Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

房総ローカルの209です。TOMIX 209系2100番台房総色 6両セットのお話

2022-04-29 12:54:41 | 鉄道模型-通勤・近郊型

こんばんは、
毎度お馴染みKボーイでございます。

今日は久しぶりのNゲージ入線記事になります。

お題はこちら。


房総のローカルの209系、
TOMIXの209系2100番台房総色・6両セットです。

ご存知、京浜東北線から、
房総エリアに転用された209系です。

(実車 C622編成)
2009年の登場から既に10年以上が経過し、E131系投入や輸送合理化によって一部廃車が出ております。

実車について詳しく知りたい場合は、『鉄道ピクトリアル』2021年9・10月号に体系的な記事がございます。

Nゲージではマイクロエースが先んじて2012年頃に製品化し、追って2017年にTOMIXが製品化しました。


今回取り上げるのは、2022年2月発売のM-13モーターを採用した新仕様です。


模型は先頭車のセミクロスシート化改造や、
モハ208形へのトイレの設置など、
房総地区特有の仕様を再現しています。

◎模型の概要
毎度のように模型の概要から説明します。

今回4両セットは購入していませんが、
主な模型の仕様は共通です。


(付属品取り付け前の製品状態)

〇模型の主な仕様

  • クロスシートやトイレの設置など転用改造の特徴を再現
  • 機器更新された電動車の床下を再現
  • 屋根上のラジオアンテナは灰色
  • 先頭車運転台側はTNカプラーを装備
  • ライトの光源は白色LED
  • 前面表示は「0158M 内房線」取り付け済み、交換パーツ付属
  • 転写シートはC605(現C443)/C609(伊豆急譲渡)/C621/C408/C428/C446編成の車番を収録

〇セット内容

商品名:品番98765「JR 209 2100系通勤電車(房総色・6両編成)セット」

□車種構成
●クハ209-2100
●モハ209-2100
●モハ208-2100
●モハ209-2100(動力車)
●モハ208-2100(トイレ設置車)
●クハ208-2100

□付属品
●アンテナ(信号炎管/無線アンテナ)
●避雷器×2
●前面表示パーツ
●転写シート

付属品の内、転写シート以外はコチラです。


前面表示は取り付け済みの「内房線」を含め房総各線に対応します。

前面表示に印刷されている列車番号と、
その列車の編成は以下の通りです。
(2021年3月改正時点)

  • 158M 内房線 :君津発千葉行 8両編成(改正前は10両編成)
  • 241M 外房線 :千葉発上総一ノ宮行 8両編成(改正前は勝浦行6両編成)
  • 344M 総武本線:銚子発千葉行 6両編成
  • 651M 東金線 :大網発成東行 6両編成
  • 1643M 東金・外房線:千葉発成東行 6両編成(改正前は4両編成)
  • 1461M 成田線 :千葉発成田空港行 8両編成
  • 533M 鹿島線 :佐原発鹿島神宮行 E131系の運用(改正前は209系4両)

ご覧の通り様々な編成両数があるので、色々と楽しめるかと思います。

希少な成田空港行があるのもポイントですね。

そして、転写シートはコチラ。


4両編成セットと共通で、
それぞれ3編成分収録されています。

6両編成については、2022年4月時点でC621編成(クハ209-2121以下)のみ残存しています。

残りの2編成の内、C605編成(クハ209-2105以下)は4両編成に短縮の上でC443編成となり、もう1本のC609編成(クハ209-2109以下)は伊豆急に譲渡されました。

車番の他には号車表示やATS標記、車椅子・ベビーカーマークも収録されています。

模型の概要は以上です。

◎模型の細かい所
まずはお顔です


(大形スカートと電連付き連結器が特徴)
ライトの光源は白色LEDで、製品状態ではヘッドライトも白色点灯します。

そして、ちょっと気になるのが、連結器上の前面FRPの切り欠き形状です

実車は2100番台改造後にハの字形になった車両が多いのですが、模型では原型のまま

現行仕様にアップデートしなかったようです。


の割に、0番台後期型はハの字形状。
何故なのか?

「とりかへばや…」

まあ、45年周年記念のキハ30形で大チョンボをやらかすメーカーなので、このぐらいはいいか。


(前頭部を斜め横から)
さて実車は房総ローカルへの転用に際して、
規模の大きな改造工事を受けております

目立つ部分は模型でも再現されていて、
前面では強化形スカートへの交換や、
列車番号表示の5桁対応がそれに当たります

また先頭車の内装パーツは


新たに設置されたクロスシートを再現しています


さらにクハ208形では、
新設された貫通扉を再現しています

これは隣り合うモハ208形がトイレ設置に伴い、貫通扉を撤去したことによる措置です。

(実車クハ208形の貫通扉、E233系と同じタイプです)

そして、トイレが新設されたモハ208形はこちら。
トイレ設置に伴い塞がれた側面窓と、
撤去された貫通扉を再現しています

転用改造による大まかな差異こんなところかな?
0番台と結構差異がありますね

続いて側面です


(クハ209形の側面)
帯の塗装はバッチリ決まってます。
なお、先頭車の床板は0番台初期車のままです



(モハ209形 動力車の側面)
電動車は機器更新された床下を再現しています


(モハ208形 トイレ付車両の側面)


(クハ208形側面)

電動車の更新前と更新後の比較はコチラ


(モハ209形)


(参考までに実車のVVVFインバーター)



(モハ208形)

側面は以上です

屋根上を見てみましょう。

パンタグラフはいつものPS28です


(実車のパンタ)



避雷器とアンテナはユーザー取り付けです

模型の細かいところは以上です

◎簡単な模型整備の話
入線したからには、
付属品取り付けなど整備をする訳ですが、

やっぱりインレタ貼りは苦手です

特にJR東日本の新型通勤電車はドア脇の号車表示が鬼門で、貼る際に必要部分だけ切り出して、転写しないと失敗しがちです

そして、白色点灯するヘッドライトを電球色に変えます。

209系狭幅車の場合は、プリズムに直接着色すると、うまくいかないようで

このようにボディ側に着色したシートを貼ります

シートは塩ピ板でも良いですし、
転写シートの台紙でもいけます


加工後はこうなります

なお、車番はC605編成をチョイスし、
前面表示は総武本線にしました。


(KATOの255系と並べて、それらしくなります)

実車の6両編成は2021年3月改正で運用が減り、現在は主に総武本線や成田線・東金線で活躍しています。
内房線では早朝・深夜のごくわずかな運用で、外房線も東金線直通を除けば殆ど運用がありません。

◎車両紹介
いつも通りの車両紹介をして終わりです。



1号車 クハ208-2105 
千葉方先頭車です。



2号車 モハ208-2110 
トイレ付きの中間電動車です。



3号車 モハ209-2110 
パンタグラフ付きの中間電動車です。


4号車 モハ208-2109 
こちらはトイレ無しのモハ208形です。
実車はC605編成の4両編成化に伴い、
2021年4月に廃車となりました。


5号車 モハ209-2119
この車も現在は廃車済みです。



6号車 クハ209-2119 
安房鴨川・銚子方先頭車です。

ちなみにC605編成の車種は元ウラ42編成で、209系0番台の5次車にあたります。

車両紹介は以上です。

◎まとめ
今日はすっかり房総の顔となった209系2100番台の模型についてお話ししました。
TOMIXの209系房総色は、2017年の初回品から計3回の生産されているので、やはり人気の車種なのでしょう

一緒に楽しめる車も多い上に模型も手堅い出来なので、買ってガッカリすることはないと思います。

あまり乗る機会もない車両なので、模型が入線をしたことをきっかけにどこかへ行きたいですね。

以上です

関連記事 
TOMIX 209系0番台京浜東北線・後期型→コチラ 

KATO 255系→コチラ

 

コメント

ボディと屋根だけ再利用。GMの東急9000系シャボン玉キットを直す

2022-04-17 10:25:15 | 模型製作記

こんにちは

毎度おなじみのKボーイです

ちょっと忙しくて時間が経ってしまいましたが、
グリーンマックス 東急9000系シャボン玉塗装の
キット組立品を直すお話です。



ジャンクで入手したもので8両分あります

キットと言っても、
現行の完成品水準ではない旧キットです。

現在と比べてカラフルなパッケージで、
これはこれでワクワクするよね

さて、このキットを修繕しようとした矢先、
グリーンマックスが東急9000系塗装済みキットを
発売するとか、なんとか

完成品ベースだし、パンタグラフも一新するとかで、
正直、先頭車のボディ以外は全部捨てて
新キットを組みなおしても良いかな…。

それではジャンクの意味がないが

だって、中古のジャンクで入手したこの車両、
車両を見れば見るほどに
修繕は困難を極めることがわかりました

まあ、こう言っては失礼ですが
あまり良い仕上がりではございません

その割に凝り性のようで、
こういうのを「下手の横好き」
というのでしょう

屋根上のクーラー一つを見ても、

ゲート処理はいい加減だし、
接着剤もはみ出ている。
なのにしっかりと塗装仕上げをしている


内装パーツも塗ってあります

でも、

床板をボディに固定するのに、
ゴム系接着剤をべったり。

さらに、よく見ると、
側面ガラスも接着剤で留めてあります

このキットは接着剤がなくても、
側面ガラスはパチっとはまります

もちろん脱落する可能性も考えて、
少量の接着剤を使うのは有りですが…

キットメイクが上手い下手以前に、
これを作った人の性格がわかるよね

さて、困ったなという感じですが、
幸いなことに旧キットの部品がいくつか手元にあります。

●先頭車の窓ガラス→4両分
●中間車のガラス→4両分
●台車→7両分
●床板→先頭車用2両、中間車1両

これらを駆使することとして、
ボディと屋根板、一部の床板以外は
原則廃棄
することにしました

分解過程でダメになる部品が多いからね

その他、不足する床下機器や屋上機器は、
秋葉原のGMストアーにあったので購入済み

では意を決して取り掛かりましょう

まずは分解です。


普通なら簡単な作業ですが、
接着剤べったりでデザインナイフを駆使しないと
床板すら外れない有様でした

なんとか分解出来たら、

まずはボディ裏側に付着した
接着剤をナイフで削り落とします。

車体に貼られた車番や行先ステッカーは
一度全て剥がした上で、貼り直しです。


シールは旧キットに付属していた
薄緑の台紙のものは使用せず、
現行の黄色い台紙のシールを使います

あと先頭車前面の車番はトレジャータウンの
TTL803-01A「東急8500系前面車番」を使います


屋根板も接着剤を剥がして、
表面を耐水ペーパーで整えた上で
ねずみ色1号で再塗装です



屋根上のクーラー、屋上機器も新しいのにです

クーラーはつや消しクリア処理で
プラっぽさがなくなるようにし、
クーラー以外の屋上機器は灰色9号で塗装します

パンタグラフは一応、再利用しますが
2022年8月新発売予定のPT44Sが手に入ったら、
それに交換する予定です



床板もストック品に取り替えます

そして、


電動車の床下も、現行品の「1077-H」に交換します

初代キットは共通部品の「床下D」でしたが、
やっぱり専用品がいいよね


内装パーツはベージュA(西武トニーベージュ)で塗装します

座席については今回は細かく塗装しません

手順としてはこんな感じでして、
目下桜木町方2両だけ完成しています


(クハ9113)
行先は「急行 桜木町」
運行番号は「53」です

特急運転開始前は50番台が急行運用でしたね

ただし、50番台の運番表示が
各種東急ステッカーに収録されておらず、
仕方なしにステッカーを切り貼りして
それっぽく仕上げております



(モハ9613)
SIV非搭載の電動車なので、
その部分の床下はカットしています

もともと床下パーツに切れ込みがあるので、
そこでカットすれば実車通りになります

これでやっと2両か。
進みが遅くてすいません

続く

 

 

 

(以下余談、ただの自分語り)

調べたところによると、
東急9000系旧キットは2001年9月に発売とあるから、
東急東横線に特急が運転を開始して半年後ぐらいです

そのあとは実車の変化に合わせて
スカート部品が追加になったり、
完成品水準になったりしながらも、
時々思い出したかのように発売されます

GM製品でも今や完成品が主流となったので、
今後キットはクロスポイントブランドのみかと思いきや、
再び一般流通品でも発売することになったので、
少し驚いております

で、この旧キットは過去に1回組んだことがあります。

横浜の磯子区滝頭に市電保存館があって、
例年夏休みに子供向けのNゲージの工作教室があるんです。

年によって組み立てる車両は変わるのですが、
グリーンマックスの塗装済みキットを2両程度組み立てるんです。

2002年ぐらいに参加した時が東急9000系でね、
先頭車と中間車の2両を組み立てました

その組み立てた車両はどこかに行ってしまいましたが、
そういう思い出があるので懐かしいキットです

2002年ぐらいだと東横線がまだ桜木町発着だったもんね

そうそう、私は東横線に特急がなかった頃も覚えています

特急がなかった頃の東横線は、
渋谷駅で見ると、急行電車、急行退避なしの各駅停車、
日吉で急行退避の各駅停車という15分サイクルでした

で当時の東横線は今よりも遥かに混んでいた印象でした

渋谷行の急行なんて、
菊名時点で相当な混雑だった記憶があります

もちろん、明確なデータもないですし、
子供だからそう感じたのかもしれませんが、
現行は特急1本、急行1本、各駅停車2本で15分サイクルですから、
単純に見ても毎時4本少なったのです

そのうえ湘南新宿ライン運転開始前で、
横浜から新宿や池袋へ行くにしても、
渋谷まで東横線利用が安くて便利でした

2000年にできた目黒線もバイパス効果がイマイチ
そんな調子だから東横線に集中していたのは自然な事です

車両はもちろん9000系を筆頭に8590系、8000系でしたね

そういや、あの頃8000系は大嫌いでしたね。
コルゲート車体がなんかダサいし、
高速で走ると側窓がガタガタうるさいことうるさいこと。

特急が運転開始したら、
8000系が優等運用に入るようになってなおガッカリ

それまで急行=9000系or8590系だったもんね

まあ、そんなことはいいや

一応旧キットにもメリットがあって、
前面ワイパーがエッチング製の別パーツであること、
内装パーツが車端部のクロスシートを再現した
専用品であることが挙げられます

個人的な感想ですが、
旧キットはディスプレイモデルとしては優秀です

走らせるなら、もちろん現行品です

 

コメント

そのうち201系「四季彩」のNゲージも出るんですかね?

2022-04-06 21:11:58 | 日記

こんばんは

ただいま自宅療養中のKボーイです

ですが、それも明日まで。
金曜日からは堂々と往来を歩けます

けど、身体はまだ万全ではないですね

息切れってやつですかね、
そんな症状が出ています

やっぱり「新型」ですよ

そんな話はともかく、
もう4月に入りまして
ぼちぼちNゲージの新製品発表の時期です

西落合(KATO)は早々に発表しましたが
立石(TOMIX)は何がでるのかな?

「あやめ砲」怖いですよね。
自分の領域に狙い撃ちにされたら一たまりもありません

で、発売延期に延期を重ねて一気に発売になると、
これも実にたまりません。
先日の201系・215系のコンボはガツンときましたね

201系なんて、次に何色が出るのかな

水色かな、黄色かな。
それともエメラルドグリーン?
(なわけあるかい!)

201系のエメグリは実在しませんが、
Nゲージ界ではKATOが勝手に作ってしまったのは
有名なお話です

しかも試作車で5色。
いくら何でもフライング過ぎた上に、
量産車の模型をなかなか出さなかったのも語り草です

それはともかく
201系でひそかに期待しているのが、これ。


2009年まで青梅線にいた観光電車「四季彩」

201系ながら車内をクロスシート改造するなど
観光に特化した編成でした

原則土曜・休日のみの固定運用で、
2008年から2009年頃は確か13運用だったかな?
早朝に立川まで1往復する以外は、
青梅-奥多摩間を行ったり来たりでした

その頃は既にJR東日本の201系自体、
珍しくなっていたから結構撮りに行きましたね

ちなみに今回お見せするのは
プロビア400X(ポジ)で撮ったものです

柔らかい色の出方がフィルムっぽいでしょ?

ある時つつじが咲くいいい所があったから、
そこで待ち構えました

フィルムは失敗できないから全集中




この頃は「花はフィルムに限る」と
鼻息荒くやってましたね
あの頃は若かった…

あー恥ずかしい



新塗装は白ベースだったので、
山間では非常に目立つ存在でした

旧塗装の頃は知らないけど、
そっちは緑に埋没すると思う



昼下がりの奥多摩行き

記憶が曖昧ですが、確か夜まで動いてなくて、
夕方前にE233系に交代だったような気がします

「四季彩」は2008年8月ぐらいに
引退という噂がありました

実際に一旦運用から撤退したのですが、
しばらくのち復帰

きっと何かがあったのでしょう。

ただ復帰するだけではなく、
専用デザインの編成札が設置され、
それが最終スタイルでした

それで2009年初夏まで活躍して
最後はさよならツアーを組んだりして
おもちゃにしてましたね

「四季彩」も追っかけていましたが、
その頃、オレンジ色の201系も日々走っていました。

今の209系1000番台みたいな固定運用は無く、
平日・休日問わず通常のT運用でぶいぶい言わせていました
(そう考えると今の209系は軟弱)



思い返せば快速線用の201系も
H4編成とH7編成がしぶとく生き残りましたね

今の209系1000番台と同じポジションで、
あれは国分寺-三鷹間の高架化工事の関係でした

なんだ、単なる昔語りか

まあ、「四季彩」そのうちこれも
Nゲージ化されるのでしょうか?

一応、既に鉄道コレクションとして発売されましたが、
やっぱり正式なNゲージとして発売されることが夢ですね

以上です

以下 オマケのデジタル画像



2008年6月の快速「四季彩河口湖号」での一コマ

この時、東京方に編成札が付いてたのは未だに謎

四方津から乗ったけど、
もちろん全車自由席でした


クハ200-134の車内 
川側に向いた折り畳みシートが特徴でした


モハ200orモハ201-263の車内

そりゃ、車内は同好の士がほとんどですが、平和でしたよ

 

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