こんばんは
珍しく月曜日の夜にご登場のKボーイでございます
仕事を休んだとか、暇だったという訳ではありませんが、今日はなんだか書きたい気分。そういう日もあるんですよ、たまには
さて、また放置気味だったNゲージの紹介記事になります。
いつもなら実車の話を適度に織り交ぜながら、おしゃべりをさせていただくのですが、今回のタネ車に限っては私は見たことが無い上に、資料もあまり揃わないです。だからどう書けばよいものかと悩みますが、そういう時はフィーリングでお話ししましょう
今日はなが〜いタキを取り上げます。ということで、
KATO タキ25000「日本石油輸送」の入線です
言わずと知れたLPガス専用のタンク車です。TOMIXから遅れること何十年でしょうか。ここにきてKATOから製品化されました。
模型としては品番10-1426「タキ25000+ホキ5700飯田線貨物列車セット」に含まれるタキ25000「日本陸運産業」の標記違いになります。
◎模型の概要
〇商品名:品番8072「タキ25000日本石油輸送」
〇主な仕様
・化成品分類番号「燃23」印刷有り
・台車はコロ軸タイプのTR216
模型のプロトタイプであるタキ25355は、タキ25000末期まで残った4輌のうちの1輌。少なくとも2005年頃まで塩浜―南松本間のLPガス輸送で活躍していたそうです。郡山駅常備というのも割と後年の姿だと思います
化成品分類番号は当然印刷されるものだと思ってましたが、実は飯田線貨物列車セットに含まれるタキ25000にはそれが印刷されておらず、すなわち1978年以前の姿を再現してるようです。飯田線の旧型国電をたくさんリリースしているKATOなので、それらと一緒に遊ぶならセットの方が良さそうですね
概要は以上です
◎模型の各部を見てみましょう
概要が終わったところで、模型を見ていきましょう。
まずは側面全体からです。
タンク体は細長く両端が丸みを帯びていて、台枠の上にカスボンベがそのまま乗っているみたいですね。
そりゃ、積荷がLPガスだからガスボンベそのものですが、それまでの高圧ガスタンク車は大概キセ付きで、タキ25000程にはのっぺりしていません。
とにかく長く感じるタンク体ですが、
タキ1000形と並べるとご覧の通り。実車はタンク体だけで約16mあるようです
次に細かい標記類を見てみましょう。まずはタンク体右側からです
車番や専用種別といった細かい標記も決まっております。
検査標記は「57-3 日本車輛」とあるので1982年の新製直後といった塩梅です。飯田線の旧型国電はは1983年6月に定期運用を終えたのでギリギリOKなのかな
続いて左側拡大です。
JOTマークもキレイに印刷されております。
なんか…同時期に発売されたタキ1000後期形・日本石油輸送色より印刷がキレイじゃない?
同じマークなんだけどね。
仮にそうだったとしても、飯田線シリーズと現代っ子タキでは気合の入り方が違うから、ヨシとしよう。
気合が入っていると言えば、
マンホール部分もこだわっております。滑り止め表現もいいよね
さらに車両を裏返ししますと、
あまり見えない台枠下の空気配管も作りこんでいるのがわかります
さらに車端部を見ていきましょう。
(手ブレーキ側車端部)
(反対側の車端部)
どちらも程よいディテールでよろしいかと。
これで細かい部分は以上です
◎この模型でどうやって遊ぶ?
私はタキ25000という貨車を見た記憶はありません。
だから、この模型でどのような編成を組むかはメーカー側が提示した編成例や鉄道雑誌、ネット上の画像を参考に自分の理想の姿を考えるほかないですね。
しかし、理想の編成を組むには別途貨車が要るようでして…
(ここからは落語風でお楽しみください)
お前さん、このタキ25000でどんな編成を組むのかい?
西落合の旦那が勧めていた(KATO公式HPの製品紹介でも提示されていた)1996年頃の飯田線貨物列車かな。ED62とタキ25000単独でも立派な編成になるし、その後ろにタキ35000を3両つなげれば、より楽しい編成なるぞ
1996年頃だとタキ35000は日本石油輸送仕様だね。あれ、ED62って持ってた?
西落合のを持ってたよ。いつ、どこで買ったかは覚えてないけどね。
守備範囲広げ過ぎじゃない、いくら飯田線が魅力的だとしても。
なあに旧国沼に未だはまってないだけいいじゃないか。
ま、そうだね。とりあえず機関車とタキを引っ張り出して、
はい、立派な編成の出来上がり。飯田線貨物列車廃止までタキ25000が運用されていたから割と有名だよね。タキ25000の行き先は元善光寺駅で発送元は神奈川臨海鉄道浮島町駅だったかな?
さあ、そこまでは…。とにかくこんな素敵な編成に165系と並べると、
よだれが出るというのか、たまらないよね。
うんうん、飯田線らしく小さくまとまるのがいいね。でも、タキ35000はどこにも売ってないよね。ここ最近新品で売っている店見たことある?
ない。旦那の店(ホビーセンターカトー東京店)でも売ってないし、その辺の模型店でも見たことが無い。何で再生産しないのかねぇ
その辺は旦那だからなあ。そういえば、他にも西落合の旦那が提示した魅力的な編成例があったよね。ほら、1988年頃の東北本線でのホキ2200形との混結列車。
ああ、そんな編成例もあったね。多分あれは久喜駅から東武伊勢崎線に直通した列車を想定しているよね。川俣駅までLPガスを輸送していたようだよ
ははん、私鉄直通とはまた乙な。ホキ2200も2両ぐらいあるから編成にするとこんな感じかな。
カマはEF65 500とあったけど、ここはやっぱF型よね。
カマが立石(TOMIX)か。まあ、西落合はひさし付きだから、クセが強すぎるか
あっしにはあの姿が粋ってる感じがして好かんからね。それにしても、この編成を再現するならホキ2200がそれなりの数が必要だけど、
やっぱり、メーカー在庫があったっけ?
ないねぇ。2・3年前に作ってたような気がするけど、全然見ないよね
なんだろうね、編成例を提示して煽っておきながら、タキ35000にしてもホキ2200にしても在庫がない。これが西落合の旦那のえげつないところだよね。
ほんと、貨車ごときでこの体たらくはどうなのよ。それともタキ35000やホキ2200はKATO信者なら持っていて当然と言いたいのかね
んな、ことはないよ。ああ、なんか最後に愚痴になっちゃったなあ
最近のKATOはガス欠気味だもんね。ああ、そうか、だからガソリン専用車は欠品だらけなの?
この前タキ1000後期形作ったけどな。
下らない話はここまでにします
タキ25000自体はKATOらしく安定感のある仕上がりだと思いますが、脇を固める車両が入手できない状態なのが残念です。その点もう少し考えて欲しいなと思います
こんな感じでタキ25000のお話は終わりにいたします
以上です