官製談合

北海道における官製談合の実態

kenryuxの北海道の官製談合の実態(19)

2008-07-31 12:00:25 | Weblog
 7月4日北海道は開発局河川工事をめぐる官製談合に関与したとして旭川市のタカハタ建設を9ヶ月、岩田地崎建設を6ヶ月、伊藤組土建を4ヶ月の指名停止としました。タカハタ建設はその後1ヶ月追加の10ヶ月の指名停止となりました。
 10ヶ月となれば来年4月まで、4~7月までにかなりの工事を受注しているので経営に対する影響は最小限に食い止められるようだが、まだ、他の談合が発覚すれば経営に大打撃を与えることは間違いない。
 
 タカハタ建設が危なくなるかもしれないと思っていたら、22日旭川市の北野建設が自己破産というショッキングなニュースが飛び込んできました。
 それと舗装部門の太陽舗道と廃プラスチック処理などを行っている旭川合材、3社合わせて負債は140億円以上とのこと。
 年間150億円以上の売り上げがある旭川の大手企業がいとも簡単に倒産してしまった。
 社長と記者会見に臨んだ弁護士は「ずさんな経営だった。破綻の引き金になったのは不動産事業の失敗だった。」と言っているが、土建屋が不動産に手を出して失敗した例は沢山ある。
 地崎工業のように合併してくれる同業者がいればよいが、元道建設部長だった菅原社長も人脈を頼りに合併を模索していたけれど、旭川市内のタカハタ建設、新谷建設、荒井建設、広野組、生駒組などいずれも経営は苦しいようで破綻の道を選ばざるを得なかったようだ。
 次におかしくなるのはタカハタ建設?新谷建設?広野組?

 高橋あほみ知事は25日、道が29日に実施予定の当別ダム本体工事の一般競争入札について、今回に限り知事の権限で指名停止業者の入札参加を認めることにしたと発表しました。知事は「当別ダムは技術的にレベルの高いものが必要とされるどこでも出来る事業ではない。」と言っているが果たしてそうだろうか。
 岩田地崎建設、伊藤組土建と同等の技術力を持っている業者は沢山います。それなのに指名停止になっている業者を入札に参加させるとは呆れてものが言えない。 岩田地崎建設、伊藤組土建の救済だと思っていたら案の定、29日の入札では岩田地崎建設と伊藤組土建他1社の3社で構成する共同企業体が最も低い価格の85億円で応札したようである。
 グループ企業の伊藤組の会長は元副知事の山口博司、高橋知事の後援会「北海道を愛するみんなの会」の会長である。「北海道を食い物にするみんなの会」だ!
 今回の高橋あほみ知事の行動は岩田地崎建設と伊藤組土建の救済と自身の次回の選挙を考えたたものに他ならず許せない行為である。
 市民団体も抗議しているようだが道議会の野党の追及を期待したい。

 今日はここまで 
 


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