光Ginjiの「後方ヨシ!」

素敵なライディングと輝く毎日を送る仲間に乾杯!

微力ながらも、広報活動

2007年03月25日 20時56分25秒 | バイクあれこれ
こんにちは~。

先日、埼玉レインボーからの帰りの送迎バスの中で、初めて HMS に参加された方と雑談したときに、

「え、神奈川県でもバイクの講習会ってやってるんですか?参加してみたいです!どうすればいいですか?

と尋ねられました。県警のページでも案内し、微力ながらも自分もこうしてブログでテーマとして発信していますが、それでもまだまだメジャーな存在ではない「バイクの運転の練習」。

『免許さえとれればゴール到達』

というような考えがやっぱりまだ一般的なのかもしれませんが、いざ公道にいきなり出てみようとすると様々に怖いことだらけ。バイクはほんとうにメンタルな乗り物なので、怖いばかりでは乗ってて楽しくないし、信号や標識を見落とすし、良いことはなにひとつありません。『免許を取ったら、そこからがスタート』ですよね実際には。

「バイクの教習でも路上教習があればいいのに…

とその方はおっしゃってました。まさにそのとおりだと思います。残念ながらそれが現実的には未だ制度となっていない以上、そういう練習を求めているライダーのみなさんに、可能なかぎり広い門戸が開かれていて欲しいと思います。

というわけで、多忙にかまけてご無沙汰でした弊ブログの更新に努めます(^^)。キーワード検索でもなるべく上の方に来るように。「神奈川県二輪車安全講習会」「二俣川」「バイク」「講習会」「スクール」「HMS」「講習会は怖くない」…

あ、そうそう。 4/21 の二俣川試験場の二輪講習の申し込みがはじまっています。ご希望の方、ご友人を誘ってどうぞご参加くださいませ♪

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油圧系統のトラブルと聞いて…(2)

2007年03月14日 21時29分31秒 | バイクあれこれ

昨日の話題、「バイクで油圧といえばブレーキ、これが効かなくなったら…」ですが、やっぱりとにかくまずエンジンの回転を止めるのが急務ですね。
となると、

キルスイッチ、もしくはメインスイッチを切って、シフトダウンしつつバイクを止める

がとりあえずは理想的な対処といえるのでしょう。

問題は、これを果たしてすべての場面で常に使えるか?ですね。

まさにコーナーに対して減速を始めたとき、とか警報機が鳴り遮断機が下り始めた踏切の手前、とか、考えただけで「そんな対処、できるかな…」という具合になるのが普通だと思います。

完全な整備はありえないかもしれませんが、少しでも完全に近づける不断の努力(メンテナンス)はやっぱり大切だ、と強く感じます。

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油圧系統のトラブルと聞いて

2007年03月13日 22時54分23秒 | バイクあれこれ

こんにちは。
 
きょう午前中のニュースは、前輪が出ない状態での旅客機の胴体着陸のニュースでもちきりでした。燃料をギリギリまで減らすために1時間ほど旋回していた、というその間に、テレビ局の中継車がわらわらと高知空港に集まり、生中継で放映したことも追い風になったようです。
原因は、前輪を作動させる油圧系統のトラブル、とのことでした。

さて、バイクの「油圧」といえば、現在のバイクはほぼすべて、前後ブレーキとも油圧駆動となっていますよね。
ネンオシャチエブクトウバシメ」「豚と燃料」、いずれにしても最重要点検項目であるバイクのブレーキですが、もし万が一にでも走行中に、

    「ぶ、ブレーキが効かない!

となったら、さあ、どうしましょう!レバーを握っても、ペダルを踏んでも、「スカッ」とした感触しか帰って来ず、まったく車速が落ちないことに気がついた瞬間、とっさに、あなたは何をすべきですか?また、果たしてそれを瞬時に遂行できるでしょうか?

日常点検が完全でも、たとえばブレーキのフェードやヴェイパー・ロック現象で、ブレーキが利かない状態になる可能性はあるのですね…。そんなとき、あなたなら…、いかがでしょうか?

アゴを地面につけて、ちょっと(かなり)情けない姿の機体の映像を見ながら、とっさのバイク操作に思いを馳せてみました。

また、この機長は、セオリーどおりの危険回避の方法を忠実に、スムーズに遂行なさったそうです。機内の放送では、『訓練を十分に積んできているから大丈夫』、と乗客を安心させた、とのこと。

たゆみない日ごろの練習や訓練が、安全を支えるのは航空機もバイクの操縦も、同じことだと思います。

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グッドライダーミーティング神奈川も。

2007年03月05日 09時06分46秒 | 二俣川

平成19年度のグッドライダーミーティング神奈川も、年2回、スケジュールされました。
今年は、会場は二俣川の試験場です。

開催要領は、 コチラに掲載があります~。
(神奈川県に在住・在勤の方が対象になってます)(注:3/13、リンク先を修正しました。神奈川を含め、関東圏のグッドライダー・ミーティングのトップページはこちらです)

あと、補足するとすれば、この日、試験場の食堂はお休みなので、お弁当と飲み物はあらかじめご用意くださいませ~。
その他、試験場への入場の要領など(アクセス経路、入り口での停止、守衛さんへの申告)は、先日の記事を参照にしてくださいね。

会場が試験場となり、募集人数も昨年より増えています。お誘いあわせのうえ、どうぞご参加くださいませ♪

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神奈川県警・二輪車安全運転講習(March 3)

2007年03月03日 22時22分39秒 | 二俣川

本日の二俣川の試験場の二輪車講習会に参加されたみなさん、半日お疲れさまでした~。

曇り気味でしたので少し肌寒い中でのスタートでしたが、走っているうちに体も暖まり、心地よい爽快感のうちに練習を終えることが出来たのではないでしょうか。

今回は、応募された方が250名に及んだそうで、「初参加」の方から参加を受理していったそうです。その結果、ほとんどの方が「二俣川の講習が初めて」ということで、会場に集まってくる皆さんの表情もこころなしかいつもより硬い様子。スタッフとしては、まずはこの緊張を解いて、にこやかに走っていただきたく思った次第です

そこで、今回、自分の担当が、常連さんの多い上級ではなかった(笑)こともあるため、「褒めて伸ばす」戦略に変更です。自分は1班の担当でした。若い人からリターンライダーの方まで様々です。

試験場のクランクコースやS字部分はただでも狭く、そこへさらにパイロンを置きますから、より狭苦しいラインでコースを走ることになるわけで、最初はみなさん苦労なさっていましたが、少しずつ、氷が溶けるように、走り方が滑らかになっていった模様です。

今回、自分が参加者の皆さんに共通のアドバイスと考えたのは、「目線」、すなわち「見ること」でした。

行きたいほう、行くべきほうをしっかり見ると、

・顔がそちらを向きます。
・肩(鎖骨)も一緒にそっちを向きます。
・しっかりそっちを見ると、内側の肩からコーナーに入る姿勢となり、腕をつっぱるリーンアウトを防げます
・無意識のうちに腰もそちらへ向くので、外足の膝~太ももでタンクに「倒しこむ」きっかけを与えることになります。
・するとバイクはきわめて自然に、そちらへ向きを変え始めます。
・そして、鎖骨もそっちを向いているので、切れはじめたハンドルとの平行関係が保てます。セルフステアを妨げません。

という具合で、良いことづくしなんですね。しっかり行き先を見て、自分がこれから描くタイヤの軌跡をイメージできるようになる、といいですね。

もちろん、技術面での「見ること」は、こんどは市街地で「広く視野をもつこと」へもつなげられます。それこそが最終的に練習の成果を実践するステージでもあるわけですね。

     

さて、二俣川の講習会をはじめ、警察主催の講習ではとりわけ留意しておくべきことがいくつかあります。日ごろのクセにしてしまえば、なんということのない所作ですし、実際の日ごろのライディングでも安全につながる基本的なことがらので、いまいちど復習しておきましょうか。

・ヘルメットはミラーにひっかけたり、シートやタンクの上に置かない。
 帽体やシールドが傷ついたらショックですし、視界が得られず危険です。GPライダーは、シールドの汚れ、傷にはものすごく注意を払います。

・「ネンオシャチエブクトウバシメ」「豚と燃料」
これらは日常点検の項目です。フルバージョンが「燃料、オイル、車輪、チェーン/スプロケ、エンジン、ブレーキ、クラッチ、灯火類、バッテリー/ハンドル/バックミラー、各部締め付け」、ショートバージョンは「ブレーキ、タイヤ、灯火類、燃料」ですが、少なくとも、

ブレーキ…効くこと
タイヤ…パンクしてないこと、溝があること
灯火類…点くこと
燃料…十分入っていること

はボトムラインです。走りだす前にぜひ、点検を励行しましょう。

・停止時、右足はブレーキペダルから離さない。
 着地は左足のみです。低速走行の安定をになう右足の制御を放棄することは、「わかってないなぁ」となり、上達も望めませんし、見た目に格好悪いです。

・発進時には後方の目視確認を。
 日ごろの習慣にすれば、ミラーに映らないなんらかの障害・危険をちゃんと認知することができます。

これらの項目は、「講習会の場でだけ」行うものではなく、日ごろの走行でもきっちり意味のある行為ですから、ぜひ練習のときも積極的に取り入れてくださいませ。

今日、うまく走れた人も、いまいちだった、と思う人も、大切なのは走りの速い遅いではなく、「自分の技量を認識し、自覚する冷静な判断力」と、さらに「次の目標をたてる前向きな姿勢」が大切なんですね。

継続は力なり」。何回か、何ヶ月か、さらに何年か練習を続ければ、かならずライディングの幅はひろがります。先輩の指導員さんからもお話がありました、

  「楽しむことはラクになること」
    「ラクに走れればさらに楽しくなること」

この連鎖だと思います。

今日の走りのイメージを、記憶が鮮明なうちに何度も思い返して味わってみてくださいね!

ぜひまた、来年度も二俣川でお会いいたしましょう!4月はグッドライダーミーティングを含めると、試験場で3回、講習会がありますのでどうぞお誘いあわせのうえ、ご参加くださいませ!

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