更新が滞っており、スミマセン。仕事も多忙な上、自作パソコンを製作中でして Athlon 64 X2 や ASUS や SATA、RAID 君と日夜、格闘しております。バイクいじりもそうですけど、どうやら僕はこういうプラモデル感覚で何かを作るのが好きな傾向にあり、ハマリ性なようです。デュアルコア、動作が軽いですね。IDE に慣れ切ったカラダには SATA の RAID0 は心地よく速いこともあいまって、これで HMS のネット予約もバッチリ狙いどおりでしょう。
さて、日曜のテーマは「丁寧さと繊細さ」そして「鋭敏さ」といえるものでした。バイクのタイヤの回転を感じながら走る。前後輪が路面とグリップする感触を鋭くとらえ、直進からターンに入るときのリーンの増加につれて、タイヤの接地面が中央からタイヤサイドに移っていく感覚を磨きつつ、ターン後半によりいっそう「タイヤを転がして」スムーズな脱出と加速につなげていく走り、の練習です。
そのため、この日の走行はオフセット・スラロームがメインでした。如何に滑らかに減速~転回~脱出に必要となる操作を行い、安定した走りでありながらもマージンが高く、「スムーズで滑らか、そして結果として速い」走りを構築するか。これがテーマでした。
バイクに乗せられるのではなく、乗りこなす。このためには、バイクの各部の動きやそこに掛かる荷重や動作のベクトルを鋭敏に察知し、これを自らへの豊かな情報量をもつフィードバックとした上、その次の操作につなげることが必要です。練習のみがこの情報量を増やし、判断能力を高めます。
公道はサーキットではなく、ぬれた路面にはマンホールやオイルが浮いたところもあるでしょう。なにもせず漫然とそこでバイクを傾けてアクセルをひねろうものなら、タイヤは当然滑り、即転倒の憂き目を見てしまうわけです。
そうならないためには、常にタイヤやサスペンションからの声に耳を傾ける必要がありそうです。 バイクと乗り手のインターフェイス部分は、手、お尻、足(太もも~足首)の限られた部分ですが、これらを感度の良いセンサーとしてライディングに生かすことで、はじめてバイクも手足の一部になる、ということですね。
さあ、もうすぐ3月、春近し。
人一倍、季節感・空気感に敏感なライダーのみなさん、みなさんのバイクはみなさんにとっての繊細で大胆な手足であり、ココロの通い合った優しい乗り物になっていますか? あすから3月、花粉症を乗り越えて春の空気を嗅ぎ取る日がそこまできています!
(お越し頂き、有難うございます。)