Kボーイの根岸線日記

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1089号機にもどうぞ。TOMIXのEF65 2089号機 貨物更新色の話

2020-09-21 20:53:31 | 鉄道模型-機関車・貨車・客車

こんばんは

毎度お馴染みKボーイです。

また本日もNゲージ鉄道模型のお話をいたします

先日TOMIXからカラシ貫通扉のEF65 2127号機が発売されまして当然のように買いました。
(記事末尾の「関連記事」参照)

それに関連して2年前にも同じく、
TOMIXからEF65 PF形の特定機を模型化されましたね。

あれですよ、
2色更新色ながら広島更新色と同じ水色で塗られた上に、
蛍光灯カバー付きだったあのカマですよ。

今日はそれについて改めて語りなおします。
そんな訳で本日は、


TOMIXのEF65 2089号機 貨物更新色のお話です。

新鶴見機関区所属EF65の中でも変形機である2089号機です
2020年9月現在は国鉄色・赤プレート仕様ですが、模型は貫通扉以外は広島更新色塗装だった時代を再現しています。

◎模型の概要
まずは模型のざっくりとしたお話をいたします。

〇商品名:品番7104「JR EF65 2000形電気機関車(2089号機・JR貨物更新車)」2018年9月発売

(製品状態)

〇主な仕様

・2089号機特有の側面蛍光灯カバーを再現 
・広島更新色とも若干異なる独特の塗り分けを再現 
・赤色の「JR貨物」プレート印刷済み 
・ライトユニットはオレンジ色LED 
・パンタグラフはプラ製PS22 
・M-9モーター 

〇付属品
付属品は以下の通りです


(付属品集合)

・ナンバープレート(2089・1089号機)
・メーカーズプレート
・冷房用ダクト
・屋上パーツランナー(列車無線アンテナ/ホイッスル/信号炎管)
・前面手すり
・GPSアンテナ
・密自連形TNカプラー
・アンテナ用穴開け冶具

たくさんありますね。

なお、ナンバープレートは少し明るめのもみじ色を再現しています。

そして1089号機は銀文字印刷、
2089号機はブロックナンバー仕様でやや金色に近いメッキ文字です。

メーカーズプレートは貨物更新色共通品で、2089号機は「川崎重工・富士電機」を使います

〇少し実車の話
少し脱線して実車のお話をします。


(1089号機時代の実車 南武線西府にて)
実車は元々はごくありふれたPFでした。

それがJR化後、機関車に広告を掲示する計画が持ち上がり、
その一環で車体側面に蛍光灯カバーが設置されました

下の実車画像で言うと、JRマーク上と採光窓上にある3つの出っ張りが蛍光灯カバーになります。

そして、2006年に実車は広島車両所で更新工事を受けましたが、
工場側の手違いで3色更新色ながら正面の貫通扉がからし色、
ナンバープレートがもみじ色という特異な姿になりました。

手違いということで、短期間で広島車両所に再入場。
2色更新色に変更されましたが、やっぱりどこかおかしい。

もみじ色ナンバーそのままに広島更新色と同じ明るい水色に、
車体裾の水色帯の位置も広島更新色と同等。

端的に言えば「貫通扉以外は広島更新色」。
なんとも宙ぶらりんなネタガマが出来上がりました

その後も新鶴見機関区で活躍を続け、2012年の保安装置の設置に伴い2000番台へ改番。

2013年5月に大宮車両所から出場した際に一般的な大宮更新色となり、
さらに2019年7月に国鉄特急色へ復帰。

一周回って元に蛍光灯カバーだけのプチ変形機に戻り現在に至ります

長々と実車の話をしてしまいましたが、
模型は貫通扉以外は広島更新色であった頃の姿を再現しています。

ただし、若干落とし穴があります。

先ほど「主な仕様」で赤色の「JR貨物」プレートが印刷済み、
と述べましたがこれがなかなかの曲者です

実はこの「JR貨物」のプレートですが
、1089号機時代は下の画像のように白でした。

どうも2089号機へ改番後に赤色になったようで、
模型は厳密を言うと1089号機にはなりません。

無論気にしない、あるいは文字を消去すれば1089号機としても楽しめます。

さらに言うと、

メーカーズプレートも銀色でしたが、模型の付属品では共通品の白です。
再現が難しいので仕方がないかな?

模型の概要は以上です

◎付属品取り付けと小加工でグレードアップの話 
さて、模型の概要が終わったところで
続いて付属品の取り付けなど入線整備をいたします。


(付属品取り付け前)

まずは説明書通りに付属品を取り付けます。

JR仕様の模型ですが、
例によって列車無線アンテナとGPSアンテナは
自分で取付穴を開ける必要があります。

穴開けは付属の治具を使います。
治具にも向きがあるので間違えないようにしましょう。
穴の大きさは列車無線アンテナは0.5mm、GPSアンテナは0.6mmです。

さて今回は付属品の取り付け以外に、
グレードアップ目的の小加工を2つ行います

一つ目はプラ製パンタグラフの交換です。
この製品のPS22パンタグラフはプラ製です。

プラ製パンタは色合いや上昇姿勢は良いのですが、
何かの拍子で容易にバラバラになりやすいのという欠点あります

そこで、KATO製のEF65用PS22パンタ(品番3061-1F)に交換します

取付に際して特別な加工は一切不要。
元パンタのの取付穴にKATO製の足がすっぽり収まります。

(プラパンタよ、さらば)
もっともこれは有名な加工なのでご存知の方も多いと思います。

もう一つの小加工はヘッドライト基盤の交換です。
製品に使用されているオレンジ色のLEDは、その色味もさることながら、

このように非常に暗く、もはや点灯していないのではないかと疑うレベルです。

そこで用意するのはコレ。

品番0723「ヘッドライト基盤(常点灯CL・電球色LED・2個入」です
グレードアップ用パーツとして売られているようで、2個入りで1200円します


交換方法は動力ユニット上の蓋を外し、
向きに注意しつつ元の基盤と交換します

交換後はコチラ。

まだ暗い?
これでも元の基盤よりは格段に良くなっております

整備はこれで終わりです



(整備後の姿)

◎各部のチェック◎

2089号機の最大の特徴である蛍光灯カバーは車体にモールドされています



(側面全体)

次に通常の2色更新色とは異なる水色、塗り分け位置を確認しましょう。
単独ではわかりにくいので、広島更新色の2127号機、大宮仕様2色更新色の1000番台前期型を一緒に並べます。

左の1000番台前期型よりも、真ん中の1089号機の方が明るい水色です。、裾の水色帯の位置がやや低く、貫通扉下のステップが水色であることも確認できます。

右の2127号機とは貫通扉以外は同じ色、同じ塗り分けですね。



屋上の塗り分けは三者三様です

こんなところでしょうか。

◎まとめ
EF65は基本KATO派な私ですが、
TOMIXも心をくすぐるような特定機を製品化するので、
ついつい買ってしまうのよね。

2089号機なんて、まさか製品化するとは…

しかし、惜しい事に模型としては旧仕様になってしまいました

先日発売された同じく特定機の2127号機からは、
M-13新モーター・電球色LED・金属製パンタが採用されただけに、
もう少し製品化が遅ければ…なんて思ってしまいます

さて、牽引する貨車は主にコンテナ車やタンク車ですが、
個人的にはタキ1000の米タンなんておススメですよ。

2010年から2011年にかけて頻繁に充当されていましたから

以上です

関連記事

2020年9月に広島更新色が新発売、
TOMIX EF65 2127→コチラ

新鶴見の同僚は続々と国鉄特急色に復帰、
KATO EF65 2000 復活国鉄色(2019年9月発売)→コチラ

お供におススメ、KATOのタキ1000・米タン→コチラ

修正記録
2018年9月24日投稿
2020年9月21日修正

 

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