こんばんは。
毎度おなじみのKボーイでございます。
まあ、暑いですね。これから夏本番だというのに連日の猛暑で堪りませんね。
まあ体調を崩さないように気を付けてお過ごしくださいませ。
さて、今日もNゲージのお話になります。
内容としては「入線記事」ではなく、こんな事をして遊びますよ、というお話です。
テーマは「EF58 150号機がけん引する1980年代の荷物列車」です。
荷物列車、正確には急行荷物列車ですね。国鉄末期の1986年11月のダイヤ改正で廃止されましたので、今は見ることはできません。荷物列車は物を運ぶという点では貨物列車と同じですが、何がどう違うのかと問われると私には上手く説明できませんね、ハイ。
ともかく、突如として荷物列車に興味を持ったわけですが、明確な理由はないですね。
でも興味を持った背景みたいのはあります。
と言うのも我が家には以前から、
KATOの品番3049-2「EF58 150 宮原機関区・ブルー」がありました。
2020年の年末に寝台急行「きたぐに」と同時に再生産されたものを買いました。
実車は有名なので、詳しい説明は不要かと思いますが、まあ、長年宮原機関区を拠点に活躍し、現在は京都鉄道博物館に収蔵されている、とだけ言えば十分ではないでしょうか。
その京都鉄道博物館では、茶色ではなく青とクリームの新標準色で保存されているのが良いですね。
(京都鉄道博物館で展示中の実車)
今回は入線記事ではございませんが、模型の概要も書いておきます。
〇模型の主な仕様
- 時代設定は国鉄時代の昭和50年代
- 車体は青色にクリーム色の前面警戒色の新標準色を再現
- 車体は専用ボディでナンバーは車体と一体表現
- 「東芝」のメーカーズプレートは印刷済み
- 側面のフィルターはビニロックフィルター化された姿を再現
- 前面ステップが左右に分割される前の姿を再現
- パンタグラフはPS15を搭載
実車の前面ステップが左右が分割されたのは車籍復活後なのかな?
少なくとも今京都鉄道博物館に展示されている実車を見ると、前面ステップ左右に分割されています。
(展示中の実車)
ステップを分割したのは、そのままだと大きなヘッドマークが取り付けた際に干渉するのが理由かな?
〇付属品
- 交換用ナックルカプラー×2
- ホイッスル
- 握り棒・信号炎管(銀色)
特定機なのでナンバープレートもないので付属品はシンプルですね。
(画像左から、交換用ナックルカプラー、ホイッスル、そして握り棒と信号炎管です。)
なお、説明書は茶色と共通です。
各付属品の取り付け方は説明書に書いてあります。
製品のアーノルトカプラーをナックルカプラーに交換する際は、先台車を外して交換します。
説明書では先台車のエンドビームを取り外してカプラー交換とありますが、実際そこまでしなくても、ステップを外せば交換できます。
付属品取り付け後はこちらです。
握り棒は付属品を取り付けましたが、こだわるならタヴァサの金属製パーツに交換しても良いでしょう。
(2エンド側の運転席部拡大)
検査標記は「50-3 鷹取工」ですかね?
模型の細かい所はここまでにして、話を元に戻しますか、
でね、こいつに本当は14系座席車を牽かせたいと思って買いました。
何故14系座席車かと言えば、14系使用の臨時の特急「踊り子」を再現したいからです。
で、150号機は大阪の機関車ですが、実は国鉄時代に14系「踊り子」をけん引したことがあって、当時の『鉄道ピクトリアル』の投稿コーナーに掲載されてました。もちろんネットにも画像が上がっています。
しかし、Nゲージで国鉄仕様の14系座席車というのは、今は簡単に入手できない状況です。
弱りましたね。
そのまま塩漬けという選択肢もありますが、
EF58と言えば荷物列車も欠かせないよね?
それに今ならKATOの荷物車が入手しやすい。
と言うことで突如沸き上がった荷物列車への情熱。
手持ちの車両を考えると、やっぱり1980年代が理想です。
ということで、
まずはマニ44とマニ50を2・3両ずつ買ってきた。
どちらも昭和50年代前半に登場して、10年も経たずに荷物列車廃止の憂き目にあった悲運の車です。
マニ50の方は近代化された荷物車という外観ですが、パレット輸送用のマニ44なんて見た目は貨車だよね。
そのマニ44形がKATOから製品化されたのはごく最近のことです。
大昔はGMキット、少し前はお高いGMの完成品を買うしかなかったからね。
そんなマニ44の出来の良い完成品が容易に手に入るなんて、西落合に感謝。
さて、この二つだけでは模型的は少し寂しい。
いや、実際に、ほぼマニ50とマニ44のみで組成された荷物列車が1980年代にありました。
それが横浜羽沢発名古屋行きの急荷2033レで、荷物車7両と編成も短くお手頃で、かつ宮原機関区EF58形の受け持ちでした。
『鉄道ファン』1982年10月号によると、以下ような編成でした
- 機関車
- マニ44
- マニ44
- マニ
- マニ
- マニ
- マニ44
- マニ
という組成でした。なお、「マニ」は一般荷物車のことですが、1980年代の2033レの場合マニ50形が殆どだったようです
こんな青色のマニ44とマニ50で統一された編成も良いですよ。
でも、やっぱり郵便車も連結した列車も再現したい。
で、色々と調べて、宮原の58が受け持ちの東小倉発汐留行き急荷30レが良さそうだ、ということがわかりました。
同じく『鉄道ファン』1982年10月号によると、東小倉から横浜羽沢の編成は以下の通りです
- 機関車
- マニ
- マニ44(名古屋まで)
- マニ(名古屋まで)
- ワサフ(横浜羽沢まで)
- スユ44
- オユ12(もしくはスユ15)
- ワキ
- ワキ
- マニ
荷物車・郵便車は9両ですが、なかなか楽しい編成です。マニも茶色だったり、マニ50形だったりです。
これも再現してみたい。
参考にした『鉄道ファン』1982年10月号には荷30レの写真がありますが、この茶色い荷物車の形式は何?
スニ40とワキ8000って何が違うの?
参考文献を読みつつも荷物列車の深みに陥ったようです。
で、郵便車オユ12を入手するために、
品番10-899『郵便・荷物列車「東海道・山陽」6両セットA』も購入
このセットにはオユ12の他にマニ60が2両、マニ36、スニ41、スニ40が含まれています。
その他、ワキ8000
そしてスユ44です
さて、ご存知の方も多いと思いますが、KATOのスニ40、ワキ8000、スニ44は車体が全て共通金型で、標記の印刷のみ異なります。
厳密には車体長が違うとのことですが、その分価格は控えめです。
こうして、必要な車両を買い足してゆきます。
散々こねくり回した結果、こうなりました。
荷物車16両大量増備。
自分でもわかりません。
それだけ調べると荷物列車が魅力的に映るからでしょう。
それこそ『郵便・荷物列車「東海道・山陽」6両セットA』の説明書の実車写真の編成も中々です。
しかも牽引機は150号機で、再現してくれと言わんばかりである。
すっかり荷物列車の虜になったようです。
いやあ、少し前まで荷物列車の何が楽しいのだろうと思ってましたが、やっぱり車種の多さに、様々な編成パターン。知れば知るほどに滋味あふれる列車でした。
どこまでこだわるかとは人それぞれだと思います。
それこそ車番まで徹底的に特定編成こだわるか、ある程度の規則には従うか、あるいは本当に適当に楽しむとか。その人の性格とか、あるいは趣向が出てくると思います。
以上です。
EF58と荷物車と14系なら雲仙・西海もいいね。
JR仕様の14系座席車は発売されましたが、国鉄仕様のそれはこのところ発売されてないですよね。
そうですね。14系座席車というと大阪発着の九州急行に使われてましたね。当時としては破格のハイグレードな急行でしたね。
旅客車以上に雑多な車体が連なる荷物列車は模型的にかなり面白いですね。実車とその運用にこだわり出すと抜け出せなくなってしまいますが・・・。
HOゲージでは臨時踊り子仕様の14系を製品化しているので、Nゲージでもリニューアルとセット販売を期待したいですね。
一度荷物列車にはまると抜け出しそうにありません。
そういえば、KATOはHOゲージで国鉄仕様の14系を最近発売してましたね。
「踊り子」のヘッドマーク取り付け済みと、私の欲しい仕様。
これがNゲージで出てくれれば!
と思いますね。