Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

質よりネタです。マイクロエースの「タキ1900〈太平洋セメント〉 8両セット」が入線したよ

2020-10-18 01:00:26 | 鉄道模型-機関車・貨車・客車

こんばんは

毎度馴染みのKボーイです

それはさておき、今日もまたNゲージ鉄道模型のお話です

お題は四日市を走るセメント専用貨車、


マイクロエースのタキ1900形太平洋セメント仕様・8両セットのお話です

セメント専用貨車・タキ1900形最後の運用車となった太平洋セメント所有、東藤原駅常備車の模型になります。

2020年9月上旬に発売されたもので、同時期に競作となったTOMIXとは一部仕様が被りつつも、マイクロエースらしく3種類の形態を作り分けております

なので8両全てを並べると、


個性豊かで実に楽しいですね。
出来に関しては良くも悪くもマイクロエース
ネタで勝負しています

では、早速模型を見ていきましょう

◎模型の概要◎
模型のプロトタイプは
●1970・71年(昭和45・46年)製造の川崎重工業製(TOMIX製と同じ) 
●1971~73年(昭和46~48年)製造の日本車輛製 
●1971・72年(昭和46・47年)製造の日本車輛製 渡り板あり 
の3種類になります。すべての車両が東藤原駅常備です



〇商品名:品番A-3198「タキ1900 太平洋セメント 8両セット」

〇車両構成


・タキ91964(日車製・渡り板あり)



・タキ71991(川重製)



・タキ11941(日車製)



・タキ71995(川重製)


・タキ81903(川重製)


・タキ112173(日車製)


・タキ81917(川重製)


・タキ91959(日車製 渡り板あり)

以上8両になります

付属品に反射板がありますが、実車は昼間走る際は反射板を装着しません

◎模型の細部をチェック◎
この8両セットでメインとなるのはTOMIX製と被らない日車製の初期タイプ。
このタイプの特徴はタンク体全体にわたる補強リブがポイントで、川重製タイプよりも武骨な印象です。


(タキ112173)



(実車 タキ112173 富田駅)

その武骨な日車製初期タイプでも、さらに厳つい渡り板付きも2両含まれます。

(タキ91959) 
この渡り板は九州地区の金田駅に配備された車両に取り付けられたもので、現在の太平洋セメント所有車では割と珍しい仕様になります

一方で川重製はTOMIXと仕様が被ります。仕様が被るどころか、タキ91903は番号も被りました

そのタキ91903を並べてみると、


同じ車両にも関わらず結構違います。
マイクロエースは藤原工場特有の中央のデカハッチを再現していないようですね。そして手すり類は全体的に太めのです。

側面を並べてみると、


タンク体はマイクロエースの方が細身に見えます。そして、左右のマンホールの位置が両社でなぜか違う。突っ込んだら負けです

車端部拡大。


TOMIX製では省略された細かい標記の印刷されています。
このあたりは流石マイクロエースですね。

台車は…もう何も言わない

TOMIX製はこんな感じ。


標記がない分、あっさりとした仕上がりです。
台車はこちらの方が実物に近いかと。

まあ、実車を知らない方が色々と幸せになれますが、一応実車の写真を上げときますね。


(実車 タキ81903)

個人的には「模型」としての雰囲気はマイクロエースの方が好みですね。実車を目の前で見た時の迫力、圧迫感というのをこの模型からは感じられます。ややザラっとした半光沢の塗装もなかなかです。ゆえに、実車との差異や手すりが太すぎるのが残念です。

そういう意味では印象重視のマイクロエースと実車に忠実なTOMIX、それぞれの良さが出ていると思います。

このようにTOMIX製とはかなり差異がありますが、両社混結させると下の画像のようになります。

同じ車両なのにね。これはこれで一興かと。

ちなみに、

台枠中央にあるバルブは別パーツです。接着が甘く外れやすいので紛失しやすいので注意しましょう。ここまででお見せした画像の中で、うっかりバルブが外れた状態の画像を2枚上げています

細かい所は以上です

◎実車の編成の話◎
実車は16両編成で運用されます。貨車の向きですが、関西本線の四日市駅で見た場合、

タンク体のハッチからタンク体に伸びる「送気管」と呼ばれる配管が山側になれば良いようです

実際に私が見た編成をメモします。
2020年10月15日 東藤原発四日市行き5365レ 
牽引機:三岐鉄道線内ED5082+ED5081、JR線内DF200-222牽引
↑四日市
・タキ81919(14.2t)川重
・タキ112470(14.0t)×
・タキ111944(14.1t)日車
・タキ81910(14.5t)川重(TOMIX製単品の車番)
・タキ112452(14.2t)×
・タキ112455(13.6t)×
・タキ81905(14.4t)川重(TOMIX製10両セットの車番)
・タキ112464(14.2t)×
・タキ112473(14.2t)×
・タキ112460(13.9t)×
・タキ112173(13.8t)日車
・タキ112171(14.1t)日車
・タキ112471(13.7t)×
・タキ81909(14.6t)川重
・タキ81911(14.4t)川重(TOMIX製10両セットの車番)
・タキ91961(14.3t)日車 渡り板あり 
↓東藤原

2020年10月15日 四日市発東藤原行き行き5362レ 
牽引機:JR線内DF200-222牽引、三岐鉄道線内ED452+ED453

↑四日市
・タキ81924(14.3t)川重
・タキ112461(14.2t)×
・タキ112466(14.0t)×
・タキ112458(14.3t)×
・タキ112456(14.0t)×
・タキ112459(14.2t)×
・タキ81913(14.6t)川重
・タキ71988(14.1t)川重
・タキ112467(14.3t)×
・タキ112469(14.1t)×
・タキ81908(14.5t)川重
・タキ81903(14.4t)川重
・タキ112174(14.1t)日車
・タキ112172(14.1t)日車
・タキ111953(14.4t)日車 渡り板あり
・タキ112162(14.1t)日車 
↓東藤原

×を付けた車両は製品化されていないタイプの車です。
どのような車かと申しますと、

(タキ112470)
日車製の後期型です。川重製に近いタンク体で補強リブが4本、真ん中の2本が太いタイプです。
このように実車の編成をこだわるのは本当に難しいですね。

まあでも、仕様違いが3種類あるだけでも十分楽しめると思います

さて、貨車を買ったとなると牽引機が必要ですね。JR線内の牽引機は愛知機関区DF200-200番台とセメント列車牽引から外れましたがDD51になります。

この二つのNゲージですが、愛知機関区仕様のDD51はKATOが今年再生産しています。DF200もTOMIXが発売済みで、来年にはKATOも発売予定と、JR線内の牽引機は比較的入手しやすいです

対する三岐鉄道の機関車は難しいですね。マイクロエースがED45タイプを発売していますが入手が難しいでしょう。

2020年10月時点では恐らく、鉄道コレクションのED5081形2両セットが最も入手しやすいと思います。2016年発売で市中の鉄道模型店には在庫はないと思われますが、三岐鉄道の主要駅、本社でグッズとして現在も売られています。私は近鉄富田駅西口で購入しましたが通販も可能です。

ただ買った所で動力ユニットなどが今更入手できるか、という問題があります。
とはいえこれで牽引機がバッチリ。

◎まとめ◎
今回はTOMIXとの競作になりましたが、やはりマイクロエースらしい個性のある製品になっております。特に異なるタイプを混ぜてくるのがニクイところ。でも、やっぱりね。日車製の4両だけ使用して残りはTOMIX製で編成を組むのが幸せの様な気がします

以上です

関連記事
TOMIX タキ1900形太平洋セメント→コチラ

KATO DD51愛知機関区仕様→コチラ

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 今日は四日市界隈で貨物列車... | トップ | TOMIX製もあるけど、KATOの22... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鉄道模型-機関車・貨車・客車」カテゴリの最新記事