軽井沢ル・ボン・ヴィボン

豪雪の記憶

こんにちは、シェフの梅田です。

雪国は豪雪になっているようですね。
関越自動車道で立ち往生した車のニュースが流れてきました。

軽井沢は冷たい風に乗せられて雪がちらつく程度で、積雪は免れています。
軽井沢では「強い冬型」だとこんな感じになることが多く
「南岸低気圧」だと多く降る傾向にあります。

豪雪のニュースを見ると、やはり思い出されるのは
2014年2月、軽井沢で一晩で1mの積雪があったあの日。
1mの積雪というのはそれだけで大災害になります。
僕はお店を開業する前に、豪雪の越後湯沢で5年間働いた経験があるので
豪雪の怖さもよく知っていましたが
元々豪雪地帯である越後湯沢と、そうでもない軽井沢の
雪対策の差というものを見せつけられてしまいました。
もちろん、元々あまり雪が降らない所で
十分な対策をするというのは無理な事ですから、仕方のない事ですが
降った後にどれだけ早く普段通りの生活に戻れるか、に差が出てきます。
豪雪でもほとんどの場合、越後湯沢駅には新幹線が定刻に到着します。
あれは本当にすごい。

話を軽井沢に戻して
豪雪に人力だけで立ち向かうというのは途方もない事で
人力の無力さを思い知る結果になりました。
それが「2014年軽井沢豪雪」の記憶です。

そんなわけで、今年はスキー場には多くの雪が降っているようなので
スキーシーズンは楽しめそうですね。

昨冬にジャンボン・ド・ヒメキさんのワークショップに参加して仕込んだ
大町黒豚のジャンボン(生ハム)が完成しました。
この年末年始のコースに組み込みましたので、お楽しみに!


先日、また新しいお皿をたくさん購入したので
置き場所の関係から古い食器類を整理することになりました。
食器の入れ替え自体は随時やっているのですが
今回で1999年開業時に大量に揃えた
食器やカトラリーの残党が全消滅することになりました。

といっても、ここ数年はほとんど出番がありませんでしたが
手元から無くなるという事で、一つの節目を感じます。

皆さんは1999年には何をしていましたか?
あの頃はインターネットで発信する術もなく、写真だってフィルムだったし
携帯電話もやっと普及してきた程度。音楽はCDで聴いていました。
もちろん仕事は全般アナログでした。
それでも一日100人のお客様をお迎えしていました。
今考えるとすごい。。

食器の整理を通じて、色々と考えさせられる数日間でした。
ただ、僕の中で「あの頃が良かった」と思う事はなくて
あの頃も、今も、明日しか見ていない事に変わりはありません。
そういう考え方なんだと思います。

明日何ができるのか、
来年は何ができるのか?
そう考えるといつもワクワクします。

2021年も2020年を吹き飛ばす勢いで変化していきたいと思います。

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