに
大問1と2が4問ずつになっているではないか

大問1は、4つの会話を聴いて、内容が噛み合っているものを選ぶもので、
ここにわたしの苦手な足し算や引き算の問題が出てくることがある
頭の中では依然としてAuf der Maur, auf der Lauer, Sitz'ne kleine Wanze
と、ナンキンムシの歌が流れている。
が、放送が始まると音声に集中することができた。
わたしの席はいちばん前なのである。

幸いにも数字の問題も計算問題も出なかった

大問2は、数字や単語の書き取りである。
問題を見ると、前年まで1つだった数字の書き取りが
2つになっている
しかも両方とも二桁の数字の書き取り
である。
わたしに対する嫌がらせである

しかし、単語の書き取り(2問)のうち1つは自信を持って書ける単語で、
もう1つは筆記試験で見た覚えのある単語だった。
数字は例えば14と40のように、英語でも紛らわしい数字の組み合わせで、
最初に書いた答えを迷った末に書き直した。

大問3は会話の内容を表す絵を選ぶ問題で、
これは落ち着いて解くことができた

試験が終わったのは午後4時になる少し前である。
駐車場に戻る道すがら、見事な樹木があるので写真に収める

これをアニメ風に変えるソフトを使うとこうなる。


冬だというのに百合が咲いている。


これは、帰り際に撮った大学近くの自動車教習所の看板である。


おかえる様をマスコットキャラクターに使うとは、
良いことである

ドイツ語検定2016年冬(その5)

2016-12-26 21:37:11 | 言語学
筆記試験が終わり、15分の休憩を挟んでリスニングである。
トイレに行って戻って試験を待つ。
5級の時もそうだったが、
実はわたしはリスニングが苦手である
半年前のブログにも書いたが、
音は聴き取れるが意味がわからないのである

もちろんリスニング対策はしっかりしてきた。
2種類の教本と過去問の問題集についているCDを
通勤時に(ぐんうま在住のため、わたしはマイカー通勤である)
聴いていたのである。
最初は何を言っているのかさっぱりわからず、
ほとんど聞き流し状態であった。
何度も繰り返し聴いているうちに、朧げながら何を言っているのかわかるようになってきた。
それでも、何度聴いても苦手なものがある。
数字である。
特に二桁の数字と計算がダメダメである
ドイツ語の20よりも大きな数字は、
einundtwanzigのように
一の位→十の位の順で言うのである。
ちなみにこの数字は21である。
どうしても英語や日本語式に12だと認識してしまう。
過去問や練習問題の中には、
二桁の数字の計算という
わたしに対する嫌がらせとしか思えない問題があり、
この手の問題が出たらお手上げである

試験官が問題を配り、試験開始を待つ間、何とか落ち着こうとするのだが、
そんな時に限って頭の中にはラジオドイツ語講座で覚えた
ナンキンムシの歌
が流れて困る