こんにちは。平井堅が「歌バカ」なら、さしずめ自分は「バイク・バカ」なんだろうと思う今日このごろです。
さて、直列パイロン・スラロームは運転免許の試験項目にもあるからか、人気がございました。そこで今日は
「ココロを~開けて~、瞳を~閉じて~」
ならぬ、アクセルの開け、閉じとブレーキングについて、昨日のパイスラをモチーフに考えましょうか。
もし、可能であればだだっ広い駐車場のような場所で、アクセルは一定にして大きく円を描いてみてください。もしくはそれを脳裏で想像してみましょう。キモチ良~く何周か回ったら、バンク角はそのままに、ブレーキも操作しないでアクセルを閉じてみましょう。そうすると…ハイ。
「回っている半径が小さくなる」
感じがありますよね。もちろんエンジンブレーキも効きますので速度も落ちるでしょう。
それではこんどは、そこから『ジワリ』とアクセルを開けてみましょう。加速が始まります。リアが沈みます。フロントフォークが伸びます。同時に、
「回転半径が大きくなろうとし、傾いていたバイクが起きる」
感じがすると思います。この、回りながらのアクセルの開け、閉じを
「ブォーン、ブォーン」
の繰り返しで、傾き加減が調整できるようになればしめたものです。
なぜならば、その開け閉めのリズムを早めて、開け閉めの間に傾く方向の切り替えを足した動きがパイロンスラロームの通過方法になるからです。
すなわち、
(1) パイロンの真横では既にアクセル開けてバイクを立て、
(2) 次のパイロンの手前でアクセル閉じてバイクに傾きのキッカケをあたえつつ、
(3) パイロンの裏側へ飛び込むキモチで向きを変えたらまたアクセルを開ける、
の(1)~(3)の動作が左右に延々と繰り返されるのが理想的なパイスラですね。
これに物理的な説明をつけるとするならば
・アクセルを開けるとバイクは起き、閉じると寝る
・普段、バイクは重いので膝などで押したり、ステップを踏んでも挙動は乱れにくいが、アクセルを閉じるに合わせて寝始めるバイクへの入力は有効である
を利用していることになります。
ここで、ペースが上がってまいりますと、上の(1)でアクセルを開けて乗ってきた速度が、アクセルを閉じるだけでは(2)で必要なだけ落ち切らないようになります。
ここでリアブレーキが登場し、(2) に加えてそのブレーキの助けを借りて前へ進もうとする速度のいくらかを、バンクする角度へ転化してやることで、アクセルのオンオフだけでは実現できないバイクの傾きの切り替えを行います。
さらに高度にペースを上げようとすれば、乗った速度を殺すのは必要最小限とし、フロントブレーキを積極的に使ってフロントタイヤの旋回性を高め、アクセルの開け方も可能な限り急峻に開ける!という操作が加わることになりますね。
#と、ここまで書くと浮かんでくるのはやっぱり仁王立ちのN軍曹の姿…
ということで、ここで要求されるのは、「ここでアクセル・オフ」「次にブレーキ」「ブレーキのリリース後、アクセル・オン」というぶつ切りの操作ではなく、それぞれが多少オーバーラップした、滑らかな操作テーマの移行、ということです。
すなわち、アクセルを閉じながらリアブレーキは舐め始めることになるし、ブレーキをリリースしつつアクセルワイヤーのたるみとチェーンのたるみの除去、リアのハブダンパーへの加圧を意識してアクセルを開け始めることになるでしょう。
…ああ、今晩もまた自分でもいまひとつわかりにくい文章を綴ってしまいました。やっぱりいちばん大切なのは、パイスラはとにかく練習することです。何本も何本も何本も。もっと速く、もっと速く、もっと速く
これを極めれば、優しいアクセル操作と優しいブレーキ操作であり、かつ、素早い操作が可能になってきますね。そうすれば、たとえ3m間隔の直パイが目の前に出てきても、きっとニコニコ、楽しむことができるようになるでしょう。
…人は言う。それを「マゾヒスティックな愉しみ」と。
さて、直列パイロン・スラロームは運転免許の試験項目にもあるからか、人気がございました。そこで今日は
「ココロを~開けて~、瞳を~閉じて~」
ならぬ、アクセルの開け、閉じとブレーキングについて、昨日のパイスラをモチーフに考えましょうか。
もし、可能であればだだっ広い駐車場のような場所で、アクセルは一定にして大きく円を描いてみてください。もしくはそれを脳裏で想像してみましょう。キモチ良~く何周か回ったら、バンク角はそのままに、ブレーキも操作しないでアクセルを閉じてみましょう。そうすると…ハイ。
「回っている半径が小さくなる」
感じがありますよね。もちろんエンジンブレーキも効きますので速度も落ちるでしょう。
それではこんどは、そこから『ジワリ』とアクセルを開けてみましょう。加速が始まります。リアが沈みます。フロントフォークが伸びます。同時に、
「回転半径が大きくなろうとし、傾いていたバイクが起きる」
感じがすると思います。この、回りながらのアクセルの開け、閉じを
「ブォーン、ブォーン」
の繰り返しで、傾き加減が調整できるようになればしめたものです。
なぜならば、その開け閉めのリズムを早めて、開け閉めの間に傾く方向の切り替えを足した動きがパイロンスラロームの通過方法になるからです。
すなわち、
(1) パイロンの真横では既にアクセル開けてバイクを立て、
(2) 次のパイロンの手前でアクセル閉じてバイクに傾きのキッカケをあたえつつ、
(3) パイロンの裏側へ飛び込むキモチで向きを変えたらまたアクセルを開ける、
の(1)~(3)の動作が左右に延々と繰り返されるのが理想的なパイスラですね。
これに物理的な説明をつけるとするならば
・アクセルを開けるとバイクは起き、閉じると寝る
・普段、バイクは重いので膝などで押したり、ステップを踏んでも挙動は乱れにくいが、アクセルを閉じるに合わせて寝始めるバイクへの入力は有効である
を利用していることになります。
ここで、ペースが上がってまいりますと、上の(1)でアクセルを開けて乗ってきた速度が、アクセルを閉じるだけでは(2)で必要なだけ落ち切らないようになります。
ここでリアブレーキが登場し、(2) に加えてそのブレーキの助けを借りて前へ進もうとする速度のいくらかを、バンクする角度へ転化してやることで、アクセルのオンオフだけでは実現できないバイクの傾きの切り替えを行います。
さらに高度にペースを上げようとすれば、乗った速度を殺すのは必要最小限とし、フロントブレーキを積極的に使ってフロントタイヤの旋回性を高め、アクセルの開け方も可能な限り急峻に開ける!という操作が加わることになりますね。
#と、ここまで書くと浮かんでくるのはやっぱり仁王立ちのN軍曹の姿…
ということで、ここで要求されるのは、「ここでアクセル・オフ」「次にブレーキ」「ブレーキのリリース後、アクセル・オン」というぶつ切りの操作ではなく、それぞれが多少オーバーラップした、滑らかな操作テーマの移行、ということです。
すなわち、アクセルを閉じながらリアブレーキは舐め始めることになるし、ブレーキをリリースしつつアクセルワイヤーのたるみとチェーンのたるみの除去、リアのハブダンパーへの加圧を意識してアクセルを開け始めることになるでしょう。
…ああ、今晩もまた自分でもいまひとつわかりにくい文章を綴ってしまいました。やっぱりいちばん大切なのは、パイスラはとにかく練習することです。何本も何本も何本も。もっと速く、もっと速く、もっと速く
これを極めれば、優しいアクセル操作と優しいブレーキ操作であり、かつ、素早い操作が可能になってきますね。そうすれば、たとえ3m間隔の直パイが目の前に出てきても、きっとニコニコ、楽しむことができるようになるでしょう。
…人は言う。それを「マゾヒスティックな愉しみ」と。
初級~上級の人まで満足させる内容、「かなり」参考にさせてもらってます。
ま、実際はボロボロだけど、練習すればこうなれる(カモ?)をイメージしながら、冬もがんばります。
バイクと一緒の初めての 越冬。あといくつ貼ればお正月~
直列パイロン・スラロームは、昨日のHMS初級でやりましたが、私はコースアウトするほど全然通れませんでした。
でも、ブログを読ませていただいて、アクセルの意味、ブレーキの意味が理解できました。
いつどこでどう使うか、どうやって練習したらいいか勉強になります。
バイクが傾くのをこわがりすぎてうまくなれない超初心者の私ですが、光Ginjiさんの文章をヒントに頑張ってみます。
光Ginjiさんの文章は、とてもわかりやすいです。
納得しながら思い出しながら読ませていただしました。
バイクに乗れないRDにとって封印させていただく内容でした。。。(涙)
やっぱり、操作が遅れてる。
初級で、M本さんが、担当のときにも、遅いと言われました。
遅れているから、アクセルのオン、オフが、できないのね。
気持ちと体は、バラバラ
もうひとつ読んでてわかったことは、性格が、そのまま走りに出る
Ginjiさん、またまた欠点を発見できました。すこしは、人並みに走れるようになるのかな
◎ちろさん:
首都圏のバイク乗り、がんばって通年営業です。きっと得られるものがあります。
多摩テックのイントラの内藤さんは、いつもおっしゃってます。「冬に鍛えると来シーズン、必ず実になる。」と。ほんと、そのとおりだと思います。次のバイクシーズンの基盤づくりは、寒げいこから、ですね。
◎さよさん
いらっしゃいませ。文字だけで何をどこまで伝えられるか、とりあえず思いつくまま書いていきます。何かご参考になれば幸いですね。また、共通の話題をもって他の仲間と知り合う場としてもご利用ください。僕のポリシーは、「初心者と女性には優しく、上級者と男性には厳しく!」です。うふふ。さあかかってこい上級者!!
◎RDさん
もてぎは遠いっすよ。桶川にもレンタル車両がありますから、そこで、たまに『勘』を取り戻せば楽しいと思います。無理なく楽しむ。これ大切でしょう。あの当時、ぼくらの砧での黄金期(?)、ぼくはRDさんが脅威でしたね。自分は伸び悩み、RDさんはまさにそれを追い越さん、としていたから。とくにスペシャル仕様車にのったRDさんには勝てませんでした。それにしても俺、あの砧時代から進化したのかなぁ…少なくとも円熟味を増した、とは信じたいですがね。うむ。
◎菊さん
そのとおり、性格は走りに出ますよ。それも「真の性格」がね。日ごろ温和でも、ハンドルを握ると性格が変わる、って人、いるじゃないですか。その、「真の性格」がライディングにあらわれます。右手は正直ですわ。
菊さんはしっかりもの。すでに十分人並みに乗ってます。ビューティーライディングそのものでしょう。