K巨匠のいかんともなるブログ

K巨匠:英国から帰国後、さらに扱いづらくなった者の総称。
また常に紳士的ぶりつつも、現実には必ずしもその限りではない。

テレビの時代の終焉とメディアの多様化

2011-03-15 23:40:09 | 日本情勢
地震でしたね。

白ひげの力でしょうか?

まぁどうでもいいKの妄想は置いといて、
本題に入ります。



テレビの時代が終わる。

一昔前は、費やす時間にしても、信頼性にしても、
テレビは第一のメディアであった。
だからコンテンツとしても端末としても、
テレビはメディアの中で第一の存在であった。

しかし、ここ10年間くらいで、
このトレンドが終焉を迎えつつある。
テレビに費やす時間が減少しているということは、
統計情報から分かっている。
またアンケート等からテレビメディアへの信頼性が落ちていることも、
よく言われていることだ。


では代わって、どのメディアが、
今後10年間くらいの中核的な位置を占めるのであろうか。
コンテンツとしてはネット情報が中心になるのだろうが、
端末の観点からは、
スマートフォン、タブレット端末、PC、
等が考えられるが、確信を持ってどれとは言えない。

おそらく、人のライフスタイルに合わせて、
情報をとる端末は多様化していくのだと思う。
同時に、ゆるやかに、
PCやテレビ等の「オールドメディア」から
スマートフォンやタブレット等の「ニューメディア」に移行するだろう。


このトレンドから言えることは、
(当たり前だが)人は「いつでもどこでも」を求めるということだ。
現代人のライフスタイルは、昔と比べて、
外で過ごす時間が多くなっていることを考えると、
スマートフォンやタブレットの方が便利なのは明らかだ。

そう考えると、付加情報をつけるという観点からいえば、
(例えば)テレビは絶対スマートフォンに敵わない。
オールドメディアにポータブル性はなく、
結局家にいる時しか情報にアクセスできないからだ。
その意味では、おそらく「スマートテレビ」の需要は、
限定的にとどまるだろう。
別の言い方をすれば、テレビのコモディティ化は止まらず、
価格は値下がり続ける。

まぁ情報ではなく、画面に付加価値をつけるという意味で、
3DTVはあるが、流行るだろうか。
これも他の端末の模倣可能性が高いことを考えると、
前途は暗い。


いずれにしても、今後10年は支配的なメディアは現れず、
多様化の方向に進む。
そしてより長期トレンドとしては、
移動端末に需要が移るだろう。


そして、コンテンツ企業にしろプラットフォーム企業にしろ端末企業にしろ、
メディア変化の波に迅速に乗れる企業と乗れない企業では、
今後大きな差が開くに違いない。

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