こんにちは
中古鉄道模型店のホビーランドぽちの
鉄道模型フェスティバルに行くと、
何かしら検品するKボーイです
買うか買わないかは別として
それはさておき
ある日「ポ」の字がつく店で
懲りもせずジャンク品をゴソゴソと漁っていたら
面白いものを発見、そして無駄遣い
購入したのは
KATO製211系0番台のクハ211とモハ211ですが、
カプラーに注目
KATO公式でも黒歴史と認める初代ドローバー
を装備した最初期品です
最初期品を実際に入手したのははじめて
KATOの211系は実車が登場して間もない昭和61年(1986年)に
発売されましたが、その最初期品に採用されたのが
(『KATO Nゲージ50周年記念誌より』)
この初代ドローバー
伊豆急2100系「リゾート21」で初採用され、当初は好評だったので
次に211系に採用したところ、最大15両の長編成故に
連結・解放に手間がかかり過ぎてまったくの不評
この問題に対処するために、現在のKATOカプラーNが開発されました
ドローバーの外観
ジャンパ線の表現があり、中々リアルです
車両への取り付け例
ドローバーのピンを台車のリングの所に引っかける方式です
さて、問題は車両同士の連結作業
線路に置いた状態
ここから、ドローバーを相手方の車両に差し込みます
あの…どうやって連結するのですか?
ドローバーは簡単に首が振るし、少し下に垂れ下がっている…
線路に置いた状態で連結するのは不可能
色々考えた結果
ドローバーをついた車両を少しだけ持ち上げて、
相手方の台車のリング部分にドローバーを少し引っかけたら
静かに車両を線路において、グイっと押す
そうすれば連結できます
言うのは容易いですが
実際にやってみると大変
これを15両分繰り返すのは苦行である
これは間違いなくKATOの黒歴史ですわ
うーん
でも、連結するといい感じ
大きさもリアルです
一方で
比較用の現行品・KATOカプラー密連形
こちらは電気連結器を模したフックで連結します
そこそこリアルで扱いやすいのが特徴
改めて優秀なカプラーであることを認識しました
短期間で消えたドローバーですが
Nゲージの進化を語る上で非常に興味深いのは間違いありません
実際に扱ってみると、苦笑い
KATOカプラーNや密連形に交換した方も多いはずで
よくぞドローバーのままで残っていたものです
なお、最初期品はドローバー装備の他に
窓枠にもメッキが施してあるのが特徴です
実用性はないのですが
珍しかったので無駄遣いしたお話でした
以上です
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