Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
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LEDの新仕様~KATO・251系「スーパービュー踊り子」新塗装を買う

2017-09-01 00:38:24 | 鉄道模型-特急・急行形

こんばんは

少しは物を減らしたいなあと思うKボーイです

とか言いつつ、今日はこんな物を買いました

(伊豆方面への看板列車です)

KATO 品番10-1411
「251系『スーパービュー踊り子』新塗装 基本セット」です


基本セットのみの入線です
増結セットは・・・高いのでひとまずパス




実車は平成2年(1990) 4月に登場した特急形電車
東京から伊豆方面への観光輸送に特化した仕様となっています

185系?あれは爆音を楽しむ特急車両です

観光特急にふさわしく
ダブルデッカー車両とハイデッカー車両で構成
曲面を多用した斬新なフォルムが特徴です


平成14年(2002) からリニューアル工事が施工され
薄い青と灰色の塗装から、白と青緑をベースとした新塗装になりました

さて模型の方は、RE-2編成をプロトタイプにしています

KATOの251系の歴史は古く、正確な発売時期はわかりませんが
平成4年(1992年)のKATO総合カタログにおいて
251系が表紙を飾っているのでその頃かと


そして、この時期は室内灯標準装備の製品を多く発売していた時期で
251系も室内灯が標準装備でした
(他に651系「スーパーひたち」や24系「北斗星」など)

しかし、この時代は白色LEDなんて便利なものは存在せず
(青色発光ダイオードがやっと開発された時期)
光源には消費電力の大きい白熱電球を用いていました

そのため、
汎用コントローラーである「パワーパック スタンダード」では
室内灯をフル装備すると容量不足でした

現在は1Aですが、
私がNゲージを始めた当時のそれは0.8Aだったはずで

「室内灯を装備した6両編成まで対応」
と説明書きがありましたが

消費電力で見ると
動力車:0.3A
ヘッド・テールライト(白熱電球):0.06A
室内灯(白熱電球):0.06A

6両編成の電車と仮定すると
(動力車×1)+(ヘッド・テールライト×2)+(室内灯×6)
すなわち
0.3+0.06×2+0.06×6=0.78A

数字にすると余裕があるように感じません
実際、室内灯付き6両で走らせると苦しい感じでした

また、あまりに消費電力が高い状態で
長い時間走行させると安全回路が作動するという問題もあり
私は室内灯標準装備はあまり良い印象がありませんでした

今回も室内灯は標準装備ですが

さすがにヘッドライト・テールライトも含め
消費電力が少ない電球色LEDになりました
実車の車内は普通の蛍光灯なのですが・・・

例によっては室内灯はやや暗め
ある程度コントローラーのつまみを回さないと
明るい部屋だと点灯しているのかよくわかりません


また車端部に汚物処理装置が再現されました





曲面が多く複雑な形状の先頭車も上手に再現されています
基本設計は20年以上前ですが、さすがKATOといった風情

なお実車には

オデコの部分にもライトがありますが模型ではモールドのみ

しかし、実車も滅多に点灯しないので問題ないでしょう




付属の行先表示シール

「スーパービュー踊り子」の東京・池袋・大宮・伊豆急下田の各行先、
および「おはようライナー」「ホームライナー」が収録
定期運用のすべてをカバーしています


付属のアンテナパーツ

例によって、ざっくりと車両紹介



伊豆急下田方先頭車・1号車 クロ250-2
1階はグリーン車利用客専用のラウンジです




2号車 サロ251-2
1階は4人用個室で、個室の仕切りも再現されています


4号車 モハ251-102
パンタ付きの電動車です

本来は3号車のモハ251-4とユニットを組むはずですが
何故か相方は増結セット…



5号車 モハ250-102

動力車はこちらに設定
こちらも本来はモハ251-4とユニットを組みます


9号車 サハ251-2

東京方に多目的室があります

多目的室は主にハイデッカー構造のため普通座席の利用が難しい
車椅子利用客用に使われるそうです




東京方先頭車・10号車 クハ251-2

1階はこども室と授乳室を設置
ちなみにライナー列車使用時は1階を封鎖します

ここまでざっくり説明しました

地元で見かける車両なので
以前から欲しいとは思っていましたが
前述の通り、室内灯が標準装備故に敬遠していました

それが今回の生産から室内灯の光源がLEDになったことで
安心して買えるようになりました


運用範囲はそれほど広くありませんが、
組み合わせる車両には困らない車両かと


なお

この製品は構造が特殊です

検索エンジンで「KATO 251系」と入力すると
次に続くワードは「分解」が上位にきます

それだけ、製品の分解方法を知りたい方が多いようです

一般的なNゲージ完成品は
ボディと床板が別というのが基本構造ですが


このようにボディの青緑部分と床板が一体という
かなり特異な製品となっています

そのため分解が非常に困難

破損リスクが高く、ていうか傷をつけずに分解するのが無理

ですから、無用の分解は絶対に避けるべきです




と言いつつ分解していますが
これはジャンクで見つけた中間車を分解しています

分解する場合、まずは

妻面のホロを上から引っ張って外します


ここまでは良いのですが、この先は強引です

青〇で囲ったところに穴があるので、
そこに細いドライバー入れて
車体の青緑部分を外側に浮かせる感じでツメを外し
あとは両端のツメを強引に外しました

怖いもの見たさで分解してみたけど
案の定、少し車体にヒビが貼りましたね

分解を要する際は、基本メーカー修理を依頼することをお勧めします

以上です

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2017年11月発売の「185系200番台 踊り子色」→コチラ

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