かつてカメラ事業を手掛けていたコニカミノルタが販売していたデジタルカメラDiMAGE Xシリーズの割と新しい方の製品です。
販売はコニカミノルタフォトイメージング
ボディは金属製であり、触るとヒンヤリする。
KONICA MINOLTAロゴがあるレンズカバーは電源と連動しているのでカバーを開くと電源が入って撮影可能となります。
撮影機器メーカーの意地?な光学ファインダーも搭載。ですが実際の撮影画像とかなりズレるので癖を掴まないかぎり、あまり使い勝手は良くない感じがします。
新世代Xシリーズということもあり割と気合も入った機種みたいですがこの機種の発売から2年後にコニカミノルタがフォト事業を終了するという割と終盤なためか息切れ感も伝わる気がします。
後継機として基本機能を向上させ、見た目や専用電池などは同じなX60も発売されましたがそこで終了となってしまいました。
液晶モニターは2型ということもあり割と小さく感じる。しかし、いままでのXシリーズの液晶モニターはもっと小さかった事を考えるとかなりの向上ではないのでしょうか。
撮影モード時には右・左に自由に任意の設定(露出補正・WB・ISO感度・カラーモード)を割り当てることが出来るキーカスタイズ機能はかなり便利です。デフォルトではOFFとなっているのに注意。
画質はファイン、スタンダード、エコノミーの3種類から選択
デフォルトではありとなっているオートリセット機能をなししないと電源を切る度に発光設定などの撮影設定を忘れてしまうので注意。
液晶モニターは旧世代のデジタルカメラにしては割と大きいためピント確認もできると思いますが、日中の屋外などではほぼ見えなくなってしまいます。
液晶モニターは任意で表示させないようにできる
ズームはレバーではなくW Tのボタンで行いますが、特別押しづらいというのではない。
本体上部
電源ボタンはレンズカバーと連動しているのでここにはありません。5.0MEGA PIXELSの文字が誇らしいです。
シャッターボタンの横に見えるのは撮影モードレバーとなります。
左で撮影モード、中でフルオートシーンセレクター、右で動画兼ボイスレコーダー
この機種は10CMまではオートでマクロとなり撮影できますが、それ以上(6cmまで)はシンーセレキターでスーパーマクロを選択する必要があります。
シーン設定は他社並み カシオみたいに特別面白いものがあるわけではありません。
使用電池はリチウムイオン電池パック
他のカメラメーカーみたいに使い回しが出来ないような独特な形をしています。
一時期FinePixなどで使用されていた通称カマボコ電池を小さくしたような形状をしています。
NP-700 コニカミノルタ MADE IN JAPAN
別記しますがこの電池にはSANYOブランドのものも存在していてそちらもMADE IN JAPANなので恐らく三洋製と思われる。
運よく新品を購入できたのでバリバリ撮影できます。
記録メディアはSDカード(SDHC使用不能)
この機種だけではなくコニカ、ミノルタともに昔からSDカード陣営でした。ミノルタやミノルタの影響を受け始めた頃と思われるコニカのデジタルカメラではメモリースティックが使えたりしましたが。
記録速度は画像のSDカードの場合ストレスになるほどではない。
KONICA MINOLTA TOKYO, JAPAN
MADE IN INDONESIA N13656 SD
インドネシア製 ちょっと前まではOSAKA JAPANと書いてあった気が。
このTOKYO JAPANという表記はCanonと同じくMADE IN JAPANと勘違いするということで少し騒ぎになった時期があるみたいです。
三脚穴はプラスチックですが、場所が悪いということ以外に問題なし。ですが三脚穴がポッキリ逝くとSDカードスロットの蓋まで折れそうな怖い位置です。
DiMAGE Xシリーズにありがちなネジの紛失はない。
レンズカバーを開くとご自慢の屈折光学式レンズが見えます。
KONICA MINOLTA ZOOM LENS
実に長いレンズ名称です。JVCのデジタルビデオカメラのエブリオシリーズの一部にKONICA MINOLTA ZOOM LENSとあるものもあります。コニカというよりミノルタですが
レンズの明るさは平凡的
海の青と空の青は違う発色をしていることから適当にブーストしているのでは無い?
トイデジほどに周辺光落ちが半端無い…
これは被写体を選びますね。周辺光落ちも味と思えばいけますが、3枚目の海と島々や一枚目のマクロはかなり凄いことになっています。一方4枚目の浅瀬は落ちなし
高速起動、小型軽量なので様々な場所に持っていけます。
(2560×1920 ファインをVGAサイズにリサイズ オリジナル要請はコメントまで)
それでこの機種いままでのDiMAGE Xシリーズとはかなりデザインが異なりますが何か裏がありそうです。
国内未発売モデルであるSANYO Xacti VPC-A5と外観から仕様まで同じなのです。このデジタルカメラの電池はDB-L30となっておりSANYOブランド 日本製となっている。
VPC-A5のレンズにはDigital Cameraとしかないのでこれがコニカミノルタのレンズなのかは不明ですがカメラそのものがどちらかのOEMというのは確実でしょう。
いままでのXシリーズは中国製だったのに突然インドネシア製となったこと、コニカミノルタのカメラ事業終盤の製品であることを考えると三洋製の可能性が高いかもしれません。
500万画素搭載 画像処理システムCxProcess Ⅱ搭載
独自の新設計高性能レンズ
レンズユニットだけはコニミノの供給ということも十分考えられます。
(追記)
折角電池まで買い足して持ち運ぶ予定だったのが、同メーカーのDiMAGE G600が襲来やってきた事によりほとんど使わなくなってしまいました。
周辺光落ちは相変わらずです
メーカー : KONICA MINOLTA
コニカミノルタフォトイメージング MADE IN INDONESIA
発売 : 2004/08/06
メディア : SDカード、MMC
撮影素子 : 1/2.5型 インナーラインCCDセンサー 540万画素(有効画素数500万画素)
レンズ : KONICA MINOLTA ZOOM LENS Optical ×2.8 F=6.1-17.1mm 1:2.8 - 5.0
モニター : 2型 11.5万画素
電源 : リチウムイオン電池NP-700 別売ACアダプター5V
価格 : オープン(5万円程度)
手ブレ補正 :
画像処理も宣伝されているようでレンズも新設計となっています。
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