今朝はけっこうな豪雨です。おそらく側溝があふれて道路は激流状態でしょう。こんな中、雨の止み間を見計らってでしょうが、バイクで新聞を配っている方々、本当に大変です。その他の人も含めて、みなさんのおかげで「日常」が支えられていると改めて思います。
さて、今日は日曜小倉の北九州記念を検討してみます。芝1200のハンデ戦で、ほぼ毎年波乱になっています。馬券的妙味なら、同じ日の札幌記念よりも断然こちらでしょう。最近メインが冴えないので、これは札幌記念以上に当てたいレースです。
TV西日本北九州記念【2023年8月20日小倉11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
テレビ西日本賞北九州記念の過去10年データ、好走馬一覧(2023年8月20日小倉11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
過去10年のデータからレース傾向をみていこうと思います。まず過去10年の3着以内馬の斤量から。
・57㌔ 2頭
・56.5㌔ 2頭
・56㌔ 3頭
・55.5㌔ 1頭
・55㌔ 7頭
・54㌔ 4頭
・53㌔ 6頭
・52㌔ 2頭
・51㌔ 3頭
全体的に軽量馬が優勢ですが、他のハンデGⅢ戦と比べると、突出して多いと言えるほどの斤量はなく、どれもそれなりに出ている印象です。あまり特定して絞り込まない方が無難かもしれませんが、念のため、今回55㌔と53㌔の負担重量に該当する馬を一応挙げておきます。
〇55㌔:エナジーグラン、クリノマジン、サンキューユウガ、シゲルピンクルビー、ストーンリッジ、スマートリアン、テイエムスパーダ、デュガ、リプレーザ、ロンドンプラン、ロードベイリーフ
〇53㌔:レジェーロ
これだけ対象が多いと、やはり気にしない方が得策です。
つづいて、性齢も見ておきます。
・3歳=4頭 ・4歳=8頭 ・5歳=11頭 ・6歳=6頭 ・7歳=1頭 〇牝馬18頭
5歳馬が多いとはいえ、他のハンデ戦と比べて3歳馬が頑張れるレースと言ってよいと思います。かつ、何といっても牝馬が強い。ここ5年の上位3頭のうち、2頭は牝馬の「指定席」となっていますので、ここは狙わない手はありません。今回も今のところ9頭出走予定ですので、中心馬はこの中から選ぶのが「定石」でしょう。
つづいて、持ち時計ですが、JRA・HPの「データ分析」にこう書いてあります。
速い持ち時計のある馬が有力
北九州記念は馬場状態にもよるが1分6秒台の決着も珍しくない高速レース。直近5年の優勝馬には、芝1200メートルで1分7秒3以下の持ち時計があった。できれば1分6秒台、遅くとも1分7秒台前半の持ち時計のある馬が有力と考えたい。
データ分析:テレビ西日本賞北九州記念 今週の注目レース JRA
そこで、1分7秒台前半以上の(以下の?)早い持ち時計のある馬を挙げてみると(〇数字は人気順、□数字は着順です)、
・牡4 55クリノマジン 22/07/17小倉 54 2勝・戸畑特別 ①1⃣ 1分07秒1 33.9
・牡7 55サンキューユウガ 23/07/02中京 54 GⅢ・CBC賞 ⑧2⃣ 1分07秒3 33.2
・牝5 55シゲルピンクルビー 22/05/08中京 55 OP・鞍馬S ①1⃣ 1分07秒1 33.2
・牡4 57ジャスパークローネ 23/07/02中京 55 GⅢ・CBC賞 ⑧2⃣ 1分07秒2 33.5
・牝5 52スティクス 22/07/03小倉 52 GⅢ・CBC賞 ⑥7⃣ 1分06秒9 35.0
・牝6 55スマートリアン 22/07/03小倉 53 GⅢ・CBC賞 ⑤4⃣ 1分06秒7 33.7
・牝4 55テイエムスパーダ 22/07/03小倉 48 GⅢ・CBC賞 ②1⃣ 1分05秒8 34.0
・牝6 54ボンボヤージ 21/07/10小倉 55 3勝・マレーシアC③1⃣ 1分06秒9 33.8
・牝6 51メイショウゲンセン 23/03/11中山 53 3勝・アクアマリS⑨2⃣ 1分07秒4 34.4
・牝3 54モズメイメイ 23/05/27京都 55 GⅢ・葵S ④1⃣ 1分07秒1 33.2
・牡6 55ロードベイリーフ 22/07/03小倉 54 GⅢ・CBC賞 ⑧6⃣ 1分06秒9 34.2
前走のステップで多いものは以下のとおりです。
・CBC賞 8頭
・アイビスSD 8頭
・バーデンバーデンC 4頭
・佐世保S 3頭
あともうひとつ、血統について。小倉の芝1200と言ったら、何をおいてもサクラバクシンオーですので、この血脈のある馬を挙げておきます。
・エナジーグラン :母父サクラバクシンオー
・クリノマジン :祖父サクラバクシンオー(父ビッグアーサーの父)
・サンキューユウガ:母父サクラバクシンオー
あと、フレンチデピュティ-クロフネの血脈も小倉を好走しているので、念のため、この血脈のある馬も挙げておきましょう。
・ストーンリッジ :母父フレンチデピュティ
・ママコチャ :父クロフネ
最後に、宮田式バイオリズムが◎の馬を挙げておきます。
・クリノマジン 4・3・1・9
・スティクス 4・0・1・14
・スマートリアン 5・4・3・13
・ママコチャ 5・1・2・3
・メイショウゲンセン 3・4・1・7
・ロンドンプラン 2・0・0・1
3歳馬のモズメイメイは重賞を2勝しているため、斤量は54㌔ですが、このメンバーに入っても時計的にはけっこうやれそうです。3歳馬が走る過去の傾向をみても、ここは主役候補の一頭と見て間違いありません。大方の見方も同じでしょうから、ここは人気になるのは避けられません。ただ、過去10年で3着以内に来た3歳馬は、去年3着のナムラクレアでも53㌔で、あとは51・52㌔ですので、54㌔は3歳馬の斤量としては重い印象が拭えません。この1㌔の差が結果に影響しないかどうか。気がかかりな点はそれだけです。
相手は(というか、個人的な狙い馬はこちらですが)スマートリアンでしょうか。前走福島TV杯は外から伸びて、一緒に伸びたストーンリッジを抑えました。上がり脚と斤量を考えると、3着に敗れたストーンリッジの方がおもしろいのですが、今回バイオリズムがいいので、スマートリアンの方を抜擢したいと思います。去年4着でしたので、今年はさらに上を期待します。「惑星」は距離経験のないママコチャです。前走安土城S(1400m)は好位から抜け出す強い競馬でした。他の先行馬がだいたい潰れてこの馬だけが残っての圧勝劇でしたので、この走りなら1200でも先行して押し切れる感じがします。斤量55.5㌔の0.5㌔差がどう出るか。あとは、去年逃げて1分5秒台のレコードを出して勝ったテイエムスパーダが、近走ようやく調子が上向いてきたので、また大逃げを見せて場内を沸かせてくれないかと思っています。
ということで、今日のところは、スマートリアンとママコチャの2頭を推しておこうと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。台風の進路方向に近い地域に被害が少ないことを祈ります。一日何とか無事でありますように。
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