K巨匠のいかんともなるブログ

K巨匠:英国から帰国後、さらに扱いづらくなった者の総称。
また常に紳士的ぶりつつも、現実には必ずしもその限りではない。

ダウン・・・

2008-10-09 03:24:32 | ライフ
さあ、オリエンテーションも終わり、これから頑張ろうというときに、

あらんことか、

風邪をひいてしまった。


咽喉痛い。
鼻詰まる。
熱でだるい。


最悪じゃ。これには勝てん。




だるいよ~。

明日も授業やだよ~(笑)

プレッシャー・ストレスっていうやつ

2008-10-07 18:07:15 | メンタル
プレッシャーやストレスを感じる状態は嫌いだ。

プレッシャーやストレスを感じない状態も嫌いだ。


Kはプレッシャーやストレスに対してこうしたambivalence(≒両面価値)を抱いている。

確かにプレッシャーやストレスを感じているときは非常につらかったりするのだが、
それを乗り越えたときの感覚は、プレッシャーやストレスの度合いが大きいほど心地よい。

プレッシャーやストレスを感じない状態というのは、
感じている状態から解放された一定の期間だったら快適なのだが、
常に感じないというのは、Kにとってはただの退屈な状態だ。

なので、結局はプレッシャーやストレスはなくてはならない大切なもの、
という一見不可解な結論に至らざるを得ない。


この結論に従えば、人の精神状態はあまり安定しないのではないかという問題も出てくる。
常にプレッシャーやストレスと闘わなくてはならないからだ。

だが同時に、Kは友達から「精神が安定してるね」と結構言われる。
なぜだ?
①プレッシャーやストレスの状態に慣れた。
②基本的に他人には言わずに自分の中で処理するので、そう見えるだけ。
まあ、どちらかでしょう。Kもよう分かりません。
ちなみに、②のために多くの元彼女はKを嫌いになったとさ(笑)
この話題はのちほど機会があれば書くかもしれません。


いずれにしてもKは今かなりのストレスを感じております。
その元凶は間違いなくKが入部してしまった出辺井戸俱楽部。(当て字です。)
この俱楽部の皆さん、英語うますぎです。
70-80%はネイティブで、留学生もネイティブ並みなのは間違いありません。
唯一のアジア人であるKはおそらく最下位な気が。。。。
こやつらの議論のスピードについてかなければいかんと思うと、
先が思いやられます。

いかに克服してやろうか。
乞うご期待です。

中国という国の本質

2008-10-06 09:36:54 | 世界情勢
今までKの友達に中国人が多いという理由で、度々中国という国のことを扱ってきたが、今回はその総まとめをしたいと思う。

というのも、第一に今まで書いた内容はその時に感じたことを書いたに過ぎず、多分に誤りがあること、第二にこれからKのコースが始まることに伴って、自分の興味が専門領域である中東・ヨーロッパ地域に移ると思うからである。だから最後に今まで考えてきたことを要約しておきたい。

Kは今まで友達と多くの時間を過ごすとともに、その背後にある価値観を探り、中国の本質とは何かを考えてきた。この国は将来日本に強い影響を与えると思うので、知っていて損はないかと思ったからだ。本題に入る前に付け加えておくと、もちろん探偵のように常に彼らを観察していたわけではない。ただ、Kに強い影響を与えた先生は、常に人を観察しろといった。人の言ったことだけでなく、何を言わなかったかにも注目して、分析を深めろと言った。なぜなら、人の行動は社会や国に強い影響を与え、国際情勢をも大きく動かすからである。だからKは彼らと遊びつつも、自分が感じたことを大切にしようと思った。

前置が長くなったので、そろそろ本題に入る。そもそも「中国の本質とは何か?」という問いは非常に曖昧なので定義しなければ始まらない。とはいっても、本質という言葉は多義的に使われうるので、ここでは行動原理という意味に限定しようと思う。何が最も中国人を動かすのか。何が中国という国を動かすのか。このことについて考えていきたい。

結論からいうと、それは金(もしくは経済)ではないかと思う。もちろん根拠の大部分はKの経験なので学問的ではなく、またかなりの程度で一般化していることをお断りしておく。このことを考えたのは、まず中国人の言動にある。彼らは将来の仕事の話をする時に必ず給料の話をする。日本人の場合、仕事というと、やりがいだとか、環境だとか、福祉だとか、ブランドだとかと並んで、給料という指標がくる。しかし、彼らの場合だとやはり金だ。ただし、彼らには金を不純なものとしてみる日本人の精神は希薄なようである。日本人に「金持ちだね」というと、尊敬の念と共に嫉妬と軽蔑の念が混ざっている複雑な感情が表出する。だから日本人の大部分は、金持ちでも金持ちといわれることをあまり好まない傾向にある。けれど、中国人にいう金持ちは大抵の場合は褒め言葉だ。

中国は西洋の大学に大多数の学生を送りだしているが、この事実は中国人が国際的志向が強いということを必ずしも意味しない。というのも、中国という国は80年代から市場が開放され、経済が急速に成長するようになった。その時から多くの会社が生まれ、成功を収めていった。それが今の留学生の両親の世代だ。この世代の人々は市場の開放にともなって、ビジネスをしなければならない環境に追い込まれ、その一部は成功した。彼らは金はあるが大概低学歴で、そのために自分の子供たちによい教育を受けさせようと、どんどん海外に送り出しているのである。仮に子供たちがあまり賢くなくて、中国の大学入試に受からなかったとしても、お金さえあれば海外の大学はある程度融通は利くという理由もある。こうした親の影響を受けた中国人はほぼ100%ビジネスのコースを選択し、将来高い給料を稼ぐことを願っている。

また、国全体としても経済中心主義で、経済発展のために現実主義的に動く。削減義務を負っていない京都議定書には批准したものの、その後の環境フレームワークには消極的だ。また資源の確保が経済成長のために不可欠であるので、資源国とは有効な関係を築こうとしている。そのため、イランの核開発疑惑問題などにおいて強硬な態度をとる欧米とは一線を画した姿勢を示している。

中国の経済はまだ発展途上にあり、これからしばらく彼らの経済発展主義は続きそうである。もちろん、Kは中国人のことを金の亡者とか悪い意味でいっているのでは全くない。むしろ、こうした傾向は発展途上国にある程度共通してみられる現象である。もし中国にそれが顕著に見られるとしたら、それは中国人が非常に世俗的で、彼らを縛る宗教的規範が他国人に比べて希薄なのも一因かもしれない。

そして最後に付け加えたいのは、彼らは概して日本人に対して友好的である。日本では反日デモや食料問題など、中国の悪い部分が取り上げられすぎているので、この国にあまり良いイメージを抱いていない人が多いが、メディアはかなりの誤解を日本人に与えているのではないかと思う。民族的な理由で日本人を差別的に扱う中国人は(少なくともKの周りには)ほとんどいない。

中国はますます大国になるだろう。日本と中国がお互いの良いところを認め、尊重しあうためにも、この国のことを知っておいて損はないはずだ。

このキャラはいわゆるボツネタになったと思ったあなたは大間違いアルよ!

2008-10-05 09:11:50 | 趣味
アイヤー。

最近磨きがかかってきているアル。

磨き具合やばすアルよ。

磨きすぎてどうしようかと思われるアルよ。


勉学?


アイヤー。アイホープだっちゃわがな。


歯?


毎日磨いております。芸能人は歯が命。


メガネ?


そうそう。毎日磨かないと曇っちゃうからね。

っておい!


ゴタクはこの辺で終わらせてもらえはしませんかアルね~。

答えは↓

「天才シェフKオリジナルペペロンチーノ」

ん、ん、ん、んが、んが、

うまい!

さらにさらにアル~。


「天才シェフK特製豚の粒マスタード炒め」

ん、ん、ん、んが、んが、んが、

U・MA・I♪

大学。学歴。ランキング。

2008-10-03 10:27:04 | 日本情勢
「大学。学歴。ランキング。」

Kの最も忌み嫌う言葉である。


何故か?


答えは単純。人の判断力を鈍らせるからだ。

Kは自分の大学の名前を極力出さないようにしている。
大学の名前を出せばほとんどのケースにおいて知力を認められる。
だがそれはKの知力の評価ではなく、単に大学のブランドの評価にすぎない。
高学歴というレンズを通してKを見ているにすぎない。
大学の名前に頼って知力をアピールするのは最も恥ずべき行為と思う。

しかし残念ながら現実は大学というブランドが強い力を持っている。
特にアジアの人々は必ずといってよいほど大学のランキングを気にする。
例えば、中国人に「何故この大学を選んだのか」と問うと、
ほぼ100%の確率でランキングと答える。

ばかげているとしかいいようがない。

ランキングというのを客観的指標と勘違いしている人が大勢いるが、
これはある決まった指標の下に大学を評価しているにすぎず、
絶対的で客観的な評価であるという保証はどこにもない。
だから、自分にとって一番利益となる環境が
ランキングが一番上の大学であるとはもちろん言えない。
彼らはランキングという曇ったレンズを通じて自分の判断力を凍結させている。


なぜこのテーマを取り上げたかというと、
人々の主体的な判断能力が極端に欠如していることに腹が立ったからだ。
長期的な視野にたって、何が自分にとって必要で、何が必要でないかという判断をすることができない。

それだけではない。

人を観察しない。
ある人がどのような価値を持っていて、どの程度の知力・能力があって、
長所と短所が何かということを主体的に考えられない。
だから最終的に学歴という指標に頼る。
多くのケースにおいて、学歴は単に入試の成績の良し悪しを意味するに過ぎないにもかかわらず。


渡英する前に、あるクイズ番組で、
「インテリ芸能人」「インテリ芸人」と呼ばれる人たちが出演しているのをふと思い出した。
思えばあの時も非常にナーバスになった。
何を指標にインテリといっているのだろうか。

答えは明らか。



学歴、である。

民主主義は普遍的か?それとも西洋的価値に過ぎないか?

2008-10-03 00:01:17 | 世界情勢
昨日、Kの大学の政治学部のレセプションがあって、初めて知り合ったナイジェリアの友達と面白い議論をした。

民主主義は普遍的かどうか?


Kも友達も結論はNoで一致した。
ナイジェリアの友達は民主主義は西洋で生まれ、西洋でしか機能しえない制度であると言っていた。
けれどもKは、結論は共有するものの、民主国家に生きる日本人として、
そこまでは言えないのではないかと思う。


思えば、日本という国は非常に奇妙である。
二度も「奇跡」を経験したからだ。

第一には前にも触れたように明治維新。
第二には戦後復興と民主主義の定着だ。

知っての通り、日本は戦後のほとんどの期間を通じて一つの政党が政治を支配してきたものの、
民主的なシステムは成熟し、一応しっかり機能している。
教科書では、戦後GHQが日本の民主化を支援したとあっさり書かれているが、
外圧による民主化が日本ほど成功した例は他にはない。
韓国やインドのように若干の例外はあるものの、
西洋を除いたほとんどの国では民主主義はうまく機能していないか、
そのようなシステムを持っていないかのいずれかである。


では何故ある国では民主主義は定着するのに、ある国では民主主義は定着しないのか。

専門ではないので全く証拠はないが、西洋を除けば、
仮説的に国民の統合の度合に答えがあるのではないかと思う。

日本では、若干の在日朝鮮人や在日中国人がいるために単一民族国家とは言えないものの、
大多数の国民が「日本人」という同じ民族だという意識を共有している。
この場合、国民の統合の度合が高いといってよいだろう。

しかし、多くの国ではそうではない。
一つの国の中に、多数の民族がいたり、多数の宗教的集団がいたり、多数の人種がいたりする。
言いかえれば、民族・宗教・人種などのラインによって社会が分断されていることがしばしば見受けられる。
この場合、人々は国に帰属意識(アイデンティティ)を持つことが困難となる。

例えばイラクでは自分たちのことを「イラク人」ではなく、
「シーア派ムスリム」「スンニ派ムスリム」「クルド人」と思っている。
この場合、各グループはそのグループの利益になるように動く。
だから、民主的な制度は各グループの利益をまとめるにすぎず、
イラク全体の利益になるような制度としては機能しない。
対照的に日本では、日本人の利益になるように国がどうすればよいのかという点をめぐって
議論を交わすことができる。
ほとんどの人々が、自分たちのことを「日本人」と思っているからだ。

この点に民主主義の利点と欠点がある。
国民の統合の度合が高ければ民主主義は有効に機能しうるが、
それが低い場合は民主主義は非常に脆弱な政治制度となる。
だから多くの国家では、非民主的な制度で国民を抑えているか、
分裂を許容する結果となってしまっている。

ちなみに西洋では話は異なる。
この地域は人々が王権を倒す形で、民主主義が「内発的」に生まれ、
ゆっくりと民主的な制度を発展させてきた。
言いかえれば、例え複数の民族集団や宗教集団を抱えていたとしても、
多くの国民が民主主義によって国を運営することの正統性についてコンセンサスがある。


最後に触れておきたいのが、いまだに民主主義が普遍的だと信じている人が大勢いる。
特にソ連崩壊以降、「地球市民社会」という概念が盛んに叫ばれるようになった。
これは地球のあらゆる国が民主主義や人権といった「普遍的概念」を共有し、
より住みやすい世界を目指そうとするものである。
だが、この概念にはもう少し慎重な検討が必要だ。



若干話はそれるが、西洋中心的思考は日本でも一定の力を持っている。
特にアメリカで学んだ学者にもっとも強い。

学者だけではなく、学生やビジネスマンにも、日本ではアメリカ中心的・西洋中心的な思考が非常に強い。
彼らはしばしばアメリカを唯一の世界と考えているが、ただ単にアメリカを知っているにすぎない。
もう少し自覚的になるべきである。