こんばんは、シェフの梅田です。
ようやく秋を感じるようになってきました。
食材も、彩りも、そして食欲も・・w
秋に秋の食材を使うのはもちろんですが
この季節はいつもより、ほんの少しだけ
旨味やコクといった「深さ」のグラデーションを与えて
お料理を仕上げるように気を付けています。
深まる秋と共に、変わりゆく食材を感じていただけるように
今一歩踏み込んで食材と対話していきたいと思っています。
3種のじゃがいもとトリュフの一皿
構成がシンプルな料理は、繊細なバランスが求められます。
お口に運んだ時に「あ、トリュフっていい香り」と
感じていただいた後に
じゃがいものほっこりとした美味しさと温かさが伝わるといいな、と
そんな風にイメージした一皿です。
(写真はお店のInstagramで使った物と同じですが
Instagramはイメージ重視なので
踏み込んだ内容はブログに書いていこうと考えています)
・・ここからは理念の話になるのですが
「完成された一皿」というのは
例えシンプルな物であっても、素材の良さ、温度、バランスなど
細かい所までしっかりと考え抜かれた物だと思います。
これが崩れてしまうと
つまらない一皿に成り下がってしまう恐れすらあります。
世の中には美味しい物が溢れています。
「違いはほんの僅か」これが僕の口癖です。
ほんの僅かな違いだけど
ほんの僅かな違いだけど
良い物は誰しもが気付くものですよね。
その違いを引き出せるように
日々食材と向き合っていきたいと思います。