Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

KATOのEF65 2000番台復活国鉄色の旧製品の話

2020-07-26 08:45:53 | 鉄道模型-機関車・貨車・客車

2023年7月1日追記、
KATOからこの記事で取り上げている『EF65 2000 復活国鉄色』の新仕様発売の発表がなされました。


変更点は

  1. 動力のスロットレスモーター化
  2. 収録ナンバー(2083・2086・2087・2088号機)を収録
  3. 収録ナンバー変更に伴う標記印刷の変更

になります

新仕様も発売されたら入線予定です。

こんにちは、毎度おなじみKボーイです

今日もNゲージ鉄道模型のお話です

お題は最近の根岸線貨物列車の再現には欠かせない、


KATO EF65 2000番台 復活国鉄色になります

去年(2019年)の9月に発売された模型です。

実車が続々と国鉄色に復帰する中、いつ模型化されるかワクワクしておりましたが、思ったよりも早くに製品化されました



(スノープロウとホイッスルカバー付きがプロトタイプです)



(2台入線しまして、1台は小加工で2119号機にしました ※後述)


(やっぱり国鉄色がお似合い)

 

◎模型の概要
まずは模型の概要からお話いたします。

〇商品名:品番3061-5「EF65 2000 復活国鉄色」


〇主な仕様

  • プロトタイプは国鉄色に復帰した新鶴見機関区所属のEF65 2000番台赤プレート機
  • スノープロウ付き、ホイッスルカバー有りの仕様
  • 側面ガラスはスモーク色、各部Hゴムは黒色
  • 助手席側窓の冷房用ダクトを再現
  • 検査標記は「30-4 大宮車」、ATS表記は「SF」「PF」
  • 印刷済みメーカーズプレートは「川崎重工+富士電機」
  • 付属品のナンバーは「2065」「2066」「2067」「2068」の4機

模型の基本設計は既存のEF65 1000番台後期形に準じるので、目新しい部分は特にないと思います

〇付属品
・選択式ナンバープレート(収録ナンバー:「2065」「2066」「2067」「2068」)
・交換用KATOナックルカプラー×2


(付属品はたったのこれだけ)

〇実車について少しだけ
模型のプロトタイプは新鶴見機関区のPF赤プレ機の内
2017年10月から2018年4月にかけて大宮車両所に入場、
国鉄色に復帰した2065・2066・2067・2068号機の4機です。


(国鉄色復帰直後の実車EF65 2067 根岸線山手にて)

ちなみに2065号機と他の3機とで使われる塗料の材質が異なります。最初に国鉄色になった2139号機と2065号機は国鉄時代から使われてきたフタル酸系塗料を使用していましたが、2066号機以降の出場機は光沢と耐候性に優れた新塗料を採用しております(詳細は『鉄道ファン』2018年6月を参照)。出場直後こそ旧塗料でも新塗料でも見た目に差が無いようですが、時間が経つにつれて差が出てくるようで、実際2065号機は他の3機よりも退色が進んでいる感じがいたします。

だから、今回の復活国鉄色に関しては付属品のナンバーを2065号機の代わりに、2070号機を入れた方が適切だったかもしれません。

とはいえ、従来から国鉄色製品と色味や光沢に差をつけていませんが…

模型の概要は以上です

◎付属品を取り付ける
さて、模型を買ったからには付属品を取り付けましょう。
ですが、付属品らしい付属品はナンバープレートのみですが…


(製品状態)

何しろ、手すりやアンテナ、ホイッスルといった
細かい部品が取り付け済みなのが大きい。

ナンバーの取り付けに接着剤は不要。
そして、ナックルカプラーへの交換も、

スノープロウ部分を下に外してアーノルドカプラーと交換するだけ。
非常に手間のかからない製品でございます

逆に手間がかかるKATOの電気機関車は?
EF210 100番台シングルアームパンタ仕様(特にメタルインレタの旧製品)



(付属品取り付け後)

次からは細かい所を見ていきます

◎お顔はどう?
旧製品(3035-1)加工品も一緒に並べます


(左:2000番台復活国鉄色 右:旧製品)
旧製品から見て「PFらしく」なりました

旧製品は正面窓の寸法が小さく、テールライトが大きすぎましたね

その代わり旧製品はクリーム色の部分が別パーツ。
なので、塗り分けがくっきりしています

そして、

ライトは電球色LEDで点灯します。
明るさは並で、ややオレンジ色に近いです

余談ですが、旧製品は昔KATOが出していた赤ナンバープレートセットを使って加工しています。そのセットには赤色のナンバープレートにLA17形避雷器、GPSアンテナと試運転ヘッドマークが含まれていて、手軽に新鶴見の赤プレ仕様を再現するセットでした。それに加えて青一色だった屋根を黒と灰色の大宮仕様で塗装しています

一昔前だと、赤プレ国鉄色の製品なんて無かったのですが、


今はそのものズバリが発売されたので、非常にありがたいものです

◎サイドを見てみましょう


(意外と短い車体長です)
文句なし、と言いたいところですが
クリームの帯が若干乱れているのがやや気になりますね


(参考用の実車)


近年のJR貨物所属機の特徴である助手側側窓の冷房ダクトはもちろん別パーツです


(実車の冷房ダクト)


製造銘板は文字がつぶれています

でもNゲージサイズなので、文字が読めなくともそれっぽく仕上がっていれば良いのでは?


(参考用の実車)


全検標記は「30-4 大宮車」と最初に述べましたがこれに当該するのは2068号機です
※2067号機は「30-3」

再び旧製品と並べてみると、


(上:2000番台復活国鉄色 下:旧製品)
旧製品はやっぱり車体長が長いですね

モニター窓や明り取り窓にガラスが入るようになったのも旧製品との大きな違いですね

◎車両を大まかに分解
ボディと下回り、屋根を分離すると


こうなります

窓ガラスは透明ではなくスモーク色、屋根は黒の成型色でパンタ台周辺にグレーを印刷してあります

実車の屋根はすぐに汚れるので実物が何色であるかはよくわかりませんね



(2066号機の屋根、何色よくわからないでしょ?)
信号炎管の根元を青色にすると
よりリアルなようです

なお、JR仕様で国鉄色と言えば、同じKATOでは品番3061-2「EF65 1000 後期形(JR仕様)」があります

それと比較すると、


(左:1000 JR仕様、右:2000 復活国鉄色)
ランボードや信号炎管、ステップの色、ホイッスルカバーの有無や避雷器の違いなど、色々と細かい差異がありますね

でも、車体の色に明確な違いはないようです

近年の全検出場車に見られる、特徴的な国鉄色を的確に再現
KATO公式が述べていたから、
青をやや原色寄りにしたりと、
何かしら差異をつけるかと思ったのですが…

単に「国鉄色」と意味だったのかな

こんなところでしょうか

現行仕様ですから、牽引する車両に困ることはないでしょう

私の場合、後ろにEH200とタキ1000を14~16両程度ぶら下げて、


早朝の根岸線名物、八王子行8097レを再現します

まとめると、塗装の乱れがあったので
丁寧に作って欲しかったところですが
最新仕様のPFが入手できて
私は非常に満足しております

◎小加工した話

さて、この復活国鉄色ですが2台購入しましたので、片方は小加工をして

かつて新鶴見機関区に在籍していたEF65 2119にします

用意するのは

ホビーセンターカトー 品番28-237「EF65 1000 黒Hゴムガラスセット」

その他ASSYパーツの
品番Z03-1506「EF65-500ホイッスル/炎管」
品番3061-1C3「EF65-1000後カプラーセット」
を用意します

ただし、今回はカプラーセットが入手できなかったので
手元にある品番3061-2「 後期形(JR仕様)」に部品取りになってもらいます



さて、この黒Hゴムガラスセットですが、
元々は品番3061-2「 後期形(JR仕様)」向けのパーツです

黒Hゴムのガラスとモニタがメインですが、

サービスで2119号機と2121号機のナンバーとGPSアンテナが含まれています

ところが、この2機を再現しようとすると助手席側窓の冷房ダクトが必須です。
品番3061-2「 後期形(JR仕様)」には冷房ダクトが当然ありませんから、
冷房ダクトのある「復活国鉄色」をベースにした方が手っ取り早いです

では、本題に入ります。
加工はそれほど難しくなりません

まずは車体を分解して

製品のホイッスルカバーを外して、金色のホイッスルに交換します

次に製品のスノープロウ付きスカートを外して、

スノープロウなしのスカートに交換します

そして「2119」のナンバープレートと、GPSアンテナを取り付ければ、


2119号機が完成です

ASSYパーツの入手が大変ですが
少し手を動かせば容易にバリエーションを増やせます



(実車ではなかった組み合わせです)

今回は単純にパーツを組み合わせだけで、そこまで面白い加工ではなかったかな?

本当はね、作ってみたい機関車はありますよ
PS17搭載で切り抜き文字だった1041号機とか作ってみたいですね

以上です


〇関連記事

新鶴見機関区の同僚、
KATO EF210 100番台シングルアームパンタ→コチラ

同じく新鶴見の同僚
KATO DE10 JR貨物更新色(2020年発売)→コチラ

新鶴見のちょっと変わった特定機、
TOMIX EF65 2127(広島更新色)→コチラ
TOMIX EF65 2089(広島更新色もどき)→コチラ

KATOのEF65シリーズ、
EF65 0番台一般形→コチラ

修正記録
2019年9月28日:投稿
2020年6月17日:画像差し替え・文章修正
2020年7月27日:小加工追加
2020年9月15日:リンク追加
2023年7月1日:新仕様の製品化発表に伴う修正

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 懐かしい京浜東北線~TOMIX 1... | トップ | 今日はたっぷりと。7月30日の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鉄道模型-機関車・貨車・客車」カテゴリの最新記事