Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

モデルトレインプラスのM-LITEでTOMIX・209系のライトをLED化したよ

2018-08-28 00:13:23 | 鉄道模型‐全般

こんばんは

餃子を食べに行くなら宇都宮かなと思うKボーイです

さて、今日もNゲージのお話ですが
新しく買った車両のお話ではありません

TOMIXの209系0番台・京浜東北線のライト基板を
モデルトレインプラスのM-LITEでLED化したお話です

ご存知の方も多いかと思われますが
TOMIX製の209系0番台やE501系のライトは
1990年代から2017年発売のE501系水戸線仕様に至るまで
長らく白熱電球を光源にしていました


この白熱電球のライトユニット(プリント基板)ですが
LEDが普及した今となっては
・低速域では非常に暗い
・消費電力が大きい(LEDの4倍)
・長時間の走行での発熱
といった問題があります

なかでも、低速域で暗いのが大きな欠点になります

上の画像は初心者向けコントローラー(パワーパック)を
半分ぐらい回した際の点灯状態になります

見ての通り少々残念な明るさです


その後、2017年12月になって発売された
0番台改造の2100番台房総色や2200番台南武線で
やっとLED化が実現しましたが
従来品もLED化したいと常々思っていました

そんな折に見つけたのが
西川口にある鉄道模型店、モデルトレインプラスさんの
『M-LITE LBNT01A 車両用LEDライト基板 Type T1』

2018年春頃に発売されたもので
TOMIXの209系0・3000番台・E501系に適合するものになります

1つ1500円と決して安くはないのですが
ヘッドライトは電球色、行先表示は白色で点灯する
とのことで迷わず購入

商品パッケージに取り付け方法の記載はありませんが
基板のサイズや大まかな形は元の基板と大差なく

車両の取扱説明書にある
『プリント基板の交換方法』を参照しながら
取り付ければ良いようです

では、実際に取り付け作業をしましょう

まずはボディを床板を外します

次に台車を留めているねじを外し
床下部とウェイトを外すとプリント基板を交換できます


(分解した状態)
プリント基板をM-LITEのライト基板に交換し
位置を調整しながらウェイトをのせてます

もちろん
ウェイトは導電部の酸化防止のため
素手ではなくピンセット等でつまみましょう


後は、床下部を元に戻せば完成

ちゃんと点灯するか確認するため
線路に車両を置いて通電させると


無事に点灯しました、わーい

左が製品状態、右がM-LITEです

コントローラー(パワーパック)を半分ぐらい回して
この明るさは非常にうれしい

行先表示も白色点灯してくれて感動しました


(テールライト点灯時)

折角の機会ですから
TOMIXの純正LEDと比較しましょう
比較対象は『209系2200番台 南武線』です


ご覧の通り、
純正品と比べてもかなりの明るさです

このように比較的簡単な方法で
LED化が達成できました

この記事を書く時間の方がよっぽど長い

発売元の模型店であるモデルトレインプラスの所在地は
京浜東北線で荒川を越えた西川口ですが
Models IMONでも取扱があるようです

興味があっても西川口は遠い
という方はそちらでご購入されてはいかがでしょうか

ちなみにモデルトレインプラスでは
TOMIX用のほかに、KATO用のライト基板もあり
KATO用に関しては
ホビーセンターカトー東京店(ホビセン)でも販売されています

ホビセンに取扱があるということは
使用は自己責任ですが、少なくともKATOのお墨付きはある
ということでしょうか

以上です

関連記事
このM-LITEも活用しながら、
209系0番台初期製品を修理する話→コチラ


TOMIX「209系2200番台 南武線」の購入記事→コチラ

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今年は去年よりも暑いよ~東京総合車両センター 夏休みフェア2018に行ってきた

2018-08-26 18:07:51 | JR線関係

こんばんは

どこかの餃子を食べに行きたいKボーイです

あ、埼玉県のやつではないよ

さてさて
昨日(8月25日)は毎年恒例の
JR東日本・東京総合車両センターを一般公開する
「東京総合車両センター 夏休みフェア」でした

大井工場時代から度々訪れるイベントなので
展示物も知らずに行ってまいりました

去年は一人でしたが、今年は相棒を連れて参戦

京浜東北線で大井町へ向かい、
11時前には会場に着きました

例によって大勢の来場者

私みたいな鉄オタもいますが
それ以上に親子連れが非常に多いこと

そういえば
今年は会場入り口にある横断幕がありませんでしたね

(参考:去年の会場入り口)

そして
天気は非常に良いのですが、非常に暑い

あまりに暑かったから
家に帰ってから去年の気象データを調べてみたところ
2017年8月26日午前11時の気温(東京)→31.8℃
2018年8月25日午前11時の気温(東京)→33.9℃

去年よりも2℃以上暑かった



食堂の前にある無災害継続日数を示す掲示板が
全て「EF81」とか「209」など
全て鉄道車両の関係した英数字にしてありました

ファンサービスなのか、それとも…

特にあてもなくブラブラしていると

目に留まったのが車体上げ下ろし実演の所で

黄色の移動機械がおいてありました

これも展示物なのかな?
と考えていると、
上げ下ろしの実演時間になったので見物

さっきの黄色の移動機械も屋内へ移動

実演に使われたのはE217系Y-22編成の先頭車
クレーンで車体を持ち上げて移動

移動すると我々が普段は見れない所が丸見え


いや~んばかん そこは床下なの
(※暑さで頭がバカになったようです)

色んな配線が通ってますね

移動を終えると、
今度はさっきの移動機械の上に車体を下ろし始めました


奥にも同じ移動機械が待機しており
先に奥側から置いて、次に手前側を置きました

無事に下ろし終えると

車体を屋外へ引き出しました

この辺りに線路がないし、
トラバーサーも周囲に見当たらないから
どうやって検修庫間を移動しているのかなと思っていましたが
この移動機械で移動しているようです

そして、肝心の車両展示へ

実は会場に着くまで
本当に展示車両は知らなかったのですが


今年の展示物は去年以上に豪華

209系500番台中央・総武線のC508編成は良いとして
EF64 1052・EF58 61・EF81 81

なんと、
東京総合車両センターで厳重に保管している
ロクイチが展示されました

あまりに人気の為
車両近くでの撮影は入れ替わり制

待機列が半端ない状況だったので
そちらは諦めました


無理をしなくても、この程度は撮れました


そのほか

E217系の汚い妻面
Nゲージのウェザリングの参考にどうぞ

と言いたいところですが
ここまでくるとやり過ぎである



絶対使い道が違う転轍機標識
青とオレンジ色の灯で人々の注目を集めるのに最適

確信しました
転轍機標識はパリピの道具にできる!




主電動機(電車のモーター)の模型が
クレーンにぶら下がって動く実に凝った模型


行先表示がおかしいE233系2000番台

「新宿」はJR線ではなく小田急線新宿である

こんな感じで1時間程度いましたが
これ以上いると
本気で熱中症になると思い撤収しました

以上です

関連記事
去年2017年の一般公開→コチラ

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サハ大窓が出ました。KATOの「205系5000番台 武蔵野線」について語ろうか

2018-08-25 09:52:17 | 鉄道模型-通勤・近郊型

こんばんは、Kボーイでございます

さて、一度ハマると泥沼になるNゲージ鉄道模型。

我々にとって一番恐ろしいのが、既存品をちょっと変えただけバリエーション展開です。メーカーとしては多数の新規金型を投入することなく、製品を作れるのでうまみが大きいのであります

代表例で言えば、塗り替え品ですね。そのほかクーラーを変えてみるとか、床下を機器更新後にするとかですね。

それらは我々のマニア心をくすぐり、ついつい買ってしまう

今日お話しするNゲージ車両も、その類になります

それではご登場願いましょう、


サハがドア大窓の編成も欲しいよね…。
205系5000番台武蔵野線(サハ205 大窓)セットのお話です

過去に1回だけ生産され市場在庫が枯渇していた「KATO 205系5000番台 武蔵野線」の新仕様です。

京葉車両センター所属のM34編成がプロトタイプで、サハ205形のドアが大窓仕様になります(前回は全車ドア小窓のM3編成がプロトタイプ)。

今回の目玉はなんといっても、ドア大窓のサハ205形。
武蔵野線仕様としては初製品化になります


模型でも違いが目立つので、良いアクセントになります。

本当はサハだけ欲しいのに、セットごと入線してしまったのよね…。

 

◎模型の概要 
〇模型の主な仕様
●VVVF化されたモハ205形の床下を再現
●動力ユニットは従来通り非フライホイール動力
●パンタグラフの形状とクーラーの質感を改良
●付属シールの行先表示はLEDタイプを、号車札は最新のグレー地と従来の白地の両方を収録

細かい改良はありますが、基本的な仕様は従来の205系製品から大きな変更はありません。
ベンチレーターは屋根と一体成型、台車マウントのKATOカプラー密連形を装備、ライトユニットは電球です



〇商品名:品番10-1498「205系5000番台 武蔵野線(サハ205 ドア大窓)8両セット」

〇車種構成
●クハ205-16
●モハ205-5067
●モハ204-5067(動力車)
●サハ205-158
●サハ205-159
●モハ205-5068
●モハ204-5068
●クハ204-16

〇付属品
●屋上機器(信号炎管/列車無線アンテナ/避雷器)×2

●行先表示シール

実車M34編成の行先表示がLED化改造を受けたため、行先表示シールもLED仕様です。

収録されている行先表示は、
「武蔵野線」・「府中本町」・「東京」・
「海浜幕張」・「むさしの 八王子」・
「むさしの 大宮」・「しもうさ 新習志野」
になります

その他、優先座席表示や号車番号札も収録されています。

号車番号札は従来からある白地に黒文字と、現行デザインの灰色地に白文字の2種類があります。

現行デザインについてですが、実車を見ますと札差を撤去し、その上から数字が書かれたステッカーを貼っています。

(実車の号車表示)
ところが、模型では札差の撤去までは再現できないので、シールをそのまま貼るしかありません

すると…

なんか違う…。
ということでおススメはできません

概要は以上です。

◎実車の話
少し実車について触れますと、実車M34編成は、クハとモハの6両は元山手線、大窓のサハは元埼京線の車両になります。


(実車205系5000番台 千ケヨM34編成)




(実車:ドア小窓のモハ204-5067と大窓であるサハ205-158)

205系5000番台は、中央・総武線および山手線へのE231系の投入により余剰となった205系を、武蔵野線への転用に際して、電動車をVVVFインバータ制御方式に改造したグループになります。


2002年から始まるJR東日本205系の大規模転配の際、205系武蔵野線新製配置車と同じ6M2Tで武蔵野線に転用すると、他線区用の電動車が足りなくなる恐れがありました。

そこで浮上したのが、粘着性能に優れたVVVFインバータ制御方式への変更で、そうすることで4M4T化が可能となり、
余った電動車は他線区に活用されました。

裏を返すと、6M2Tが組めれば5000番台化改造は必要なく、実際、南武線から転属したM51・52編成、および過去に在籍したM66編成のように、205系オリジナル前面で6M2T編成もいます

少し面白い話があって、5000番台の4M4T編成は、添加界磁励磁制御の6M2T編成と。完全な同等性能ではないようです

具体的に述べると4M4T編成の場合、片道100km近い東京―府中本町間では運転基準時分が従来車より2分程度伸びるとのこと。もちろん、その程度ならば大きな問題にならないと判断されたこそ、4M4T編成に投入された訳ですが、それだけ6M2T編成はパワフルと言えるでしょう。

◎模型の細かいところ
模型の方に話を戻しましょう。
まずはお顔から見ていきましょう。


色は変われど、約30年変わらない顔です。


(武蔵野線オリジナル車と)





側面を見てみましょう。


(クハ205-16側面)
武蔵野線の3色帯はバッチリです。


(前頭部拡大)
所属標記は「千ケヨ」、所属標記は「P Sn」が印刷済みです



(モハ205-2067側面)
モハ205形は5000番台専用品です。



要となるSC71形VVVFインバータ装置と、反対側のフィルタリアクトルが再現されています。



(モハ204-5067側面)
5000番台のモハ204形にはSIV搭載車もいましたが、M34編成はMG搭載編成です。

基本構成は従来の205系製品と変わりませんが、
今回からパンタグラフとクーラーが改良されました

まずパンタグラフですが、


すり板の先端部分がより細いタイプになりました。
奥が従来のパンタ、手前が今回改良されたパンタです。

そしてクーラーですが、銀色の質感がアップしました。

(奥:従来品、手前:改良品)
改良品はよりメタリックな銀となり、より実感的になりました。

新しくなったパンタグラフとクーラーは、従来品にも取付可能です。ただし、パンタグラフはPS16Aタイプ装備する初期製品には換装できません。

〇恒例の車両紹介


1号車 クハ205-16  
東京・海浜幕張方先頭車です。



2号車 モハ205-5067 
元モハ205-165でVVVFインバータ装置とパンタグラフを搭載します



3号車 モハ204-5067 
元モハ204-165で電動発電機(MG)・コンプレッサーを搭載します。
モハ204形はモハ205形と異なり、5000番台化改造を受けても床下機器の配置に目立った変化はありません

模型では動力車に設定されています。



4号車 サハ205-158 
元埼京線の中間付随車で、武蔵野線では弱冷房車に設定されています

※5号車 サハ205-159は省略


6号車 モハ205-5068 
元モハ205-168です。
模型的にはモハ205-5067とは車番以外変わりません


7号車 モハ204-5068 
こちらはトレーラー仕様です



8号車 クハ204-16 
府中本町方先頭車になります。

車両紹介は以上です


ここまで色々と書きましたが、中央・総武線からのE231系転入が進む中、丁度良いタイミングで発売された製品でした。「寄せ集め」という言葉が似合うぐらい編成ごとの違い目立つ武蔵野線の205系です。

今回のサハ205大窓車の製品化により、既存品2種類と組み合わせをすれば先頭車が205系オリジナル顔(原形)で、
かつドア大窓となるM1・M2・M36・M51・M52編成以外は再現可能となりました。

色々と楽しんでみては如何でしょうか?

ところで、KATOのポスター、説明書に使われている武蔵野線205系の実車の画像ですが、プロトタイプのM34編成ではなく、M32編成なんですね

これがまた武蔵野線随一のゲテモノ編成なんですねぇ

元山手線と元埼京線、そして武蔵野線生え抜きと3種類の車両が混じるヘンテコ編成

しかも武蔵野線生え抜き車は転用工事の過程で電動発電機(MG)の都合から、電動車ユニットの組み換えが発生。モハ204-5064の車種はモハ204-392ですが、その相方のモハ205-5064の車種はモハ205-393となっています

うーむ、いっそのこと、
こっちを製品化した方が面白かったような…

関連記事
KATOの205系武蔵野線(新製投入車・メルヘン顔)→コチラ

同じく「総武緩行線色」→コチラ


〇ここから旧製品についてのお話です

旧製品は2004年に発売されたもので正式にには
・品番10-223 「205系5000番台(武蔵野線色)8両セット」
になります

前述の通り、プロトタイプは京葉車両センターのM3編成
(転用当初はE6編成と称しました)
元山手線第44編成で組成されます

(実車 京葉車両センターのM3編成、既に運用離脱済)





この5000番台に関しても専用品モハ205の床下以外は、
他の205系製品と基本構造は変わりません

屋根上の通風器(ベンチレーター)は屋根と一体成型
台車マウントのKATOカプラー密連形を装備
などは他の205系製品と共通です


色は変われど約30年変わらないこの顔

製品の付属品はアンテナ類と行先シールの2つ


こちらが行先シールになります
内容は
「府中本町」・「東所沢」・「海浜幕張」・
「むさしのドリーム 東京」・「むさしのドリーム 府中本町」・
「快速 東京」・「快速 府中本町」
になります

2004年発売の模型ですが、
シールの収録内容は察するに、
2002年(平成14)12月1日のダイヤ改正前の内容、

このダイヤ改正の際に
・「むさしのドリーム」の愛称廃止
・日中の海浜幕張行が南船橋行に短縮
になりました

このシールの行先に
「南船橋」が無いのはその影響かと

でも…
実車が武蔵野線に転用改造を受け出場したのは
2003(平成15)年10月なのよね

随分いい加減だなと思いますが
2000年代前半のKATOは暗黒時代ですからね
一体何を生産していたのやら…

※私のは他社製ステッカーで
「南船橋」にしています

そして

こちらがアンテナ類

205系製品共通のもので、
信号炎管・無線アンテナ・避雷器となります

カッター(手でも構いません)でランナーから切り出して取付


(先頭車への取り付け例)


(モハ205への避雷器の取り付け例)
避雷器は上面の溝が
パンタグラフ側に向くように取り付けます

ここからは車両紹介


1号車・クハ205-44
東京・南船橋方先頭車です



2号車・モハ205-5005
元モハ205-130で
SC71形VVVFインバータ装置を搭載します

従来の直流電動機は使用不可なので、
新設計の主電動機MT74形を搭載

台車も主電動機に合わせて
DT50からDT70になっていますが、
外観に変化は見受けられません



3号車・モハ204-5005
元モハ204-130で電動発電機(MG)や
コンプレッサーを搭載します

VVVFインバータ関連の機器が
すべてモハ205に集約されているため、
実車は改造後も床下機器に大きな変化は
見られないようです(SIV化編成を除く)

模型ではこちらが動力車です



4号車・サハ205-87
弱冷房車に設定されています

実車の床下はもっとスッキリしていますが
模型の場合、それでは寂しいかも

※ここからは車両の向きを反対にしています


5号車・サハ205-88
形態は-87と変わりません


6号車・モハ205-5006
元モハ205-131になります

粘着性能の向上により
サハ2両を挟んだ4M4T編成を実現できたので
VVVFインバータ制御は偉大だと思う


7号車・モハ204-5006
元モハ204-131で山手線時代は、
MGが非搭載でした

武蔵野線への転用の際に補助電源として、
静止型インバータ(SIV)が設置されましたが
模型では特に反映されていません



8号車・クハ204-44
府中本町方先頭車です

車両紹介は以上になります

新製品の発売予告により、
こちらは旧製品となりますが
全てドア小窓車で構成され、
きれいに整った編成ですので
どちらかと言えば、こちらの方が好み、
という方もいるかと思われます

多少は参考になれば幸いです

以上です

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8月22日から関内駅の横浜方先端は一時的に撮影禁止になったよ

2018-08-22 13:01:23 | 根岸線関係

2019年3月16日:追記
現在は工事が終了しており
電車の停止位置も若干横浜寄りに
移動しております


(工事完了後)

こんばんは

Kボーイです

今日は根岸線関内駅での撮影に関するお知らせです

根岸線の有名撮影地である関内駅ですが

本日、8月22日からホーム拡幅工事に伴い
以前から北行ホームの横浜方先端にあった仮囲いが延長され、
ホーム幅が非常に狭くなりました


(工事前の状況 8月11日)

ホーム幅が狭くなる箇所にお知らせが掲示されており
『仮囲い付近には立ち止まらないように』
と記述があることから

事実上、横浜方先端部での撮影が禁止になりました
(立ち止まらずに撮影なんて無理)

上の画像からわかる通り
仮囲いがある付近はかなり狭く
安全に撮影できるとは到底思えません

それゆえ規制するのは当然の処置かと思われます

もちろん
仮囲いのない所で撮影する分には問題ありません

ちなみに、
仮囲いのない所(2枚目の画像付近)で撮影した場合

このようになります

どうせ
お知らせが目に入らなかった
と言い訳して撮る輩はいると思いますが

少なくとも
このブログをご覧になるような方は
そんな低俗な事はなさらないでしょうね?

関内駅はホームの立ち番の駅員が常駐します
こっそり撮るのはおススメしません

立ち番が立つところからホーム先端は
案外よく見えるので
バレバレです

以上です

コメント

昭和50年(1975年)初夏の中央東線の時刻表を眺める

2018-08-19 17:42:30 | JR線関係

こんばんは

一度はスタバで「ふらぺちーの」なるものを頼んでみたいと思うKボーイです

でも、あのカロリー表を見てしまうと…

さてさて、今日のお話は

手元に『交通公社の時刻表』1975年6月号があるので
その頃の中央東線の状況を考察する、です

何故、突然そのような事をするのか?

きっかけは、コイツ

2017年1月に買ってから一年半以上の放置のKATO 165系急行「アルプス」です

ちょうど、新製品の購入予定もなく模型の整備をしようかなと思いましたが、
その前にまた余計なことを思いついた
私はあの頃の急行「アルプス」を知らない。

「あの頃」とは、急行「アルプス」が昭和50年3月改正で全列車電車化されてから、翌年11月のビッフェ車の営業が休止になるまでの時期

KATOの急行「アルプス」はその頃をイメージした製品となっています

今は良い時代で、当時の急行「アルプス」の写真を探すのは、そう難しい事ではありません

ところが、当時はどのようなスジで走っていたのか、こうした情報はネットではあまり見られず、これは当時の時刻表で調べるしかありません

そして、実際に調べると色々とわかることがあります

今日は、その備忘録といった感じで話を進めてまいります

一応、「引用」と称して、誌面も載せました

あまり、良い事ではないので皆様、版元には内緒ですよ


引用:下りその1



引用:下りその2


引用:下りその3


引用:下りその4


引用:上りその1


引用:上りその2


引用:上りその3


引用:上りその4


引用:編成表

当時(昭和50年5月)の中央本線(中央東線)の状況を述べます。

L特急「あずさ」→急行「アルプス」→その他、の順にしめします


◎L特急「あずさ」
季節臨時列車を含むと10往復運転。
下り「あずさ10号」と上り「あずさ1号」は甲府発着

使用車両は、
●長野運転所181系10両編成と
●幕張電車区183系0番台9両編成
それぞれ半分ずつ充当

181系電車はこの年の12月には「あずさ」の運用から撤退し、長野に投入された189系に置き換わっています

□181系使用列車
〇下り
●6001M 1号 新宿 640→松本1021(季節臨時)
●5M 3号 新宿 900→松本1245
●3M 2号 新宿 800→松本1146(白馬延長あり・白馬着1251)
●11M 6号 新宿1400→松本1739
●13M 7号 新宿1500→松本1839
●15M 8号 新宿1800→松本2144

〇上り
● 4M 3号 松本1000→新宿1330
●6M 4号 松本1100→新宿1433
●8M 5号 松本1340→新宿1712
●16M 9号 松本1815→新宿2145
●6018M 10号 松本1922→新宿2252(季節臨時)

□183系使用列車
〇下り
●3M 2号 新宿 800→松本1146(白馬延長あり・白馬着1251)
●7M 4号 新宿1000→松本1346
●9M 5号 新宿1300→松本1646
●17M 9号 新宿1900→松本2246
●21M 10号 新宿2000→甲府2154

〇上り
●22M 1号 甲府 735→新宿 926
●2M 2号 松本 800→新宿1130
●10M 6号 松本1440→新宿1820
●12M 7号 松本1540→新宿1920(白馬延長あり・白馬発1423)
●14M 8号 松本1715→新宿2052

新宿19時発の下り「あずさ9号」は、この当時の松本行の最終列車です

この後の列車でその日のうちに到着できるのは小淵沢までです。

19時と言えば、夏至の時期ならまだ明るい時間帯ですから、ちょっと勿体ない感じがします

平成30年8月現在の最終列車は、21時発の「あずさ35号」。2時間も滞在可能時間が伸びていますから、こうして見ると便利になったものです

なお、「あずさ」が10往復体制になったのは昭和48年(1973年)10月改正のことで、
この改正の際に、
●臨時1往復を含め3往復増発
●自由席連結とL特急指定
●183系の正式投入
が実施されました

◎急行「アルプス」
季節臨時列車を含めて8往復
内、下り3本(6413M・415M・417M)と
上り1本(418M)は夜行列車になります

〇下り列車
1401M「アルプス1号」新宿650→松本1055
・辰野まで4401M「こまがね1号」天竜峡行を併結
・信濃森上延長あり(6401M 信濃森上1227着)
・信濃森上延長時はビュフェは松本まで営業

1403M「アルプス2号」新宿1030→松本1437
・辰野まで4403M「こまがね2号」飯田行を併結

407M「アルプス3号」新宿1316→南小谷1916
・松本まで12両、松本で4両切り離し
・ビュフェは松本まで営業

409M「アルプス4号」新宿1600→信濃大町2128
・大月まで4439M「かわぐち6号」河口湖行併結
・松本から普通列車2429M(グリーン車は自由席)
・ビュフェは非営業

1411M「アルプス5号」新宿1700→松本2114
・辰野まで4411M「こまがね3号」天竜峡行を併結
(飯田から普通列車4421M)


6413M「アルプス6号」新宿2230→信濃森上530
・季節臨時列車
・松本まで12両、松本で4両切り離し
・ビュフェは非営業

415M「アルプス7号」新宿2320→信濃森上600
・全区間8両、ビュフェは非営業

417M「アルプス8号」新宿2345→南小谷727
・松本から普通列車2427M
・松本まで12両、松本で8両切り離し
・ビュフェは非営業、グリーン車は松本まで

〇上り列車
402M「アルプス1号」松本555→新宿954
・大月で河口湖発4432M「かわぐち1号」を併結
・ビュフェは非営業

1404M「アルプス2号」松本716→新宿1143
・辰野で天竜峡発4404M「こまがね1号」を併結

406M「アルプス3号」南小谷956→新宿1536
・松本まで8両、松本から12両編成
・ビュフェは松本から営業

408M「アルプス4号」南小谷1215→新宿1811
・信濃大町まで2428M普通列車
・松本まで4両、松本から12両
・グリーン車とビュフェ車は松本から連結

1412M「アルプス5号」松本1600→新宿2017
・辰野で天竜峡発4412M「こまがね2号」を併結
・信濃森上延長あり(6412M 信濃森上1429発)
・信濃森上延長の場合ビュフェは松本から営業

6414M「アルプス6号」南小谷1509→新宿2136
・季節臨時列車
(ただし、南小谷―信濃大町間は定期普通列車246M)
・松本まで4両、松本から12両
・グリーン車とビュフェ車は松本から連結

1416M「アルプス7号」松本1840→新宿2234
・辰野で飯田発4416M「こまがね3号」を併結
・ビュフェは非営業

418M「アルプス8号」南小谷2200→新宿500
・全区間8両、ビュフェは非営業

急行アルプスは特記事項がない限りグリーン車指定席とビュフェ車を連結し、新宿寄り1・2号車の普通車は指定席になります

このほか、季節臨時列車として新宿―岡谷間の急行「たてしな」が1往復設定され、列車番号は6405Mと6410Mで
愛称名こそ異なりますが、急行「アルプス」と列車番号が通しで振られています


昭和50年3月改正で、定期列車と季節臨時列車の急行「アルプス」は全て電車化され、165系電車としては確かに全盛期です

ところが、よく時刻表見ると既にL特急「あずさ」の方が定期列車の本数が多く既に急行は特急の補完列車の意味合いが強くなっています

その他、臨時列車や急行「かいじ」、急行「天竜」が見受けられます

また普通列車にも触れると新宿発着の普通列車が当然のように設定されています

また甲府近郊の東山梨駅と別田駅(現・春日居町駅)は塩山~甲府・韮崎間の区間運転列車のみ停車しています
これはホームの有効長の関係だったそうです。車両も身延線と共通、つまり旧型国電だったそうです


昔の時刻表見ると色々と面白いよね

 

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