「キリエのうた」 岩井俊二監督 ✗
岩井俊二のオリジナル作品です。
歌うことはできても話すことがうまく出来ないストリートミュージシャンの自称キリエ(アイナ・ジ・エンド)は不思議な女性イッコ(広瀬すず)と出会います。二人はミュージシャンとして成功しようとオーディションを受け、一定の評価を受けます。一方キリエの過去が次第に明らかになっていくとともに本当のキリエの妹るかとイッコを結ぶ青年夏彦(松村北斗)との関係が明らかになっていくのですが・・・。
叙情的な岩井監督らしい作品ですが、ちょっと長すぎです。繋がっていくいくつかの物語を一つにまとめているので長くなることは仕方がないかもしれませんがもうちょっとなんとかなるのではないでしょうか。また、以前からのファンとしては既視感がある場面がいくつかありました。
311を作品に織り込むことには大賛成です。さまざまな形で語り継いで生きたいものです。
タバコは、高校生当時のイッコの母親が経営するスナックで自ら喫煙していました。飲食店での喫煙はだめでしょう。