Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
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中央線の顔です。KATO E353系「あずさ・かいじ」の話(2023年版)

2023-06-25 15:43:18 | 鉄道模型-特急・急行形

こんにちは

毎度おなじみのKボーイでございます

今日もNゲージのお話ですが、お題は先日発売になった、


KATO E353系「あずさ・かいじ」 になります

確か今回で4回目の生産でしたっけ?

単純な再生産ではなく、動力ユニットが最新のスロットレスモーター搭載となり、品番も改まってます。

また別売りですが、前面扉が開いた状態を再現するパーツが追加されています。


(片側に前面扉パーツを取り付けた状態)

今回は12両フル編成を入線させましたが、旧製品を持っていたので買い直しですね。

見たところ、車両本体については動力車のスロットレスモーター化を除いて、特段の変化はありません。車番も従来通りで、9両編成がS103編成、3両編成がS203編成となります。

考えてみればスロットレスモーターというのも、それ自体は表からは見えないので、やはり前面扉パーツが今回の目玉と言えるでしょう。

その前面扉パーツはこちらです。

各2両分入りです。

使い方は至ってシンプル、前面扉にホロパーツを取り付けて、両面テープなどで車体に取り付けます。


(取り付け後)



(連結状態、斜め横から)



(連結状態、真横から)

これから詳しい模型の説明に入ります

◎模型の概要◎
模型は2023年の最新版ですが、動力ユニット以外は従来のものと大差はないです。

3両付属編成のみで走行する場合は、品番28-232N『E353系付属編成セット用動力装置2』で動力化します。

〇模型の主な仕様

  • プロトタイプは、松本車両センターのS103編成(9両編成)とS203編成(3両編成)
  • 基本セット4両、増結セット5両、付属編成セット3両の構成
  • 動力ユニットはスロットレスモーターを採用
  • カプラーはフック無しの密連形カプラーを各車装着 
  • クハE352形(12号車)とクモハE353形(1号車)の先頭部は連結器カバーを装着した状態を再現 
  • クモハE252(3号車)のライトは非点灯
  • 内装パーツは普通車が青紫、グリーン車は赤茶色で成形

 

〇基本セットの内容
□品番10-1834『E353系「あずさ・かいじ」基本セット(4両)』

□車種構成
●クハE353-3(4号車)
●モハE353-2003(7号車)動力車
●サロE353-3 (9号車) 
クハE352-3 (12号車)

□付属品:電連、ライトスイッチ用ドライバー、行先表示シール


(電連、ライトスイッチ用ドライバーはこちら)



(行先表示シールはこちら)
行先表示シールは9両編成の列車が中心です。

一応オマケでかつての「スーパーあずさ1号」の表示も収録されています

〇増結セットの内容
□品番10-1835『E353系「あずさ・かいじ」増結セット(5両)』 

□車種構成
●モハE353-503(5号車)
●モハE352-503(6号車)
●サハE353-3(8号車)  
●モハE535-3(10号車) 
●モハE352-3(11号車) 

※付属品はなし

〇付属編成セットの内容
□品番10-1836『E353系「あずさ・かいじ」付属編成セット(3両)』

□車種構成
●クモハE353-3(1号車) 
●モハE353-1003(2号車)
●クモハE352-3 (3号車)ライトなし

□付属品:電連

基本セットは紙箱とスチロールトレイのベストセレクション仕様のパッケージ、増結セットと付属編成セットはブック形ケースになります。

なお、増結セットのウレタンは6両分対応で、9両編成をすべて収めることはできません。付属編成セットのブックケースは7両分対応で、基本セット4両も合わせて収納可能です。また、12両編成の場合、増結セットの車両ケースに7~12号車を、付属編成の車両ケースに4~6号車と分けて収納する形になります。


(参考までに旧製品の行先表示シール)

模型の概要は以上です。



(実車 S103編成 青柳駅にて 登場時の連結器カバーが白の時代)

え、本当に実車なのかって?

確かにS103編成です 

製品の概要はここまでです

◎模型の細かい部分◎
 車両の細かいところを見てみましょう

まずはお顔から。


(左がクハE353形、右がクハE352形です)
いいお顔ですね。前面のグレー部分の光沢塗装も見事です。

ただし、ライトはかなり暗いです。
これでもコントローラーを半分以上回しています。



(斜め上から)

普通車の内装パーツは淡い青紫色で、グリーン車は赤茶色で成形されています

 

続いて側面です。


先頭部を横から見ると、またいいですね。

細かな標記の印刷も、KATOらしい仕上がりです。

ごく小さなJRマークもしっかり緑色です。



(クハE353-3の側面)



(モハE353-2003の側面)



(サロE353-3の側面)


(クハE352-3の側面)



台車はパンタグラフを搭載するモハE353用と、その他の車両用で分かれます。

モハE353形の台車には、車体傾斜時にパンタグラフの過剰な変移を抑えるためのアンチローリング装置がついていて、それによって台車の外観に違いが出るようです。

ところでモハE353形は各車毎に、機器配置が若干異なりますが、その違いも再現しているようです。


差異が出る理由は、端的に言えば1000代は空気圧縮機が非搭載であること、2000代は1M車だからです。

 

屋根上を見てみます。



先頭車のアンテナ類で取り付け済みの「Ready to run」仕様です。



モハE353のパンタグラフはE235系と共通部品です。

模型では配管等はあっさりと仕上げていますが、


(参考までに実車)
実車は意外と立体的というのか配管を屋根から浮かせています

模型の細かい部分は以上です。

◎雑談
特急「あずさ」「かいじ」の定期列車がE353系に統一されてから、もう4年も経ちました。早いものでして、目新しさはなくなりましたが、特急「信州」なる列車が平日に走り始めたり、「富士回遊」が増発されて休日は臨時も含めて4往復設定されたりと、実車を取り巻く環境は変わりつつあります。

過去を振り返ると特急「あずさ」は1966年に新宿-松本間2往復で運転を開始しました。当時はまだ「特別」急行といった時代で、181系電車で食堂車付きでした。そこから183系・189系、E351系、E257系ときて、今の5代目のE353系になります。

個人の感想ですが、中央線特急というのはNゲージでも人気が高い、と思っています。実際、KATOのE353系も今回で4度目の生産のはず。安定して売れるアイテムなのでしょう。

中央線は特急街道であるのと同時に、実際の車窓の変化も大きく、大都会から山里までシチュエーションを選ばず、つまり、色んなレイアウトに対応できる良さがあるんですよね。

過去の車両もいずれも製品化されていますが、


今こうして手元にある特急「あずさ」の模型は、初代の181系と今のE353系です。

一時期E257系とE351系も持っていましたが、手放して今に至ります。

でも、複数車種があるのに最初と最新だけ、といのも珍しいかな。

変な話、根岸線なら旧国72系とE233系みたいな組み合わせですからねぇ。


楽しみ方は人それぞれ、何でもアリだと思います。



(普通列車用211系2000番台と)

211系もKATOがリニューアルを発表しています。最初は東海道線ですが、いずれ長野色も出るのかな。

以上です

中央東線のお仲間、
KATO 211系200番台 長野色の記事→コチラ

 同じ線路を走る209系
TOMIX 209系1000番台中央線→コチラ

 

 

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2 コメント

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Unknown (野津田車庫)
2023-06-26 14:56:40
こんにちは、お久しぶりです。

いつも通りのKATOらしい安定した仕上がりですが、スロットレスモーター化されてからTOMIXのポイント類で誤作動を引き起こしてしまったり動力車同士が横並びすると引き寄せられる異常な磁力の強さには参りますね…。
非力で車体に傾きがある0.5M動力もそうですが、やはり動力関係については再考願いたいところです。
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Re: (Kボーイ)
2023-07-01 13:05:29
野津田車庫様、コメントありがとうございます。

スロットレスモーターに関しては、様々な意見がありまして、良いことづくめとはいかないようですね。

メーカー側も市場に投入する前に、問題があることを薄々気づいてたとは思うのですが、止める人がいなかったのかと、疑問に思います。

ひとまず減磁シートを出してお茶を濁しましたが、もしかしたら、こっそり改良版になる可能性もありますね。
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