※2024年7月18日追記:この記事は旧製品の記事です。新仕様について知りたい方にはあまり読む価値はありません。
こんばんは
毎度馴染みのKボーイです
さて、今日はお待たせNゲージのお話です。
お題は90年代生まれの房総特急。
実車はすっかりベテラン車両になりました
KATO 255系 「Boso View Express」です
実車は1993年に登場した、JR東日本の特急形電車として初のVVVFインバータ制御を採用した電車です。鮮やかな外観からして行楽輸送用に見えますが、実際には通勤輸送も念頭に設計されています。
◎模型の概要
模型は2015年発売で、2次車の機器更新仕様となります。
何と言いますか、
結構手間がかかる模型なのに、よくぞ出してくれた
と思います。
専用金型も多いでもんね。
なお、255系のNゲージはマイクロエースが先行しており、複数の製品が出ておりますが、KATO製とは仕様が被りません
〇模型の主な仕様
- プロトタイプは幕張車両センター所属のBe-05編成
- 基本5両セットと増結4両セットの構成で小形ブックケース入り
- 先頭車は強化形スカート交換後の姿を再現
- 電動車は機器更新後の姿を再現
- カプラーはボディマウント式KATOカプラー密連形(フック付きタイプ)
- ライトユニットは電球色LEDを採用
- ヘッドライトはおでこのライトも点灯するハイビーム状態を再現、
- 内装パーツは普通車は青紫、グリーン車は青で成形
〇基本セットの内容
□商品名:品番10-1285「255系5両基本セット」
□車種構成
●クハ254-5 (1号車)
●モハ254-10 (2号車)
●モハ255-10 (3号車)動力車
●サロ255-5 (4号車)
●クハ255-5 (9号車)
□付属品
●行先表示シール
シールはコチラです。
内容は2015年当時のものです。
●「さざなみ」東京行・館山行
●「わかしお」東京行・安房鴨川行
●「新宿わかしお」新宿行
●「しおさい」東京行・銚子行
●「ホームライナー千葉」
が収録されています
2021年現在も通用する内容ですが、
「しおさい」は昼間の列車を想定すると指定席表示が不足します。
模型が発売された頃は「しおさい」の普通車指定席は5号車のみでした
2021年現在は、2・3・5号車が普通車指定席です
(引用『JTB時刻表』 2021年11月号より)
〇増結セットの内容
□商品名:10-1286「255系4両増結セット」
□車種構成
●サハ254-5 (5号車)
●サハ255-5 (6号車)
●モハ254-9 (7号車)
●モハ255-9 (8号車)
□付属品
●行先表示シール(基本セットの同じもの)
模型の概要は以上です
◎実車のちょっとした話
(実車 Be-05編成 銚子駅付近の踏切にて)
255系は1993年製の1次車(Be-01・02編成)と、
1994年製の2次車(Be-03~05編成)に分かれます。
両者は側窓の処理の仕方が異なります。
1次車は側窓が金属押さえで窓枠があります。
対して、2次車は接着方式したので、
窓枠がなくなってすっきりしています。
そして、押さえが無くなった分だけ、
窓が上下方向に拡大しているようです
ここまではっきりと違いがわかるようだと、
Nゲージでも1次車と2次車で違いが出てきちゃいますね
◎模型の細部
まずはお顔からです。
普通に良いお顔ですよね。
ヘッドライトはおでこ部分も点灯するハイビーム状態を再現しています。
非常に明るく点灯するのも良いですね
車体と床板を分解するとこうなります
普通車の内装は青紫色で成形されています。
画像の奥の車両はサハ254形で、
横1列の車椅子対応座席も再現されています
続いて側面を見てみましょう。
(クハ255-5の側面)
側面もいい雰囲気です。
なお、個体差かもしれませんが、
私の手元にあるのは若干黄色が透けています
(VVVF部拡大)
(モハ254-10の側面)
モハ255形と同様に、こちらもSIVが更新された姿になります
(SIV部拡大)
グリーン車のグリーンマークは
号車表示の下に小さく表示されています。
こんなに小さくても、印刷はバッチリです。
T車用台車は各車両同じものをはいてます
所を変わって屋根上です
先頭車の信号炎管と列車無線アンテナは別パーツで、取り付け済みです
実車のパンタは253系と同じPS26Aで、
模型でも253系と共通部品です
模型の細かい所は以上です
◎車両紹介
ここからいつも通りの車両紹介です。
●1号車 クハ254-5
東京・新宿方先頭車です。
●3号車 モハ255-10
VVVFやコンプレッサーを搭載する中間電動車です。
模型では動力車です
●5号車 サハ254-5
多目的室、車椅子対応座席のある車両です。
そのためサハ255形とは窓割が異なります。
●6号車 サハ255-5
中間付随車です。
洗面所がないので床下がスッキリしています
●7号車 モハ254-9
現在はSIVのみモハ254形ですが、
機器更新前は個別制御のVVVFだったので、
モハ254形にもVVVFが搭載されていました
●9号車 クハ255-5
銚子・安房鴨川方先頭車です。
この車のみ両側にデッキがあります
車両紹介は以上です
◎まとめ
来月ぐらいにトミックスから房総の209系が発売されるということで、KATOの255系について書いてみました
発売から時間が経って店頭在庫はほとんどないと思います。
これでも発売された頃はどこの店でも売れ残っていて、量販店で特価品になるぐらいでしたが、気づけば売れて中古市場も値段が高騰しております。KATOことですから、実車が無くなるようなら再生産すると思います
おそらく実車もそう長くないと見た
ということで以上です
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