K巨匠のいかんともなるブログ

K巨匠:英国から帰国後、さらに扱いづらくなった者の総称。
また常に紳士的ぶりつつも、現実には必ずしもその限りではない。

今期第一の山場終了

2009-02-27 01:40:37 | 試練
ふぅ。終わった。
苦戦したなぁ。

というのも、今回はレポートじゃなくて修士論文構想だったんですね。

Kは修士課程の学生なので、
今まで何本も研究計画書や研究構想の類を書いてきたけども、
これは非常に骨が折れるのです。

なぜかというと、短い字数の中に、
非常に密度の濃いエッセンスをつめこまなければいけないから。


そして、今回は非常に大きな反省がある。


それは何かというと、自分の統制が非常に甘かったこと。
もっと具体的にいえば、修士論文構想が仕上がったのが締切直前になってしまった。
レポートもそうだが、修論構想は特に、
いかに早く第一稿を仕上げるかということが完成度を高める鍵となる。
早く仕上げれば仕上げるほど、それを批判的に観察し、改訂を重ねることができるからだ。
現に、このひとはできるなぁと思った人(特に年上で仕事をしている方)は
ものごとを仕上げるのが非常に早い。

だから今回はKもそうしようと思ったのだが、
やはり締切の前に仕上げるというのは中々容易ではない。
なぜなら締切直前と違い、どこかで自分の心に甘えができ、
強度の集中状態を作るのが難しいからだ。


しかし、いくら言い訳しようと、できなかったのは事実。
それはしっかり受け止め、次につなげなければならない。
絶対。


そして、もう一点気づいたことが、ちょっと最近Kは変わりつつあるのかなぁということ。
なんと、昨日電話したのです。ある人に。

その人には言わなかったけど、Kが締切直前などの強度の集中状態にある時は、
基本的に人との交わりを遮断するので、これはかなりありえないことなのです。


ただ単純に声が聞きたいと思ったのか・・・このKが・・・(笑)


でも、どうもありがとうございました。
(ブログ100%見ていないと思いますがw)


まぁいずれにしても、そんなこんなの山場終了でした。

敵も味方も自分だけ

2009-02-25 11:08:10 | 試練
妥協するな。
逃げるな。
立ち向かえ。

勝負どころだ。

勝負どころで勝負できなければ、
自分が自分でいる価値がない。


もうひと踏ん張り。たのむぞ、自分!

これはひどい。

2009-02-17 04:16:20 | 日本情勢
ひでえ、中川財務相・・・


酔っ払ってたのかどうかは知らないけど、
このニュース世界に配信されてるよ・・・


しかもよりによってG7の記者会見で・・・


あきれて批判する気にもなれない。。。


本当の本当に、まじでひどい。

ニュースK

2009-02-13 01:12:37 | どうでもよいこと
チャチャチャチャチャ~チャラチャッチャ~。(BBCの音楽)


こんばんは、ニュースKのお時間がやってまいりました。
この時間のニュースは私、久米紳士がお送りします。


早速、トップニュースが入っております。
英国在住の日本人男性が美容院に髪を切りに行き、
すいてくださいと頼んだところ、
やたらもみあげの部分をすかれ、非常にナーバスになっているとのことです。

皆さんも、もみあげだけはディフェンスした方がよさそうですね。


次はこちらのニュースです。
英国在住の日本人男性は、
一緒の寮に住むインド人女性を面倒くさいと思っているようです。
その日本人男性によりますと、
そのインド人女性は朝早くからテンションが高く、
「ハァイ、○○○!昨日は何してた~?私はね~・・・(以下略)」
と話し込むとのことです。

尚、日本人男性はほぼ100%話を聞いていない模様です。


続きまして、英国在住の日本人男性の友達が、
ある書類を記入する際に、性別を意味する'Sex'の意味を取り違え、
Three timesと書いたそうです。
さらにもう一人の友達は、あまりにも動揺して、
I don't knowと書いたそうです。

しっかりと英語を学習してから留学した方がよいですね。


続いてのニュースです。
友達が続々と帰郷するのを見た英国在住の日本人男性は、
何らかの帰国の口実を作るために、妹に、
「お前結婚しないの?」
とスカイプでいったところ、
「は?」
という一文字で撃沈したとのことです。

兄弟は、怖いですね。


続いてのニュースです。
バレンタインでチョコレートを渡すというのが
主に日本の習慣であることを知った英国在住の日本人男性は、
事あるごとに友達に日本の習慣を説明し、
チョコレートを何とかゲットしようと目論んでいるとのことです。

あさましいですね。


続いてのニュースです。
英国在住の日本人男性は、その鈍感ゆえに、
同じ寮に住む女友達の部屋に男が泊まりにきているにもかかわらず、
その人が彼氏であることに気付かなかったそうです。

尚、その男性は空気を読まずに、よく二人の中へ割って入っていったとのことです。
かわいいですね。



さて今日もお別れのお時間がやってまいりました。

ではごきげんよう、さようなら。

報道と認識

2009-02-11 01:29:34 | 世界情勢
Kの親友の中国人たちは大抵ナショナリストだ。


何か自国に悪いことがあると、ほぼ必ず議論しにくる。
最近では、仏大統領がダライ・ラマに会ったことや
温家宝首相が英国で靴を投げつけられた事件など(笑)

その時には、「またか~専門じゃないんだけどな~」と思いつつも一応相手をしてみる。
Kは政治的には別に親中というわけではないので、
基本的には西欧の立場からものをいう。(でないと議論にならないというのも一因)

一つ気づいたのは、彼らはまず自国を批判したりしない。
ひねくれているKやシニカルな英国人は自国を嘲笑したり批判することは日常茶飯事だが、
彼らの議論はほぼ完全に自国擁護だ。
もちろん時にはそれが的を射ていることもあるが、
大概にして、かなりバイアスのかかった議論をする。
相当な程度に愛国心教育と、
そこから生み出されるナショナリズムの影響を受けているといってよい。

こう書くと、彼らは非常に偏屈で頑固な人たちなのかと思うかもしれない。
だが面白いことに、彼らはめちゃくちゃ素直で親切な人たちなのだ。


こうした私たちの認識との「ずれ」は他にもある。
例えば、敬虔なムスリムたち。
一般の日本の報道では、テロリズムや反米デモなどのイメージが強い彼らだが、
実際は非常に道義的な人たちで、とても親切な人たちだった。


何がいいたいかというと、
中国人のナショナリストにしろ、敬虔なムスリムにしろ、
非常に素直で親切な人たちほど、イデオロギーや信仰に感化されたりする。
決して彼らが、頑固で偏屈でクレイジーであるからではない。


報道だけをみて人を分析すると、こうした構造は分からない。
報道というのは「事件」に焦点を当てるからだ。
中国人ナショナリスト=反日・不親切、敬虔なムスリム=クレイジー、
というのは報道が生み出す所産といってよい。


イメージは人の認識を構築し、
人の認識は人の総意を構築する。


事件だけを追う報道とは時に非常に危険な代物だと思う。

コミュニケーション能力

2009-02-11 00:24:42 | 能力
「才能」ってやつの存在をできる限り認めたくはないKだが、
こればかりはもって生まれたものに大きく左右される気がする。


どうしても人見知りが治らない。


Kの人見知りというのはちょっと特殊で、
一回仲良くなれば、誰とでも相当な程度まで仲良くなれる。
だから、親友って呼べるほど中のよい人は結構いる。

問題は「ファーストコンタクト」なのだ。
何故かは知らないが、
全く知らない人に話しかけるということが非常にストレスなのだ。
(それは、何人かは知っての通り、Kの極度の合コン嫌いにも表れている。)

一方で、Kは黙っていると、かなり絡みづらい顔をするw
これは前の記事でも書いた通り。

だから結果として、双方向(Kからと相手から)のコミュニケーションが遮断され、
うまいファーストコンタクトが成立しにくい。

だったらそのままでもいいんじゃないかと開き直った時期もあったが、
その場合、やはり語学能力の向上に弊害が起きる。
これはKの哲学なのだが、
語学の向上はいかに机の上で本を読めて、映画のセリフが聴けて、
思うようなプレゼンテーションができるようになっても、
最後は人と十分なコミュニケーションをしなければ「生きた」ものにならない。

これは分析的にいうのは難しいのだが、
語学が得意な人だったら何となく理解してくれるものと思う。


対照的に、前の記事で書いた日本人のAさん。
覚えているでしょうか。
彼女はめちゃくちゃコミュニケーションがうまい。
正直いって、Kがどんなに努力してもあのようにはできないだろうなと思ってしまう。


じゃあどうするか。


コミュニケーション能力の向上をあきらめるか。
はたまたがむしゃらに努力するか。
もしくはKならではのコミュニケーション能力の「比較優位」を見つけ出すか。


最後のオプションが最もよいのは、
他人に対する優位は相対的に価値を意味するからだ。


しかし、容易ではない。


どうする?

リストラクチャリング

2009-02-08 14:20:52 | お知らせ/挨拶
ブログをやっている友達がカテゴリーを変えていたので、
それを見たKは同じく変えてみたくなりましたw
単純ですね。
とはいえよい分類ができたと思います。

変更点は以下の通り。

1.シェフシリーズを廃止し、「つれづれなること」に移した

2.寸劇と下ネタは新カテゴリーの「おふざけ」に統合した。
これはふざけるためだけの記事たちです。

3.「生活習慣」のカテゴリーを新設した。

4.「感情」のカテゴリーを新設した。
これは何らかの感情的表現をしたい時に使う自己満足カテゴリーです。

5.世界の事と日本の事を統合し、「世界と日本」とした。
これは日本を見るためには世界を知らねばならず、
また世界を見るためには日本という色眼鏡を通さざるをえないからです。
要は相互は切り離せないっていうことです。


ではよろしくです。

鳥め!!(怒)

2009-02-07 22:18:58 | どうでもよいこと
鳥が嫌いだ。


というのはどこかの記事で書いた覚えがあります。


今日、鳥、中でもKが嫌ってやまないカラスに糞をかけられました。





しかも、(Kにしては)かなり高価なダウンジャケットに。


まじで大虐殺をしてやりたい気分になりました。


何だかんだ二か月に一回くらいのペースで糞をかけられている気がします。


やっぱり鳥は嫌いです。

研究のジレンマ

2009-02-06 08:24:02 | 論理/思想/理論
前々回の続きです。

positivismをとるか、ポストモダニズムに影響を受けたsocial constructivismをとるかという話をしました。
そのことで、今日は教授に相談しにいったのですが、
やはり思っていた通り苦い顔をされましたw

そこで研究上の問題点を整理することで、何とか打開圏を見出したいと思います。
尚、今回は単なるKの頭の整理ですので、読み飛ばしちゃっていいですよ。
多分何言っているんだか分からない可能性が大ですので(笑)
ごめんね。



さて、Kの研究には主に以下五点の問題があるといってよい。

1.Empirical Perspective

要は何を具体的に研究すべきかということ。
従来通り、テロ対策政策にするか、もしくは教授のexpertiseが蓄積されている、
貿易政策、環境政策、税政策などに変えるか。
が、これを変更した場合、確実に修士論文を二枚書かなければならなくなる。
しかも本来の目的を曲げることになるので、
変更するにしてもテロ対策政策に関連したものでないと非現実的。

2.Theoretical Perspective

これはこの前指摘した通り、positivismかsocial constructivismをとるかという問題。
前者はここの教授の受けがよいが、Kの主張に反する上に、
日本の大学院でも認められにくい。(日本の大学院の教授たちは主に後者をとっているので)

3.Level of Analysis

分析レベルをどこにもってくるか。
国か、国際組織か、はたまた人か。
国だったら、英国が有力。(せっかく来たんだし)
しかし、comparative analysisはしたくないので、できるだけ一国に絞るべき。
(Kは表層だけを見るcomparative analysisには批判的)
国際組織だったら、EU。
人の可能性はほぼゼロ。政策研究において人を基準にした分析はしづらい。

4.Scope of Analysis

どこまで研究の焦点をしぼるか。
しぼればしぼるほど、研究上の意義が見出しづらくなる。
しかし広ければ広いほど、分析が浅くなる。
適当なScopeが必要。
しかし、○○国の○○政策では、焦点が広すぎるので、もっとspecificにすべき。

5.Literature

日本の先生は先行研究はあまり重視しない立場だったけど、ここは違う。
先行研究を熟読した上で、異なるperspectiveか、新しいデータを用いた分析をする必要がある。
特に、Kの研究は先駆的なものなので、先行研究を探すのが大変。
だから、先行研究の範囲と深さに注意を払い、
あまりにも乏しい場合には、そのトピックの選択を避けるべき。



いずれにしても、絶対不可能という可能性は0%。
考えれば必ず道は開ける。



考えろ。考えろ。考えろ。