乾電池の画像集 出張所

跡地だったけど別の用途で使ってみよう

PIONEER ポータブルMDレコーダー PMD-R3

2014-10-09 23:50:24 | ジャンク オーディオ

Dsc04053

パイオニアがかつて販売していたPIONEERブランドのポータブルMDレコーダー(再録機)です。画像で分かりますが、PIONEERロゴが旧ロゴの音叉マークが付いているものということは1998年以前の製品には間違いなさそうです。

購入価格はポーチ、ディスク3枚、乾電池ケース、リモコン、ケーブルセットで1000円で落しました。保証付きなのでジャンクではないのですが購入して既に数年経ってしまったのでジャンクと同じです。

デザインは全く凝ってなく、フラットなボディにモノクロ液晶モニターとボタンが普通に配置されています。録再機のためリモコンなしですべての機能が操作できるというのがありがたいです(正直録音中はリモコン使わない)。

有名な話ですがこの製品を含む当時の音響メーカーのいくつかのポータブルMDはシャープのOEMで例としてONKYO(プレーヤーのみ)、KENWOOD、そしてこのPIONEERがあります。特にKENWOODとPIONEERは単品デッキやコンポのMDデッキは自社製で評価が高い製品も多いのですが、ポータブルMDとなると随分昔からシャープのOEMでした。その為かシャープOEMのポータブルMDと京セラFinecamのOEMのデジカメが採用していたガム形リチウムイオン電池のブランドが増えることに…
この頃のポータブルMDはスロットイン方式でカセットのように直接本体へディスクを入れることができます。スロットイン方式の方が入れやすく、取り出しやすいのですが本体小型化が進むにつれ障害となり廃止されていきました。

MINIDISC   
SAMPLING RATE CONVERTER PORTABLE MD RECORDER PMD-R3

 

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裏面は文字消えもほぼなく綺麗ではないのでしょうか。
 

PIONEER ポータブルMDレコーダー PMD-R3
パイオニア株式会社   MADE IN JAPAN   
 
シャープのOEMなので他社と同じく日本製となっています。後期のシャープオーディオはどうやらマレーシアに工場を移してしまっていたみたいなので日本製なのは2000年くらいまでとなります。
旧ロゴ時代なので「パイオニア」の文字も独特なフォントというのが良いです。
右下付近に見えるボタンはHOLDボタンで操作をロックする場合はスライドさせてONにします。電池の厚みなのか2段になっている構造ですがそこまで高低差は無いので気になりません。
 
 

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側面には電池挿入口とEJECTボタン、BASSボタンとMODEボタンがあります。前述の通りこのMDレコーダーはスロットイン方式でエジェクトボタンを下に押すだけでMDが出てくるので大変取り出しやすいです。BASSボタンはポータブルMDプレーヤーの場合、本体に付いていなくてリモコンが無いと解除できないというのがほとんどなので本体に付いているというのはありがたいのです。
 
 
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外部電源端子及び電池ケース取り付け口です。
このレコーダーはリチウムイオン電池駆動のため、外部電源(ACアダプター)の電圧は5Vとなります。このパターンはデジタルカメラでも多いです。
 
充電池がリチウムイオン電池の3.6Vと高電圧なため、乾電池ケースも乾電池は2本必要となっています。
 
 

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こちら側はヘッドホン/リモコン端子、入力端子があります。
リモコンはシャープ独特の4極ミニジャック+両端にタブというタイプで同じくシャープOEMのメーカーのリモコンならば使える場合があります。(KENWOODブランドのポータブルレコーダーでPIONEERブランドのリモコンが使えました)
 
黒い端子がステレオミニジャック/丸型光デジタル入力端子、右の赤い端子がマイク端子となります。コピー制限などがありますが、光デジタルで録音した方が高音質なのです。
 
 

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電池はPIONEERブランドのリチウムイオン電池REM1006 3.6V 600mAhです。
 
PIONEER Rechargeable LITHIUM-ION BATTERY    REM1006  3.6V 600mAh
パイオニア株式会社   MADE IN JAPAN
 
ポータブルプレーヤーは駆動電圧が高いほど高音質とされているらしく、1.2Vにガム電池に比べ3.6Vのリチウムイオン電池駆動なこのポータブルMDレコーダーは若干有利ではないのでしょうか。アイワのカセットボーイは実際にシール鉛蓄電池を採用して電圧を2Vとし、他社のニッケルカドミウムガム形電池の1.2Vより高電圧だから高音質としたみたいですが、電池の特性上完全放電に弱く現代で生き残っている電池は皆無です。その為か後期のポータブルカセットプレーヤーやMDプレーヤーは普通のガム電池採用となっていました。ポータブルMDレコーダーは当機種と同じくアイワがかつて採用していた鉛蓄電池っぽいリチウムイオン電池を採用した機種もあります。
 
 
それで音質ですが、ピュアオーディオのデッキで録音したものと比べるともちろん劣ると思いますがポータブル的な使い方ならばこちらで十分です。後期のポータブルMDプレーヤーはどこのブランドでも大体の場合はデジタルアンプ搭載でクリアな音が特徴でしたが、このプレーヤーはクリアとはまた違った良い意味での重い音で再生してくれます。
ピックアップもまだまだ元気で録音も全く問題ないことからもっと使えそうです。
 
 

PIONEER PMD-R3
メーカー PIONEER
パイオニア株式会社   MADE IN JAPAN
発売
メディア MINIDISC(MDLP非対応)
形式 ポータブルMDレコーダー
出力 3.5φステレオミニプラグ
入力 3.5φステレオミニプラグ/丸型光デジタル、マイク
電源 リチウムイオン電池、電池ケース
リモコン
バージョンアップ
価格
その他 シャープOEM、旧ロゴ

 

価格  : 1000円
故障度 : なし


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