〇2021年3月31日追記:ただ今修正中です
本日もご覧いただきまして厚く御礼申し上げます
私が主のKボーイでございます
えーと、先日TOMIXからタキ1900形「太平洋セメント」仕様が発売されましたね。四日市界隈を走る日本で唯一のセメント専用列車をついに模型化されましたが、貨車を買ったからには牽引機も欲しいところ。今日はそんなタキ1900にピッタリな機関車をご紹介いたします。
ということで、
KATOのDD51 800番台愛知機関区仕様・国鉄色およびJR貨物更新色のお話です。
国鉄色、JR貨物更新色共に2018年4月に新発売されたもので、国鉄色の方は特別企画品になります。一方でJR貨物更新色は通常品で2020年5月に再生産されました。JR貨物更新色の方は再生産のものを購入しております
◎模型の概要:JR貨物更新色
〇商品名:品番7008-A「DD51 800 愛知機関区 JR貨物色」
(製品状態)
〇主な仕様
・ランボード上の冷房室外機を再現
・愛知機関区特有のATS車上子保護板を再現
・メーカーズプレート:三菱
・検査標記:「23-6 大宮車」
・正面手すりのホース掛け・ジャンパ栓納めは赤色
言わずと知れた愛知の赤い更新色です。かつては青色更新色もいましたがいつのまにか消えています。なお、正面手すりのホース掛け・ジャンパ栓納めが赤色なのはエラーではありません。カマによって赤色だったり白色だったりいたします
〇付属品
・交換用KATOナックルカプラー
・スノープロウ
(付属品一同)
JR貨物更新色の概要は以上です
◎模型の概要:国鉄色
〇商品名:品番7008-B「DD51 800 愛知機関区 一般色」(特別企画品)
(製品状態)
〇主な仕様
・冷房室外機・ATS車上子保護板再現
・メーカーズプレート:三菱
・検査標記:「21-6 大宮車」
模型としてはJR貨物更新色を国鉄色に塗り替えた製品と思えば結構だと思います。「特別企画品」の扱いなのでASSYパーツの設定はありません。
〇付属品
・交換用KATOナックルカプラー
(付属品一同)
概要は以上です
◎模型のプロトタイプについて
少しプロトタイプについてお話いたしましょう。DD51800番台は貨物列車牽引用として客車暖房用の蒸気発生装置(SG)の搭載を省略したグループです。その中でも後期型は運転室に扇風機が新設され、屋根上に一体型のカバーがついたのが特徴となります。
さらに最終グループは886号機以降が該当します。
その特徴はラジエターグリル(ボンネット側面全部の網みたいアレ)が従来の3分割から2分割となり、正面手すりの中央2本の下部を折り曲げて解放テコが外側を通る形状に変更されたことです
ちなみにKATOが過去に発売した800番台(品番7008-6「DD51 800」)は屋根上に扇風機カバーのない初期型がプロトタイプです
(実車 DD51 1805 関西本線富田駅にて)
2分割のラジエーターと正面手すりの中央2本が折れているのがわかるかな?
参考ですが、四日市駅付近で撮影したDD51 1028号機です。
3分割ラジエーター、中央の正面手すりの下部が折れておらず、解放テコが手すりの内側を通っています
◎模型の入線整備
さて、さっそく入線整備を行います。ですが、ユーザー取り付けの部品が少ないのであっという間に終わります。
まず、ナンバープレートはランナーから切断して切り口を丁寧に仕上げれば接着剤ナシでキチンとはまります。
そして、ナックルカプラーへの交換も、
ATS車上子保護板を下にひいて外して、元のアーノルドカプラーと交換すれば完了です
そして貨物更新色のみナンバーの選択によって、車上子保護板をスノープロウに交換します。
対応表も説明書に記載されております。
1803号機と1804号機にする場合、スノープロウに交換します。またこの2台は正面手すりのホース掛けとジャンパ栓納めは手すりと同色の白ですので色差しするとよりリアルになります
◎模型の細かい所◎
整備が終わったところで模型の細かい部分を見てみましょう
今回の模型で目玉となるのは、
機関士さんの労働環境改善に欠かせません。1-3位側に追設されたクーラーの室外機です
車体側に室外機取付用の出っ張りがあるので非冷房仕様することは容易ではありません。
なお、TOMIXはそのあたりは割り切っていて両面テープでボディ付けろ、という仕様だったはず
正面側から。両者で色が違うだけですが雰囲気がまったく異なります
オマケの800番台通常製品(品番7008-6)
ライトの点灯具合。程よい明るさ・色味で点灯します
側面です。貨物更新色の極細白帯は難易度が高く、ここまで出来れば十分だと思います
側面の比較、こちらは非公式側です。800番台通常品も一緒に並べました。
800番台通常品と比較すると、室外機の他にタブレットキャッチャー撤去、また区名札下にある楕円形の「JR貨物」銘板を再現しています
次に屋根上
奥は通常品、手前が愛知機関区仕様です。
運転室上の扇風機カバーの有無が初期型と後期型の大きな違いになります。ホイッスルカバーの有無は地域性ですね。
さて、ここまでいろいろお話しましたが、愛知機関区なので、荷はコンテナ、石油、セメント、フライアッシュおよび炭酸カルシウム(白ホキ)です
機関車の向きは東海道線基準で見た時にクーラーの室外機が海側(関西本線四日市駅基準では山側です)
最近は牽ける貨車の種類も増えてきましたが、2020年に満を持して、
太平洋セメント仕様のタキ1900がTOMIXから発売されました。
さらにポポンデッタからホキ1000およびホキ1100も発売され、KATOからも四日市仕様のタキ1000も発売され、俄かに種類が増えました
実車はDF200に置き換えが進み、一般色は全て引退。残った貨物更新色も風前の灯火となりました。もう少し実車を撮れば良かったと後悔していますが、模型の方は今は一番熱い時期かもしれませんね。
以上です
関連記事
TOMIX タキ1900 太平洋セメントの記事→コチラ
四日市仕様のKATO タキ1000後期形(日本石油輸送)→コチラ
後継機のKATO DF200-200番台→コチラ
修正記録
2018年4月28日 初投稿
2020年9月3日 貨物更新色を追加
2021年リンクの修正
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